エクスタシー 昇格・追加ヒロイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 16:30 UTC 版)
「リトルバスターズ!」の記事における「エクスタシー 昇格・追加ヒロイン」の解説
佳奈多と佐々美は「エクスタシー」でヒロインに昇格、沙耶は「エクスタシー」で新たに追加されたヒロイン。3人とも称号は持つがバトルランキングには参加しない。ただし、佐々美のみ鈴とイベントでバトルがある。 二木 佳奈多(ふたき かなた) 声 - すずきけいこ / 同左 / 涼森ちさと 身長:163cm / 体重:47kg / 3サイズ:80/57/82 / 誕生日:10月13日 / 原画:樋上いたる 初期称号:素っ気無し 愛想無し 配慮無しの風紀委員 テーマ曲:Will&Wish 風紀が乱れることを嫌う風紀委員長。融通の利かない堅物という印象が強く、発言の節々に皮肉を混ぜる皮肉屋でもあるが、生真面目に努力を続ける努力家でもあり、時に優しい一面も見せる。また、プライドが高く、少々天邪鬼なところもあり、自分がバレて恥ずかしいと思うことは、半ばバレているようなことでも無理やり隠そうとすることがある。剣道部に籍があり女子の副主将だが、委員会や寮会で多忙のため、幽霊部員状態である。そのクールで怜悧な印象とは裏腹に味覚は子供っぽい。また、世間知らずなところがあり、外食をほとんどしたことがないらしい。たまに真人に匹敵するほど無理矢理な言いがかりをつける時がある。 色々と騒ぎを起こす「リトルバスターズ」を快く思っておらず、特に異父姉妹である葉留佳のことは本家の命令もあってか目の敵にしている。ただし、唯湖には一目置いており、「リトルバスターズ」と行動していることを残念に思っている。また、クドリャフカとは仲がよく、好みなどにクドリャフカの日本好きの影響を受けている部分がある。クドリャフカのルームメイトが見つからなかった場合は、彼女がクドリャフカのルームメイトを申し出てくる。 葉留佳と佳奈多の母親は古くからの名士の生まれで、プライドが高く子孫を絶やさないため母親とは幼馴染だった2人を婿としていた。だが2人が産まれた後に3人で家庭を持とうとしたところ2人は両親から引き離されてしまい、それに反発した婿の一人(三枝晶)が2人を取り戻そうと三枝家に乗り込んで結果として殺人未遂・放火事件を起こして逮捕。葉留佳と佳奈多はそれぞれ別の家に引き取られ、その後2人のうち比較的優れていた佳奈多が三枝家の跡継ぎとなった。だが佳奈多は、引き取られた先でも虐待を受け更に三枝家全体から葉留佳を敵視する様に言われるなどされ、そのため葉留佳を守るために敢えて葉留佳に冷淡な態度を取った。一方、陰では葉留佳が両親と暮らせるように工面するなど彼女を守るように尽力していた。佳奈多にとって葉留佳は最愛の存在であり、彼女が無事なら後はどうでもよいと断言するほどである。最終的には理樹の助けで成長した葉留佳の願いを受け、全てを打ち明けて和解した。それからは性格も柔らかくなっていった。 理樹に対してはとある理由から特に冷たい態度を取り、葉留佳と和解して丸くなった後でもそれは変わらない。わざわざ「直枝理樹」とフルネームで呼ぶのも理樹のことが嫌いなのを彼に分からせるためである。理樹にそういった態度を取る理由は何回か示唆されているが明言はされない。 あーちゃん先輩や小毬からは「かなちゃん」と呼ばれているが、本人はそう呼ばれることを快く思っていない。 風紀委員は委員長を含めて4人で、クドリャフカの飼い犬であるストレルカとヴェルカの2匹が仕事を手伝っている。 彼女ルートにて明言はされていないが、バス事故にあってはないが、一学期がループし続ける世界に彼女本人が招かれていたような描写が見受けられる。 『KEY 10th MEMORIAL BOX』の発売に際して行われたKeyキャラクターの人気投票では10位。 【アニメ版の設定】原作に比べ攻撃的な言動はかなり控えられており、理樹も佳奈多に対してそれほど敵意を向けなかった。葉留佳と和解後は更に丸くなり、あーちゃん先輩の服を不安げに掴むという原作や『クドわふたー』からは想像もできないような行動も取っている。葉留佳に変装して理樹を騙そうとしたのは、佳奈多自身も理樹に好意を持っていたのではないかという解釈もできるようにされている。最初は理樹のことを知らない風な描写に変更されたため、初回のみ理樹を「直枝くん」と呼んでいるが以降は「直枝理樹」となる。ただしフルネームで呼んでいるにも関わらず特に理樹を嫌っているような描写はなく、1期最終話の試合ではほかの面々と一緒に普通に応援している。理樹を知らなかったのを始め、原作では度々あった「世界の秘密に関する言及」は全てカットされている。 OVA版では「リトルバスターズ」のことを騒がしいと言っているものの、騒ぎを見ているのは好きでただ騒がしいのに慣れていないだけだと言及しており、嫌っているわけではなく注意するのはあくまでも風紀委員の立場として行なっている模様。 笹瀬川 佐々美(ささせがわ ささみ) 声 - 田宮トモエ(PC版・PS2版・PSP版)、たみやすともえ(PS3版・PE版) / 徳井青空 / 民安ともえ 身長:154cm / 体重:43kg / 3サイズ:78/54/81 / 誕生日:12月3日 / 原画:Na-Ga 初期称号:唯我独尊の女王猫 テーマ曲:猫と硝子と円い月 ソフトボール部のエースで4番バッター。一方的に鈴をライバル視しているが、鈴からは気に留められていないらしく片想い状態。気位が高く、「〜ですわ」「ごきげんよう」などといったお嬢様口調が特徴。いつも取り巻き(後述)を連れて行動している。謙吾に憧れておりアプローチ中だが、当人は彼女に苦手意識を持っている。小毬のルームメイトであり、前年度は同じクラスで、今でも「さーちゃん」と呼ばれている。周りにはあまり知られないようにしているが、小動物をかわいがっている。しかし、猫(特に黒猫)は嫌いらしい。なお、鈴の髪型が猫の尾をイメージしてデザインされていることとの対比で、彼女の髪型とリボンは長毛種の猫の耳をイメージしている。 早口言葉のような名前のため、鈴などによく名前を間違えられている(佐々美自身も噛んでしまうことがある)。鈴が噛んだ佐々美の名は随時変わっている(例「さささささささみ」「ささっせわざざみ」「笹ぜがわざざ美」「ササ子」「さしすせそさささ」)。小説や漫画でもそのネタは健在。 【アニメ版の設定】コロッケそばが好物という設定が付加された。ルートが描かれたのはOVA版から。 朱鷺戸 沙耶(ときど さや) 声 - 櫻井浩美 / 同左 / 風音 身長:156cm / 体重:44kg / 3サイズ:83/55/82 / 誕生日:10月21日 / 原画:Na-Ga 初期称号:ボケまくりの完全無敵少女 テーマ曲:駆ける 表の顔は容姿端麗なクラスの人気者だが、その実態は夜な夜な校舎を徘徊してはこの学園に隠されている「秘宝」を探し求め、それを守る闇の執行部と戦っているスパイ。彼女の夜の顔を目撃した理樹を口封じに殺そうとしてくるが、最終的に理樹にパートナーとして共に行動するよう持ち掛けてくる。スパイとしては優秀で、他のスパイからも名前を知られるほどの有名人。しかし、優秀なスパイとしてのプライドからか、妙な所で見栄を張る癖がある。また、理樹の前では度々失態を晒す事もあり、その際には自分が如何に滑稽であるかを早口で捲くし立てて最後に自分が笑う(理樹いわく「自虐パフォーマンス」)。その他にも理樹との交流を経て地が出たためか、様々な奇行に走る事がある(これらの事が沙耶の初期称号の由来)。 世界に迷い込んだ本来いないはずのイレギュラーであり、世界の存在目的を壊しかねないため、世界を本来の役割と形に戻そうとする「時風瞬(恭介)」率いる闇の執行部から執拗に排除のターゲットとされている。本名は「あや」であり、朱鷺戸 沙耶とはあやと恭介の愛読書である「学園革命スクレボ」の登場キャラ。あや本人の生死については明らかにされていないが、世界に参加できる条件が生きていることであることからストーリー中は生きていると思われる。実は幼少期に、リトルバスターズに入る以前の理樹に出会っている。願った青春を得られた最後は、恭介に「秘宝」を生物兵器にするよう頼んで恭介のループ世界から退場する。しかし恭介は理樹に、闇の執行部がスパイに秘宝のタイムマシンを奪われたらしいと話した。その後、幼少期に戻ったあやが父の前で目を覚ます描写があるが、これがあやの作り出した世界なのかただの夢なのかは不明。 常に拳銃(コルト コンバットコマンダーがモデル)を持ち歩いており、学園迷宮の決戦兵器として最後にはGE M134ミニガンを持ち出す(M134を理樹と二人で持ち飛び降りるシーンがあるが、元々軍用ヘリコプターに搭載するような武器であるため、銃に三脚、弾薬(千発単位)、バッテリーを含めると総重量は100kg超(本体だけで18kg)となるため、実際は持ち運ぶことさえ不可能である)。 野球チームには参加せず、他のメンバーとも基本的に顔を合わせることは無いが、野球ゲーム中はこっそり樽に隠れて飛んできた打球に銃撃する事がある。 脚本を担当した麻枝准の遊び心で、彼女のシナリオには普通の流れと理樹が馬鹿になるもの(通称「馬鹿理樹ルート」)の、二つの展開が用意されている。シナリオの基本ラインは同じだが、この二つのルートでは発生するイベントの内容が変化する。なお、麻枝准はインタビューなどでは常にこの馬鹿理樹ルートに関し、「沙耶シナリオの感動が損なわれる恐れがあるため、馬鹿になるのは2回目のプレイからにしてほしい」と熱望しており、Keyのスタッフブログでもこの旨を告知している。 また、沙耶視点のルートで全ての死亡展開を見ると沙耶がドMになり、エクスタシーモードを発動させることが可能になり、最期の戦いで時風瞬(恭介)を倒してループ世界を乗っ取り、恭介の代わりにリトルバスターズのリーダーとなるifルートも存在する。 『KEY 10th MEMORIAL BOX』の発売に際して行われたKeyキャラクターの人気投票ではリトルバスターズ!のキャラクターの中でトップとなる3位。麻枝准はリトバスの全キャラ中で、自身のお気に入りキャラクターであると語っている。 【アニメ版の設定】第1期にはモブキャラとして散見することができ、第2期 リフレインには登場せずOVA版のみの登場となる。アニメをもとにした『リトルバスターズ! End of Refrain』では、3巻にて僅かながら台詞がシルエットで登場している。
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