ま・く【巻く/×捲く】
読み方:まく
[動カ五(四)]
1 物のまわりに、ゆるみのないようにからみつける。「包帯を—・く」「グリップにテープを—・く」
2 長い物・平らな物を、その一端を軸にするように丸める。「反物を—・く」「紙を筒状に—・く」
3 渦巻き状にする。また、渦巻き状になる。「蛇がとぐろを—・く」「朝顔のつるが—・く」
4 ねじ・ぜんまいなどをねじり回して締める。「ぜんまいを—・く」「竜頭を—・く」
5 物を、それについている綱や鎖を軸にからませて、持ち上げる。「錨(いかり)を—・く」
8 登山で、ルートの途中にある難所を避け、迂回して登る。また、そのように道がついている。「大滝を—・いて沢筋をつめる」「頂上を—・く道」
9 テレビ・演劇などで、予定した時間よりも早まる。「撮影が1時間—・いて終わる」⇔押す。
10 (「舌をまく」の形で)言葉も出ないほど驚いたり、感心したりする。「子供ながらも巧みな演奏に舌を—・く」
11 (「管(くだ)をまく」の形で)酒に酔って、とりとめのないこと、不平などを繰り返し言う。「飲んではくだを—・いてばかりいる」
「丁度いいから証文位はきれいに—・いてやろうかと思っているんだ」〈荷風・腕くらべ〉
「息ガ—・ク」〈日葡〉
[可能] まける
[下接句] くだを巻く・煙(けむ)に巻く・舌を巻く・尻尾(しっぽ)を巻く・面(つら)に似せてへそを巻く・蜷局(とぐろ)を巻く・長い物には巻かれよ・螺子(ねじ)を巻く・旗を巻く
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