のぼりとは? わかりやすく解説

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のぼり【上り/登り/昇り】

読み方:のぼり

下から上へ、低い所から高い所へ移動すること。また、その道流れ。「山の—はきつい」「角を曲がる急なになっている」⇔下り

鉄道路線道路で、各線区ごとの終点から起点への方向また、その方向に走る列車・バス。「—の電車」「—線ホーム」⇔下り

地方から都へ来ること。上京。「お—さん」⇔下り

《北に内裏があったところから京都内で南から北に行くこと。⇔下り

電気通信網における、末端から中心に向かう方向無線有線通信端末から基地局インターネットの利用者のパソコンからプロバイダー通信機から通信衛星など、各通信網の中心方向を上りと見なす。上り方向回線または通信経路アップリンクという。⇔下り

[下接語] 岩登り(うなぎ)登り・御(お)登り川上り木登り京上り・早(さ)上り・沢登り滝登り・初(はつ)上り・山登り葦登(よしのぼり)

「上り」に似た言葉

のぼり【×幟】

読み方:のぼり

《「上(のぼ)り」と同語源》

細長い布の端につけた輪にさおを通し立てて標識とするもの。軍陣祭礼儀式などに用いる。のぼりばた

端午の節句飾られる五月幟(のぼり)。また、(こい)のぼり。《 夏》「門の木にくくし付たる—哉/一茶


上り

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のぼり

商品名店名、または催し物などを告知するために使われる屋外広告物一種多くは布などに印刷され、竿に通して立てられるものが一般的戦国武将が、戦場自分存在を示すために使ったが、それと同じ形体のものである。のぼりがはためいて店頭活気がでること、告知が目立つといった点で効果的

読み方:のぼり

  1. 隙ヲ窺ヒ侵入スルコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・大阪府
  2. 家人の隙を窺ひ屋内に忍入ること。〔大阪
  3. 家人の隙をみて屋内に忍入ること。〔関西

分類 大阪大阪府関西


読み方:のぼり

  1. 階段。〔第五類 一般建物
  2. 階段を云ふ。
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登里

読み方
登里のぼり

読み方
のぼり

読み方
のぼり

登り

読み方
登りのぼり

(のぼり から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/24 04:13 UTC 版)

日本では独自の心理的効果を上げる目的で神社仏閣宗教施設などに多く設置される。多くは信者寄進による

(のぼり)は、日本におけるの形式のひとつ。長辺の一方と上辺竿にくくりつけたものを指す。

概要

神社仏閣や例大祭の奉納として社(やしろ)名や感謝の意を捧げるもの、スポーツの場や競技大会等における応援メッセージやスローガンなどを掲げるもの、選挙や店先で販売促進用に用いられるものなど現在では様々な分野において使用されている。

起源

日本の古来からの風習として神社や寺院、祭礼の場など神聖なるものとして掲げられていた。

平安時代以来、武士たちは軍容を誇示したり、自軍と敵軍との識別をおこなうために、長いの短辺に木を通してで吊り上げてになびかせる、の高い流れ旗を軍団の象徴として掲げた。

時代が下って室町時代になると武家の一族間での争いが増加し、同じ流れ旗と同じ家紋を用いる敵味方の判断に混乱を生じるようになった。このため、布地の長辺の一方と上辺のあわせてふたつの辺を旗竿に結びつけることで流れ旗との識別を容易にしたが発案され、全国の武家へと徐々に広まっていったとされる。

幟はそれまでの流れ旗に置き換わっただけではなく、管理がしやすいことから戦国時代を経て幅広く利用されるようになった。と呼ばれる馬印や旗差物などに幟が用いられ、日本における軍旗の一形式となった。

形状

近代までの軍用の幟は、綿もしくは織物を用いた。布の寸法は由来となった流れ旗に準じ、高さを1丈2尺(約3m60cm)、幅を二(約76cm)前後が標準的であった。このほか、馬印に用いられる四方(しほう)と呼ばれるほぼ正方形の幟や、四半(しはん)と呼ばれる縦横比が3対2の比率(四方の縦半分ともされる)の幟が定型化する。もっともこれらはあくまで一般的な寸法であり、家によって由緒のある寸法を規定することや、流行に左右されることもあった。

また旗竿への留め方によって、(ち)と呼ばれる布製の筒によって竿に固定する乳付旗(ちつきばた)と、旗竿への接合部分を袋縫いにして竿に直接縫い付けることによって堅牢性を増した縫含旗(ぬいふくめばた)に区別できる。

旗竿は千段巻と呼ばれる紐を巻いた漆塗りの樫材や竹を用い、幟の形態に応じて全体をトの字型あるいはΓ字にした形状にして布を通した。

合戦場を埋め尽くす家紋入りの
岐阜市歴史博物館蔵収蔵『関ヶ原合戦屏風』(江戸時代後期)

現代の幟

両国国技館の幟旗(のぼりばた 2009年1月8日撮影)

現代の幟は、おもに広告用の資材として利用されている。前述の乳付旗に準じた形状の幟であり、何点かの乳を使って前述の逆L字状の竿に結わえて固定する。布の寸法の比率に基準はないものの、空間を効率的に利用しつつ布面に文言を記載するために縦長の形状になる。

形状

様々なタイプのものが開発されてきている。

・棒袋のぼり

ちちの部分を棒袋状に仕立てることで設置が簡単になり、かつ巻き上がり防止にもなる。

材質など

かつては旗竿にを使用したこともあったが、昨今では金属パイプ塗料を塗布表面処理を施した既製品や、合成樹脂素材で成形した既製品を利用している。

布は価格を如何に安く抑えるかを主眼に合成繊維が用いられるようになっている。薄い生地であるポンジを用いて片面印刷になっているものが多い。木綿などに比べ耐久性は低い。

また、軍用品として戦場で兵卒が常に携行することをふまえていた近世以前とは違なり、「台座に固定して無人での管理を前提としていること」も、特徴である。

プリント方法

安価な大量生産のものは版を使用したシルクスクリーンプリントや小ロットにも対応できるインクジェットプリントがある。かつては染め抜きで作られ、裏面の色抜けが重要(当たり前)とされていたがインクジェットの普及とそれにちなんだ小ロットのコスト削減の優先により裏面の色抜けの重要性が薄れてきている。

問題点

一方で、道路歩道などに設置される広告用の幟には、通行の妨害になる、景観を損ねる,歩行者や車からの見通しを妨げ、交通安全の観点から危険といった批判も多い。また、台風などの強風時には、土台ごと転倒したり飛ばされる危険もある[1]。プリント技術の進歩によりインクの耐候性は上がっているが少量の水が付着すると色流れの場合がある。

幟が使われる主な事例

脚注

参考文献

  • 『本朝軍器考』新井白石著
  • 『日本合戦図典』笹間良彦著、雄山閣出版、1997年

関連項目


のぼり

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 01:28 UTC 版)

POP広告」の記事における「のぼり」の解説

布に出力しポール設置。 ただし、タペストリー用のインクよりも屋外退色しづらい耐光染料インク用いケースが多い。

※この「のぼり」の解説は、「POP広告」の解説の一部です。
「のぼり」を含む「POP広告」の記事については、「POP広告」の概要を参照ください。

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