クロハ150形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 08:48 UTC 版)
「伊豆急行100系電車」の記事における「クロハ150形」の解説
伊豆急行線の開業当初、伊東線へ乗り入れる列車の1等車は後述する半室のみ1等座席が設置されるサロハ180形のみであり、全室1等車を用いる国鉄の列車との共通運用において不便が生じていた。そこで1963年から全室1等車(サロ180形)を導入するのと同時に、サロハ180形と連結する1等・2等合造車が導入された。これが、1963年にクハ155から改造されたクロハ150形(クロハ155)である。 窓配置を始め車体構造に変化は無いが、連結面側(伊豆急下田駅側)の半分が1等部分となり、車体にはそれを示す緑色の帯が塗られた。方向転換を行い伊東駅側に1等部分を向けたサロハ183と連結する事で、全室1等車と同等の輸送力を確保した。サロ180形の増備が行われた1970年まで使用され、以降はクハ155への復元工事が行われている。 形式名両数番号定員自重全長全幅全高台車備考クロハ150形 1両 155 1等30人(着席30人) 2等86人(着席38人) 25.0t 20,000mm 2,890mm 3,805mm 東急TS317A クハ155から改造
※この「クロハ150形」の解説は、「伊豆急行100系電車」の解説の一部です。
「クロハ150形」を含む「伊豆急行100系電車」の記事については、「伊豆急行100系電車」の概要を参照ください。
- クロハ150形のページへのリンク