クロハ481形とは? わかりやすく解説

クロハ481形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 11:57 UTC 版)

国鉄485系電車」の記事における「クロハ481形」の解説

特急列車短編成化少なからず要求されるグリーン車需要に対応すべく、クハ481形客室前位にグリーン室を設置した形式である。 1 - 13 クロハ481-5 グリーン民営化後1987年 - 1988年JR九州小倉工場で計13両が改造され区分1 - 8種車クハ481形200番台。 9 - 13種車クハ481形300番台 グリーン席は3列×5席。 1993年に1がクハ481-226に復元2000年に9 - 13廃車残り車両2012年まで廃車された。 201 - 208 1986 - 1987年熊本発着有明3両編成化によりクモハ485形100番台編成組成することから、小倉工場クハ481形200番台8両に改造施工200番台区分だが、施工0番台よりも先の国鉄末期時代であり、全車JR九州継承グリーン座席は、当初新幹線0系廃車発生品3列×3席を流用したが、分割民営化後1989年201除いて0番台同数新型シート3列×5席に交換全車JR九州承継されたが2012年まで廃車となった。 クロハ481形JR九州所属車改造一覧クハ481226 232 233 234 239 241 251 262 312 328 329 341 353 クロハ4811 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 クハ481236 242 244 248 249 250 252 259 クロハ481201 202 203 204 205 206 207 208 クロハ481形200番台北近畿」用改造車 クロハ481-301 209 - 215301・302 1986 - 1987年に「北近畿」用として吹田工場改造施工されグループ200番台種車クハ481形200番台300番台クハ481形300番台による区分であり、国鉄時代改造施工開始されたため九州地区向けとされた201 - 208に続く209から付番された。 グリーン席座席配置2+2普通席との仕切部窓を縮小するなど九州地区向け仕様車との差異がある。 1989年301クハ481-309へ、1991年213クハ481-201へ復元されたほか、クロハ183形800番台改造された。 クロハ481形JR西日本所属車改造一覧クハ481209 210 211 212 201 204 205 309 354 クロハ481209 210 211 212 213 214 215 301 302 303 JR東日本1989年土崎工場クハ481-348に施工し定員16名の半室グリーン室化改造車番JR西日本所属車の続番となる303付番された。 秋田運転区配置され後述する1022 - 1027グループと共通運用されたが、2000年復元同時にリニューアル改造されクハ481-3348となり、既にJR西日本所属車復元もしくは他形式改造されていたため区分消滅したクハ481-348→クロハ481-303→クハ481-3348履歴 クハ481-348クロハ481-303クハ481-3348日立製作所 新製1976.5.22 土崎工場 改造1989.2.24 土崎工場 改造2000.3.30 廃車2015.7.1 配置青森秋田 秋田 上沼垂(新潟1000番台 1986 - 1989年・1993年土崎工場青森運転所クハ481形1000番台29両と1500番台1両に半室グリーン改造施工しグループ座席はすべて2+2であるが、グリーン定員2種類存在する国鉄時代改造された9両を含み全車JR東日本所有したが、施工内容改造目的若干差異があるとともに後に3000番台化やクハ481形への復元。さらに3000番台改造同時にクハ481形復元など改造経緯複雑な車両多く新潟配置車はグリーン部分冷房装置をAU13E形からAU112形への交換施工もある。 2015年8月12日新潟車両センター所属の1029が廃車され区分消滅ならびに形式となったが、本グループは以下の4グループ分類されるクロハ481-1003グリーン定員12グループ 1001 - 1009 国鉄末期1985年3月14日ダイヤ改正青森運転所運用では、編成からサロ481形外しモノクラス6両化されたが、1986年11月1日ダイヤ改正で「たざわ」運用ならびに間合い山形 - 秋田間の「つばさ」1往復秋田運転区から移管されると同時に3・5両への短編成化グリーン席設置することとなり1986年土崎工場改造されグリーン定員12名・普通室定員44名の偶数向き渡り構造グループである。 青森転出予定秋田運転区所属車に1986年4月から10月にかけて改造施工し最初期落成車はクロハ480形とされたが、早期に本形式改められた。早期落成車は秋田所属のまま営業運転にも充当されたが、1986年11月1日付で青森運転所転出1988年3月13日ダイヤ改正で再び運用移管が行われ全車秋田運転所再転出した秋田再転出後1989年3月11日ダイヤ改正では後述するグリーン定員16名の1022 - 1027導入により、従来運用を同グループ移管。本グループ新たに奥羽本線内発着「つばさ」10往復と「いなほ」1往復転用この際車両需給調整から、1008・1009は定員を1022 - 1027と同一にする変更施工した。 山形新幹線開業後は、「つばさ」→「こまくさ」へ充当変更のほか、一部運用を1022 - 1027と共通化実施1996年に「いなほ」運用移管により1002・1005・10061008・1009は上沼垂運転区転出したが、1002は短期間1023車両交換秋田再転出、1005・1006転出後まもなく3000番台改造クハ481形復元同時施工10082001年3000番台改造施工。 1001・1004は2000年3000番台改造施工し上沼垂運転区転出。なお1001は方向転換クハ481形復元同時施工秋田残留した1002・100310072010年の「かもしか運用終了に伴い2011年廃車となり本グループ消滅クロハ481-1001 - 1009改造一覧クハ4811018 1024 1012 1032 1026 1034 1036 1008 1014 クロハ4811001 1002 1003 1004 1005 1006 1007 1008 1009 改造施工土崎工場 グリーン定員12 1216 普通定員44 4436 初期配置秋田青森(1986.11.1)→秋田(1988.3.13) 最終配置新潟 秋田 新潟 秋田 新潟改造3F 3 3FG 転3F 3 備考 秋田秋田運転区南秋田運転所秋田車両センター(現・秋田総合車両センター南秋田センター青森青森運転所青森車両センター盛岡車両センター青森派出所 新潟上沼垂運転区新潟車両センター 3:3000番台改造車3F方向転換3000番台改造クハ481形復元同時施工車 3FG:3000番台改造クハ481形復元同時施工→再クロハ改造施工改造時の車両番号 3:クロハ481形の番号+20003F・3FG:クハ481形番号+2000 クロハ481-1018青森運転所向け改造グループ画像新潟転出1010 - 1021 上述した1001 - 1009落成後も「はつかり」「いなほ」は引き続き6両モノクラス編成とされたが、こちらもグリーン席設置要望されたことから、青函トンネル開業に伴う1988年3月13日ダイヤ改正での運用開始向けて1987年 - 1988年土崎工場改造施工後に青森運転所配置されグリーン定員16名・普通室定員36名の奇数向き渡り構造グループである。本グループ以降グリーン席シートピッチ標準の1,160 mmより広い1,210 mm拡大された。 本グループでは運用充当される「はつかり」の一部函館まで区間延長運転となることから、101210131015 - 1017・1019はATC-L搭載CP床下移設などの海峡線乗入対策併せて施工済である。また1020種車唯一の1500番台となるクハ481-1501からの改造車である。 10101011・1018は1992年後述する急行「津軽」運用のため青森転入した車両交換される形で秋田転出このため偶数向き方向転換改造施工された。さらに1997年運用移管上沼垂運転区転出し10102000年3000番台改造施工されたが、羽越本線脱線事故により2007年3月31日付で廃車1013・1014は「あいづ」充当編成への転用のため仙台車両センター転出同時にクハ481形復元10121015 - 1017・1019 - 1021は引き続き青森残留したが、1996年から1999年にかけて3000番台改造施工2006年に元1020の3020が羽越本線脱線転覆事故当該となった3010を補完するため新潟転出クロハ481-1010 - 1021改造一覧クハ4811001 1003 1009 1015 1017 1021 1023 1031 1033 1039 1501 1013 クロハ4811010 1011 1012 1013 1014 1015 1016 1017 1018 1019 1020 1021 改造施工土崎工場 グリーン定員16 普通定員36 初期配置青森運転所 海峡線対応 〇 〇 〇 〇 〇 〇 最終配置新潟 青森 仙台 青森 新潟 青森 新潟 青森改造転3 転 3 F F 3 3 33 3転 3 備考 10101011・1018は秋田転出経て新潟再転青森青森運転所青森車両センター盛岡車両センター青森派出所 秋田秋田運転区南秋田運転所秋田車両センター(現・秋田総合車両センター南秋田センター新潟上沼垂運転区新潟車両センター 仙台仙台運転所仙台車両センター 海峡線対応:ATC-L搭載 CP床下移設 転3:方向転換3000番台改造施工 3転:3000番台後方転換施工車 転:方向転換車 3:3000番台改造車 F:クハ481形復元車 再改造時の車両番号 F:クハ481形番号 3:クロハ481形の番号+2000 クロハ481-1023秋田運転区向け改造グループ 1022 - 1027 1988年 - 1989年土崎工場改造施工後に秋田運転区配置されグループ客室定員1010 - 1021と同じだが、編成組成青森配置車と逆となることから偶数向き渡り構造になる差異がある。 1989年3月11日ダイヤ改正から「たざわ」14往復山形発着「つばさ」1往復303ならびにグループ仕様合せる改造施工し1008・1009と共通運用で充当開始。後にグリーン席12グループと共通運用となり「はつかり」「いなほ」「こまくさ」にも充当された。 1996年 - 1997年の「いなほ」運用移管により全車上沼垂運転区転出1024・1027が3000番台改造施工された。 クロハ481-1022 - 1027改造一覧クハ4811042 1002 1004 1028 1038 1040 クロハ4811022 1023 1024 1025 1026 1027 改造施工土崎工場 グリーン定員16 普通定員36 初期配置秋田運転区 最終配置新潟車両センター改造 3 3 備考 3:3000番台改造車改造時の車両番号 3:クロハ481形の番号+2000 クロハ481-1029青森運転所改造施工グループ 1028 - 1030 1010 - 1021と同様のはつかり」「いなほ」共用改造車であるが、この3両のみ改造1993年青森運転所施工された。 種車1992年7月まで上野発着「つばさ」ならびに通運用で「あいづ」充当されていたサロ481形組込9両編成×3本に組成されており、首都圏への乗入対策としてATS-Pを本形式化以前から搭載していた車両である。上述2列車廃止急行「津軽」転用となり南秋田運転所から青森運転所転入併せて夜行列車での運用考慮した車内減光装置搭載工事施工した。1993年9月30日で「津軽充当終了その後に「はつかり充当583系運用本系列へ集約化ならびに波動運用対応を兼ねて青森運転所の他編成と共通の6両編成化する際に奇数向きクハ481形1000番台3両が本形式改造施工された。また本グループは、海峡線乗入対策が未施工であるとともに3000番台改造車存在しないグリーン座席は1028までが新品装着したのに対し、本グループ発生品のR27系を装着した。また1029はクハ481-1035時代からシャッター式タイフォンカバーに取っ手改造装着した異端車である。 首都圏乗入対策施工されていたことから他車両基地への貸出波動運用にも充当されたが、3両とも2003年までに定期波動運用首都圏乗入が多数存在した上沼垂運転区転出した。 1029:2000年に共通予備編成として転出転出後に偶数向き方向転換改造施工。 1028・1030:2003年に「ムーンライトえちご」の165系置換え用として偶数向き方向転換改造施工し上で転出新潟転出後の2001年に1029は上沼色へ塗装変更されたが、2008年国鉄色再変更。 1028・1030は新製時から廃車まで編成組成する全車含み国鉄色からの塗装変更経歴がない。 1030が2014年に、1028・1029が2015年廃車となったクロハ481-1028 - 1030改造一覧クハ4811019 1035 1041 クロハ4811028 1029 1030 改造施工青森運転所 グリーン定員16 普通定員36 初期配置青森運転所 編成番号A10 A12 A11 最終配置新潟車両センター 編成番号K1 T18 K2 再改造新潟転出に伴う方向転換施工 備考 ATS-P 車内減光装置搭載 新潟転出後に首都圏対応のデジタル列車無線機を搭載 1501 元々は485系への編入予定して製造されサロ181-1101。181系運用終了後サロ481-1501に改造。さらに「ひたち」の老朽化先頭車取替用としてクハ481-1104に再改造される1993年に「ビバあいづ」用として再々改造された。他の本形式クハ481形からの改造車であるのに対して本車のみ種車サロ481形のため小窓が並ぶ窓配置である。 181系として落成し車体使用する最後の1両で勝田車両センターK40編成組み込まれ臨時列車など運用されたが、2013年1月運用離脱郡山総合車両センター廃車回送後され区分消滅したサロ181-1101→サロ481-1501→クハ481-1104→クロハ481-1501履歴 サロ181-1101サロ481-1501クハ481-1104クロハ481-1501日本車両 新製1978.6.21 盛岡工改造1983.1.14 郡山工場 改造1990.1.20 郡山工場 改造1993.11.10 廃車2013.1.17 配置新潟 青森勝田 勝田 仙台勝田

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定員グリーン16名・普通室36名。

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