その他のスピンオフキャラ
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「もーれつア太郎」の記事における「その他のスピンオフキャラ」の解説
夜の犬を除いて、アニメ第1作と原作のみのキャラクターでアニメ第2作には登場しない。 夜の犬 原作とアニメ第2作に登場。その名の通り、夜に現れて逆立ちする犬。『天才バカボン』にも登場。 レレレのおじさん 声 - 野沢雅子(54話) 原作での出番は少なく、クロスオーバー作品『風雲もーれつ城』では城内の掃除係として登場、デカパン家老を追った逆臣イヤミの前に「おでかけでござるか」と侍言葉で話すが、即座にイヤミに斬り捨てられる。その一方で「天国みやげ」の回では子供になって登場。例によって道を掃除しているが、ニャロメにわざとゴミを捨てられるも、その様子を×五郎から借りた雲の乗り物「天国カー」に乗って空から見ているデコッ八に助けられる。アニメでは江戸町民として初登場したあと、54話では掃除する少年として登場し、69話「ニャロメ恋狂い」では、ニャロメが惚れた異国の少女スカーレットと結婚する妄想場面で、本作のア太郎・デコッ八・ブタ松・熊五郎と共に結婚式の客役で登場したが、後者は台詞はない。 バカボンのパパ 声 - 八奈見乗児、富田耕生 原作では出番はそれほどなく、初期作「ブタ松一座」の「夜の場面」で、バカボンに馬乗りして登場、また末期作「だれにもいえないポークの苦しみ」では扉に登場、「ニャロメのぐれてやる」ではラストのコマに登場し、「人をだましちゃいけないのだ!! わしはそんなわるいことはしないのだ!!」と、この話の教訓を発言している。その一方でクロスオーバー作品では、『ア太郎×おそ松 時のかなたの森の石松』で都鳥一家の子分、『風雲もーれつ城』でもーれつ城の殿様と長屋の傘張り職人、「まっ黒しっぽを東京でなおせ!」(原題「最後の休日」)では製薬会社のベテラン社員をそれぞれ演じ、特に『風雲もーれつ城』では、デカパン家老の依頼で傘張り職人が、逆臣イヤミに殺された殿様の替え玉に扮するという、話の重要な役を演じている。この他番外編『花のデコッ八』の「ミーナはかわいいロボット」ではデコッ八の学生寮仲間、「ミニミニデコッ八」ではデコッ八の父親を演じており、また『もーれつア太郎外伝』では、「スイカA」と「百万円でナヌをする」に登場した。アニメ第1作では江戸町民・ニャロメの結婚式の客・空港の整備士・魚屋で登場。担当声優のうち富田は後にアニメ『平成天才バカボン』でもバカボンのパパを演じている。 バカボン 原作では先述の「ブタ松一座」と、クロスオーバー長編作『風雲もーれつ城』で傘張り職人の息子を演じたのみ。中盤にア太郎・デコッ八と共にパパに合おうとするも、イヤミの策略で張り付けにされるが助けられ、パパ・ア太郎らと共に逆臣仲間のダヨーンを退治した。『花のデコッ八』の「ミーナはかわいいロボット」ではパパと共に、デコッ八の学生寮仲間で登場、『外伝』の「スイカA」にバカボン一家全員で登場している(ママとハジメも)。アニメでは江戸町民として一瞬登場(台詞はない)。 本官さん 声 - 北川国彦、永井一郎、野田圭一、田の中勇、富田耕生、大竹宏、兼本新吾、はせさん治 鼻の穴が一つだけの目のつながったおまわりさんで、『天才バカボン』ほか多数の赤塚作品に登場。拳銃を連射しながら「タイホするー!!」が口癖。原作およびアニメ第1作では妻子持ちとなっており、警視庁に無許可で交番を個人経営し、拾得物を横領して財産にするという設定があり、また外食はほとんどなく、拾得物である10万円を使って高級レストランで外食した時は、メニューを見て「本を買いに来たんじゃない!」と叫んだり、「五目そば」を注文するという事も行っている。この他「男一匹デコッ八」では、デコッ八の故郷で悪徳市長(イヤミ)の言いなりになっている警官としても登場した。アニメ第2作には、当時『平成天才バカボン』がフジテレビ系列で放送されていた上、そちらにも本官さんが登場していたため、デザインを変更しての登場となった。担当声優のうち田の中と大竹は、後にアニメ『天才バカボン』第1作でも本官さんを演じている。 六つ子(おそ松、カラ松、チョロ松、一松、トド松、十四松) 声 - 加藤みどり(おそ松)、山本圭子(カラ松、チョロ松)、野沢雅子(一松、トド松)、千々松幸子(十四松) 『おそ松くん』に登場した6人兄弟。江戸町民やジャンボジェット機「つばき号」の客として登場。原作では「アホな強盗の会計係」でハタ坊と共に夜回り役で登場し、ギャングに捕まったア太郎・×五郎を救出した。クロスオーバー長編作では『時のかなたの森の石松』で都鳥一家の子分、『風雲もーれつ城』でお庭番をそれぞれ演じた。担当声優のうち加藤と山本は『おそ松くん』第1作においておそ松とチョロ松の声を担当した。 松造、松代 声 - 北川国彦→八奈見乗児(松造)、千々松幸子(松代) 六つ子の両親。第1作ではハイジャックされた「つばき号」に乗っていた六つ子を心配していた。また、松造は84話ではとある猫の飼い主として登場(この話では松代とは別の妻が登場している)。担当声優のうち八奈見は『おそ松くん』第1作において松造の声を担当した。 イヤミ 声 - 北川国彦、野田圭一、永井一郎 『おそ松くん』より登場。一人称は「ミー」で語尾に「〜ザンス」が付く。悪役を演じることが多く、ココロのボスやダヨーンと手を組んで悪さばかりする話が多い。原作は元よりアニメでも頻繁に登場する。原作の初登場は「アホな強盗の会計係」で、案を練っている小説家で登場、その後も頻繁に登場するが、アニメよりは少ない。また『花のデコッ八』の「フランスイーヌの場合は」では顔がそっくりな犬「アポレオン」が登場、また『外伝』の第1話「シッチャカペッチャカスクール」では、ココロのボスが先生を務めるクラスの生徒役(他にはニャロメ・チビ太・ハタ坊も登場)で登場している。クロスオーバー作では『時のかなたの森の石松』の都鳥親分、『風雲もーれつ城』の逆臣、『まっ黒しっぽを東京でなおせ!』の製薬会社社員で登場している。 アニメでは、「男一匹デコッ八」でデコッ八の故郷の悪徳市長役で初登場、その後は主に悪役で登場、話によってはニャロメを結託させる事もある。その一方で「ヒコーキ泥棒ニャロメ」のジャンボジェット機「つばき号」の機長や、「天国よいとこザンス」の老人などの様な善人を演じる事もある。また「男でござる東海道」の時には「討助」(および先祖の「土地助」)と、唯一「イヤミ」以外の役名で登場した事もあった。最終登場は「ニャロメ偉人伝」で、「偉人になりたい」と考えるニャロメを止めさせようと、ア太郎・デコッ八が連れてきた乞食だったが、実は乞食ではなく大富豪のため、返ってニャロメを発奮させる結果となる。 なお「義理とケンカの板ばさみ」の初版では、同じ『週刊少年サンデー』(1968年11号)に掲載された『おそ松くん』「デカパン市凶状記」から逃亡したイヤミとダヨーンが扉に登場してア太郎と会話しているが、このシーンは単行本化された際に変更されて見られなくなっている。 チビ太 声 - 田上和枝、野沢雅子、富田耕生(57話) 『おそ松くん』より登場。「塀に落書きカキクケコ〜♪」と歌いながら歩き回るおでんが大好きの少年。初登場は「勉強だめのソロバンじょうず」でア太郎のクラスメイト役。クロスオーバー長編作で『時のかなたの森の石松』で森の石松、『風雲もーれつ城』で茶坊主、『まっ黒しっぽを東京でなおせ!』で新薬研究員を演じた他は、出番はあまりないが、たまに目立った活躍をすることもある。アニメではデカパン扮する悪徳工場長の息子で初登場した後「ナイカモネシンジケート」のボスや『おそ松』同様にイヤミとのコンビで悪さする役で登場する。担当声優のうち田上は『おそ松くん』第1作でチビ太の声を担当した。 ハタ坊 声 - 野沢雅子、大竹宏(44話) 頭にハタを乗せ「ハタ坊だジョー」と走り回る少年。初登場は「勉強だめのソロバン上手」でア太郎とチビ太のクラスメイト、その後「アホな強盗の会計係」で夜回りを演じるが、ア太郎・×五郎を救出する時、イヤミと共にどさくさ紛れにギャングの盗金をネコババしようとして失敗するという、『おそ松』でやらなかった事をした。チビ太同様、クロスオーバー長編作以外に出番があまりなく、影は薄いが、たまに思わぬ活躍もする事があり、特に殿様の弟役で登場した『風雲もーれつ城』ではクライマックスで逆臣イヤミを一撃で葬るという活躍を見せた。アニメで悪徳工場長の息子・チビ太の友人の悪ガキとして初登場した以外で出番は少ないが、「江戸っ子対ギャング最大の決戦」では『おそ松くん』での主演作「オメガのジョーを消せ」の「オメガのジョー」を思わせる、「ナイカモネシンジケート」の一員を演じている。 デカパン 声 - 富田耕生、八奈見乗児、神山卓三 『おそ松くん』より登場。大きなパンツのおじさん。一人称は「ワス」で語尾に「〜ダス」が付く。原作では出番は少ないが、クロスオーバー長編作では『時のかなたの森の石松』で大政(因みに小政はハタ坊)、『風雲もーれつ城』でもーれつ城家老、『まっ黒しっぽを東京でなおせ!』で新薬研究所所長を演じ、また「花のデコッ八」では「デコッ八の地下鉄職場」で、地下鉄専門のスリやドロボウ一味の子分になっていたデコッ八を更生させた私服警官で登場している。アニメでは第1作の「もーれつ江戸っ子祭り」でダヨーン・ハタ坊と共に我慢大会の審査員として初登場(台詞無し)、その後はデコッ八の故郷の悪徳工場長(イヤミ市長の弟)、別の八百屋「八百デカ」主人、モモコ(後述)の父、空港の整備士などを演じた。担当声優のうち神山は『おそ松くん』第1作でデカパンの声を担当した。 ダヨーン 声 - 大竹宏、神山卓三、富田耕生、八奈見乗児(57話) 『おそ松くん』より登場。口が大きいおじさん。「〜ヨーン」が口癖。イヤミと手を組んだりと、悪役的な役回りが多い。またクロスオーバー長編作では『時のかなたの森の石松』で清水次郎長、『風雲もーれつ城』で逆臣イヤミの協力者、『まっ黒しっぽを東京でなおせ!』で田舎の獣医を演じる。アニメ第1作では「もーれつ江戸っ子祭り」で我慢大会の審査員として初登場(台詞はあったが口癖の「ダヨーン」は言わない)、その後は出番が無かったが、「男でござる東海道」で江戸の侍として登場後に何度か登場する。担当声優のうち大竹、神山の2名はそれぞれアニメ『おそ松くん』第1作、第2作でダヨーンを演じている。 トト子 声 - 山口奈々、杉山佳寿子、堀絢子 『おそ松くん』より登場。六つ子のガールフレンドで魚屋の娘。原作ではクロスオーバー長編作程度で、『時のかなたの森の石松』で清水次郎長の娘、『まっ黒しっぽを東京でなおせ!』で製薬会社OLを演じ、特にOLの時は社長(ブタ松)から製薬会社モルモット(ココロのボス)と付き合う様に言われて嫌がるも、大金を見せられて態度を一変する、アニメ第2作でのキャラに近くなる。一方のアニメ版では「男一匹デコッ八」でデコッ八の幼馴染みとして初登場、続く「男でござる東海道」の楓(討助の妹、声 - 坪井章子)まではおとなしい美少女だったが、「江戸っ子対ギャング最大の決戦」で、別の八百屋「八百源」の孫娘として登場した時から、気の強い少女として登場、またニャロメが人気キャラになった影響で、ニャロメに一目惚れされるキャラとしても登場する様になる。他には魚屋「魚○」の看板娘にしてア太郎の親友、デコッ八に瓜二つの御曹司・赤塚田フジマロの恋人・「つばき号」の乗客の役を担当、「つばき号」の乗客として登場の時は、当初は2人組のハイジャカー・こうもり傘の安(声 - 増岡弘)と森のジャリ松(声 - 北川国彦)相手にも動じなかったが、ハイジャッカーが人質を殺そうとすると「失恋して自殺するつもりで飛行に乗った」と発言してダイナマイトを取り出し、ハイジャッカーを震え上がらせるという、これまたアニメ第2作キャラに近い過激キャラになった。カラー化以後は「ニャロメ偉人伝」だけ登場。カラーOPではア太郎に助けられたり、花を渡している役。 アッコ 『ひみつのアッコちゃん』より登場。ココロのボスが見ていたテレビに登場。この時カラーテレビが白黒テレビにすり替えられていた。アニメではニャロメとデートする少女として登場。 モコ 声 - 坪井章子 『ひみつのアッコちゃん』より登場。デコッ八に大金持ちのお嬢様だと嘘をついて文通をしていた。また、声を担当した坪井は『ひみつのアッコちゃん』第1作で弟・カン吉を担当している。 カン吉 声 - 千々松幸子、堀絢子 『ひみつのアッコちゃん』より登場。モコの弟。 ガンモ 声 - 千々松幸子 『ひみつのアッコちゃん』より登場。ガールフレンドの多いデコッ八に嫉妬している。 聖澤庄之助 声 - 永井一郎、富田耕生 『おそ松くん』をはじめ多くの赤塚作品に登場した中年男性。本作ではココロのボスの大ボスや警官、飛行機の客など様々な役で登場する。
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