「あいづデスティネーションキャンペーン」編成
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「国鉄485系電車」の記事における「「あいづデスティネーションキャンペーン」編成」の解説
2005年改造車 2006年改造車 2006年改造車 車内 交換された座席 2002年11月8日付で元青森運転所A7編成が仙台運転所へ転入。同年12月1日より列車名を「あいづ」「ホリデーあいづ」に改称して充当されたが、2003年10月1日ダイヤ改正で快速「あいづライナー」に格下げとなった。しかし同列車も2004年10月15日に廃止となり、元A7編成は事実上の休車となった。 2005年7月1日から「あいづデスティネーションキャンペーン」開催に合わせて同日は「オープニングあいづ」として会津若松 → 喜多方を片道運行。翌2日から新宿 - 喜多方間の特急「あいづ」1往復ならびに郡山 - 会津若松・喜多方間の特急「アクセスあいづ」2往復が運転されることになり、元A7編成を2005年6月までに後述する改造を施工して充当。同年9月まで運転されたのち同年12月15日付で小山車両センターへ転出した。 2006年も「この夏も会津へ2006キャンペーン」が開催されることになり、元青森運転所A3編成が同年3月23日付で仙台運転所へ転入。同年7月26日まで対応改造を施工して同月29日より上野発着の「あいづ」ならびに仙台発着の「仙台あいづ」に同年9月まで充当された。 いずれの編成も以下の共通する改造を郡山総合車両センターで施工した。 クロハ481形をクハ481形に復元。 座席交換とシートピッチの拡大(1,100 mm定員380名 → 319名)。 首都圏乗入運用対応のためATS-Pならびにデジタル列車無線機を搭載。 2006年度改造車は海峡線用ATC-Lを撤去しATS-Psを追加搭載。 外板塗装の変更。 2005年度改造車は東武100系電車と同色塗装。 2006年度改造車は会津大学短期大学部学生のデザインをベースとした赤と黒の2色に「あいづデスティネーションキャンペーン」のマスコットキャラクター「あかべぇ」をまとわせた専用塗装。 再改造後の2005年改造車 国鉄色化後の2006年改造車 2005年度改造車は、小山転出後に先頭車正面の列車愛称表示器の撤去・運転台部分を3000番台に準じた1枚窓の新しい構体へ交換・3号車の業務用室を多目的室へ変更・東武形ATSと列車無線ならびに自動放送装置搭載などの再改造を郡山総合車両センターで施工。2006年3月18日から東武鉄道乗入特急「日光・きぬがわ」に投入されたが、253系1000番台の投入に伴い2012年2月10日付で仙台車両センターへ再度転出。「あいづライナー」運用に充当されたが、老朽化により2015年7月3日付で廃車された。 2006年度改造車は仙台所属のまま引き続き快速「あいづライナー」運用へ充当されたが、2007年 - 2010年まで夏期キャンペーン期間のみ「あいづ」へ充当された。2011年6月には国鉄色への塗装変更を施工。2012年2月に「あいづライナー」をA3・A4編成充当に変更した以降は波動対応ならびにA3・A4編成の予備として運用されたが、老朽化により2016年8月4日付で廃車された。 改造年次 ← 上野・新宿・郡山・喜多方 会津若松・仙台 → クハ481モハ484モハ485モハ484モハ485クハ4812005年334 1058 1055 1017 2006年1016 1077 1032 1015
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