ゲッコーステイト
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「交響詩篇エウレカセブン」の記事における「ゲッコーステイト」の解説
ホランド・ノヴァク 声 - 藤原啓治 / 少年時代 - 浅野まゆみ ゲッコーステイトのリーダー。29歳の男性。アマチュアリフ世界大会の歴代最年少チャンピオン。塔州連邦軍の特殊部隊SOF元エース(元SOF第1機動部隊部隊長)。デューイの実弟で王家の末裔。 自己顕示欲旺盛な彼の戦闘スタイルは一見派手で大味だが、その能力は白兵戦、LFO戦、戦術指揮のいずれも卓越しており、極めて冷徹かつ的確。 いつも強気で弱音を口にしない。初期はタルホら女性陣から「第二次性徴期真っ最中の子供」と言われ、大人気ないところがあった。また、エウレカを傷つけるものには容赦なく、レントンの短絡的な言動に怒ることも多かった。タルホの妊娠を知り、精神的に成長。心が通じ合っていくレントンとエウレカのことを認めるようになる。 現在の恋人はタルホだが、初恋相手はレントンの姉ダイアン。かつてエウレカと共にゾーンと呼ばれる幻覚的空間に入ったことがあるらしい。 左腕に王の継承者を示す入れ墨があるが、チャールズは「王の金枝を受け継ぐ者がホランドでなくて残念だ」と語っていた。 漫画版ではアドロックとの接点が多く追加されている一方、ダイアンとの接点が無くなっているため、タルホとの恋仲が明確に描写されている。また、原作同様に粗暴さが目立つが若干和らいでおり、良くも悪くも人間味(父性愛)のある側面が強調されている。 タルホ・ユーキ 声 - 根谷美智子 ゲッコーステイトの創設メンバーで月光号の操舵士。26歳の女性。ホランドの恋人。元軍情報部所属。雑誌「ray=out」のグラビアモデル。 ホルターネックのヘソ出しキャミソールにローライズのマイクロミニスカートという露出の著しい服装。美人だが性格は上品とは言えず、エウレカに過保護なホランドの態度や姿無き恋敵ダイアンに対して嫉妬心を隠さない。その反面、レントンにとっては姉(ダイアン)のような存在でもあった。軍人時代は上官であったデューイの恋人だった。 ホランドの子を妊娠したことによる心情の変化から、それまでのギャルファッションを捨て去り、髪を切った。妊娠したことをしばらくはホランドに黙っていたが、自身の決意やお腹の子やエウレカやレントンたちを守ることをホランドに告げている。それからはレントンをからかって遊ぶような子供じみたことはしなくなり、エウレカに対しても仲の良い母親のように接している。また首都襲撃以降は操舵をムーンドギーに任せ、戦場に出ることの増えたホランドに代わって艦長を代行する。 漫画版ではホランドとダイアンの接点が無くなっているため、ホランドとの恋仲が明確に描写されている。 ハップ 声 - 山口太郎 ゲッコーステイトの副リーダー兼金庫番。29歳の男性。 ホランドとは3歳から付き合いがある幼馴染であり相談相手。かつてホランドに、軍を抜け反抗しようと提案した。やや小太りながらガッチリした体型で、服装はいつも短パンにTシャツ(トイレでは全裸になる)。笑顔を絶やさず、ハメを外すのも好きだが、メンバーが行き過ぎた行動に出るとそれを止める役割も担う「子供みたいな所のあるオトナ」である。普段は優しく平和主義的だが、戦闘時には冷静な判断を行う。 ケンゴー 声 - 大木民夫 ゲッコーステイトの創設メンバー。45歳の男性。月光号の主。砲術士。 真面目一徹の融通が利かない軍人だったが、ホランドとの出会いで人生観が変わり、今に至る。厳つい髭と、鳥の羽をあしらったコサック帽がトレードマーク。非常時にも動揺することなく、ホランドたちに適切なアドバイスを送ることができる。 マシュー 声 - 中村彰男 月光号のLFOライダー、前衛担当。25歳の男性。 黄色のランニングシャツが似合う、陽気で気さくなゲッコーステイトのムードメーカー。面倒見がよく、序盤苦悩するレントンに幾度も話しかける。ヒルダと付き合っているが、歯の浮く冗談を言っては彼女にたしなめられている。多数の12インチ盤レコードを持ち、艦内の食堂スペースで時節DJの腕を披露する。その耳は微細なノイズも聞き逃さず、そのおかげでクルーが助けられたこともしばしば。 ヒルダ 声 - 浅野まゆみ 月光号のLFOライダー、射撃が得意な後衛担当。25歳の女性。元公務員。マシューのパートナー。 タルホと仲が良い。真面目で明るく、メンバーの体調を気遣うなど面倒見の良いゲッコーステイトの「お母さん」的な存在。 ムーンドギー 声 - 宮野真守 ゲッコーステイトのメンバー。16歳の少年。本名ジェームズ・ダレン・エマーソン。 金髪で長身の美少年だが感情が高ぶると妙に言葉が秋田弁っぽく訛る。 当初は月光号内で専門の役割がなく「ゲッコーステイトのお笑い役」の地位を巡ってレントンに対抗意識を燃やす。しかし、タイミングが悪く、周囲の人間を興冷めさせてしまうことも多い。レントンからは「ドギー兄さん」と呼ばれ慕われている。ギジェットとの恋愛は着実に進行中。 リフやサッカーが得意。空船の船舶免許を持っており、首都奇襲戦を機にタルホに代わり月光号の操舵担当となる。当初は操作に無駄が多くケンゴーに一喝されている。巧みな操縦技術でゲッコーステイトの戦いに大きく貢献する。 ギジェット 声 - 水沢史絵 月光号の通信士。15歳の少女。緊急時には索敵も担当する。ムーンドギーの恋人。 エウレカと並ぶ月光号のアイドルで、南国風美少女。タルホとヒルダのような女同士の良き友達関係に憧れ、エウレカと女の友情を築こうとする。エウレカに初めて「恋」という感情の存在を教えた。それ以降、レントンとエウレカの関係を度々フォローしている。 ジョブス 声 - 志村知幸 月光号の主任機関士。ハードウェア担当のメカニック。33歳の男性。 端整な顔立ち、レトロなサングラス、トラディショナルなスラックス&ベストに黒革のグローブ、そしてスキンヘッドという個性的でハイセンスなルックス。性格はクールでリアリスト。夢想家なウォズとは、性格が正反対でケンカをすることも多いが、仲の良い相棒。前衛的な論文を書くアーキタイプ研究者のグレッグ博士を崇拝している。 ウォズ 声 - 長島雄一 月光号のレーダー士。ソフトウェア担当のエンジニア。33歳の男性。 ラフでルーズなヒッピー風ファッションに首からはコンパク・ドライヴをぶら下げ、独特の四角いヘッドフォンを装着している。性格は夢想家で、正反対だがクールでリアリストのジョブスと仲が良い。 ミーシャ 声 - 沢海陽子 月光号の専属医師。40歳の女性。グレッグ博士の元妻(研究に対する見解の相違が原因で別れた)。 アーキタイプやエウレカを対象とする研究者。研究継続を条件に月光号に乗り移った。エウレカに対しては心身共に気遣い、優しく接している。メンバーの中では研究者らしい一歩引いた視点を有するが、確固たる思いを貫き自らの意見を述べる時もある。 ストナー 声 - 松本保典 月光号機上フリーカメラマン。30歳の男性。 ジャーナリストとして乗員の姿を撮影すると同時に、雑誌「ray=out」の編集に携わる。一歩引いた目線で物事の真核や根本の部分を捉え執筆活動を行なう、生粋の報道写真家である。自己のモラルに反する場面ではレンズを向けない。 リフの心得はないが、劇中のモノローグでは文化人類学的視点からリフと1万年前に母星地球で人類が嗜んだサーフィンについて相関的に語る。自由時間中はマシューといることが多く、遊び心を欠かさない。戦災孤児であったため、親の顔を見たことがないという。 ゴンジイ 声 - 石森達幸 月光号に乗り込んでいる謎の男性老人。 年齢は不明。占い師らしく、その占いはよく当たるのでメンバーには好評。神出鬼没でいつも艦内の何処かしらでお茶を淹れては飲んでいる。 最終話にて、正体は人間を監視するため月光号に乗船していたコーラリアンであったことが明かされる。エウレカには思うところあったため、彼女に言葉をかけている。 漫画版での正体は元賢人で、本名はゴン・カルマパ。また、事実上ゲッコーステイトの創設に携わった人物にもなっている。 小説版では名称不明の占い師(コック兼任)として登場している。 カイル 小説版にのみ登場。赤銅色の胸板が厚い大男で、腕利きのリフボーダー。 世界中を飛び回りリフをする目的でゲッコーステイトに参加。もっぱら、危険を顧みずに生身で艦外に飛び出してリフをするパフォーマンス要員として活躍する。 原作におけるハップのポジションに相当する人物で、ホランドに対しても臆せずはっきりと意見を言う。作中中盤でハップが艦を降りた後は彼のポジションを埋める活躍を見せる。
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最新鋭巡洋艦・「月光号」を駆る神出鬼没の空賊。リーダーはホランド。秀でたリフボーダーである彼やエウレカは、通常目には見えないトラパーの流れを読むことが出来る。自ら雑誌「ray=out」を出版し、リフやファッションの記事で注目を集めると同時に政府が隠蔽しようとする事実について民衆を啓蒙する。
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