もーれつア太郎とは? わかりやすく解説

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もーれつア太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/20 14:06 UTC 版)

もーれつア太郎』(もーれつアたろう)は、『週刊少年サンデー』(小学館)の1967年48号から1970年27号、および『コミックボンボン』(講談社)の1990年4月号から1991年1月号、『テレビマガジン』(講談社)の1990年5月号から1991年1月号に連載された、赤塚不二夫フジオ・プロによる日本の漫画作品である。2度にわたるテレビアニメ化と単発でのテレビドラマ化が行われた、『おそ松くん』『天才バカボン』と並ぶ赤塚3大ヒット作の一つである。


注釈

  1. ^ アニメ版(第2作)では、第2話からデコッ八にも×五郎の姿が見えるようになる。
  2. ^ 「うそつき連合会」で、「八百×」で食事をした記憶喪失中の男・山本イソ六に乗り移り、彼が記憶喪失のフリをして食事をせしめる詐欺師である事を暴いた。
  3. ^ 「梅雨と毒キノコ」で、毒キノコに当たったココロのボスに乗り移るものの、ボスの毒が回ってしまう(その後袋に閉じ込められ、医者に解毒注射を打たれて助かった)。
  4. ^ 因みにこの話は、Bパート前半までは本作側キャラで登場したのはデコッ八のみという異色話であった。
  5. ^ なお、アニメ第2作は彼を親分と慕う場面がやや遅く、ア太郎と仲直りしたところで彼を親分と慕うことになる。
  6. ^ 元々はデコッ八が多角経営ということで養豚場として始めさせたのだが、子分に愛着がついたため失敗、現在に至っている。
  7. ^ しかし「ブタ松でござんす死んでもらいやしょう」では、ヤクザに憧れて別の入れ墨をするも、それは絵の具で描いたものだった。
  8. ^ ブタ松は「タヌキの親戚になる位なら死んだ方がマシだ」と泣いていたが、彼の妹がボスにしっぽが生えているのを知って破局。ブタ松はこのことに大いに喜んだ。
  9. ^ 因みにブタ松も同じ罰ゲームを、デコッ八と取り決めた(風邪をひいたかは不明)。
  10. ^ ネタの原典は当時のヒット曲『帰ってきたヨッパライ』に登場した神様が関西弁を話した事。
  11. ^ 野菜を自分の庭で作り、実が育つまでは教習所が作った野菜を前借りしていた。だが実態は、前借した野菜の代金を強行返済することだった(当時の東京では野菜が出来ないため)。
  12. ^ アニメ第1作では空き地の土管、アニメ第2作では廃バスに居を構えている。
  13. ^ 実は、ボウフラから生まれて、段々と猫になった。
  14. ^ この話は第1作第75回Bパートでアニメ化されるが、社長は原作の赤塚を流用した「バカ塚」に変更、そしてラスト、ニャロメは副社長にはならずも会社の前に銅像が立ち、その後ニャロメの「オレだってたまには人助けするんだぞ!!」との台詞で終わった。
  15. ^ この場面では他にも、大橋巨泉佐藤栄作(当時内閣総理大臣)・高倉健コント55号谷啓水前寺清子三船敏郎月亭可朝長嶋茂雄(当時読売ジャイアンツ内野手)などといった、著名人が出ている。
  16. ^ デコッ八が恋人のエッちゃんと共に、ニャロメをだましてエッちゃんと付き合わせ、その後デコッ八が「エッちゃんはオレの恋人」とバラした事で、ニャロメはショックの余り不良と化して町で暴れる。この事で流石のデコッ八とエッちゃんも反省する結果に。
  17. ^ 第1話より。×五郎が死んだ後、八百×を訪れたモモコがア太郎にそう話している。原作ではア太郎の担任の先生が似たような過去を語るシーンがある。
  18. ^ 「カレ」がモモコの飼っていた猫の名前であることをア太郎はモモコ本人から聞かされていたが、そのことを忘れていた。さらにこの時、神様のデタラメな占いがきっかけで「モモコがニャロメの恋人だった」と誤解していたア太郎は、それを知ったモモコに「私がニャロメちゃんの恋人だと思うなんて、失礼しちゃうわ」と言われることになる。ア太郎は「俺、生まれつきそそっかしいもんで…」と弁解したが、「そういう問題じゃないでしょ!」と余計に怒らせてしまうこととなった。
  19. ^ 各話ごとに設定が異なり正式な呼称は不詳。「民尾守」、「うちます巡査」、「ダーン巡査」などが存在する。
  20. ^ アニメ第2作放送時は本作はまだ放送されなかったため、ニャロメ・ケムンパス・べしがレギュラーで登場していたが、本作終了後に放送された『おそ松』と『平成天才バカボン』クロスオーバー作『バカボンおそ松 カレーをたずねて三千里』には登場していない。
  21. ^ モコとカン吉の姉弟が登場したエピソードは、アニメ第2作でもリメイク版(タイトルは「王子と玉子どっちがえらいのココロ!?」)が放送されているが、モコのポジションを担うキャラクターはまったく容姿の異なる少女・綾小路姫香(声 - 富沢美智恵)となっている。カン吉もモコ同様、容姿を大幅に変更した完吉(声 - 浦和めぐみ)がその役割を担っている。
  22. ^ 第7巻の「ニャロメにも誕生日があった」、第9巻の「ニャロメを消せ」、第10巻の「ア太郎のみあいをぶちこわせ」が該当。
  23. ^ 第10巻の「年のはじめのカップとり」、第11巻の「ニャロメのもちさがし」、第12巻の「ニャロメの毛がわがほしいのココロ」・「シャベルとスノーボード」・「ブ太郎のしかえし」・「ひねくれのら犬」が該当。
  24. ^ 『ア太郎+おそ松』はこの他にも、『いまにみていろミーだって』があるが、これは『おそ松くん』の長編作とされ、『おそ松くん』関連コミックスに収録された。
  25. ^ サブタイトルでは「恋だましの恋ぐるい」→「ニャロメのぐれてやる」、「世の中みんなきちがいばかり」→「世の中みんなばかばかり」、「ポリ公の生活らくじゃない」→「警官の生活らくじゃない」など。台詞では、「ピーヨコちゃんのためなら」のココロのボスの台詞「わしの子たべたら人くい人種だぞ」が「わしの子たべたらトリかえしがつかないのココロよ」、『風雲もーれつ城』のデカパン家老の台詞「そのおとうとはクルクルパーだスか」が「そのおとうとはバカでいじわるだスか」、「世の中みんなばかばかり」のココロのボスの台詞「みんなみーんなキーチガイのココロ」が「みんなみーんなビョーキのココロ」など(なお同話では救急車に描かれていた「キチガイ病院」の部分が消されている)。
  26. ^ 1970年4月3日の放送は、「よど号ハイジャック事件」による報道特別番組のため休止。第74話にてこの事件を逆手にとってネタにした「ヒコーキ泥棒ニャロメ!」が制作された。
  27. ^ 第14回から第77回の間は「学習雑誌」が追加された。なお少年サンデーの連載が終了後も、表記に変更は無かった。
  28. ^ a b 第14回から表記変更された。
  29. ^ サブタイトル読み上げ(担当はデコッ八)では「あついよあついよもーれつあつい」になっていた。
  30. ^ 前週放送の次回予告では「サインはヴィーべし」とクレジットされていた。
  31. ^ 1993年9月までの社名は静岡県民放送。その当時も静岡けんみんテレビの名が愛称として使われていたが、同年10月をもって「静岡朝日テレビ」に社名を変更した。

出典

  1. ^ a b 武居俊樹『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』文藝春秋、2005年、136-138頁。 
  2. ^ 武居俊樹『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』文藝春秋、2005年、140-141頁。 
  3. ^ 武居俊樹『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』文藝春秋、2005年、166頁。 
  4. ^ 『第2期 現代漫画7 赤塚不二夫集』筑摩書房、226頁。 
  5. ^ もーれつア太郎(第1作) 第13回 「もーれつもてもてデコッ八」 「もーれつ強盗さようなら」”. videomarket. 2023年5月8日閲覧。
  6. ^ 『もーれつア太郎』キャラ紹介 | 赤塚不二夫公認サイトこれでいいのだ!!”. 2023年5月8日閲覧。
  7. ^ 赤塚不二夫『ギャグほどステキな商売はない』廣済堂出版、1977年、108頁。 
  8. ^ 福笑い病院の院長”. 赤塚不二夫公認サイトこれでいいのだ!!. 2017年1月6日閲覧。
  9. ^ 『もーれつア太郎』アニメ”. 赤塚不二夫公認サイトこれでいいのだ!. 2015年11月14日閲覧。
  10. ^ 『「カータンのなみだ 声優伝・大竹宏」』新風舎、1999年、176・177頁。 
  11. ^ 『赤塚不二夫ソングブック』付属ブックレット
  12. ^ 河北新報』1971年8月6日 - 10月8日付朝刊、テレビ欄。
  13. ^ 『河北新報』1970年5月5日付朝刊テレビ欄。
  14. ^ 『河北新報』1971年8月23日 - 11月11日付朝刊、テレビ欄。
  15. ^ 『河北新報』1970年4月6日 - 5月11日付朝刊、テレビ欄。
  16. ^ 『河北新報』1971年8月6日 - 9月3日付朝刊、テレビ欄。
  17. ^ 福島民報』1969年7月13日、11月30日付朝刊、テレビ欄。
  18. ^ 『福島民報』1969年12月2日、1971年2月2日付朝刊、テレビ欄。
  19. ^ 『福島民報』1969年10月8日 - 12月24日付朝刊、テレビ欄。
  20. ^ 『福島民報』1970年4月4日 - 9月26日付朝刊、テレビ欄。
  21. ^ 『福島民報』1971年2月11日 - 6月14日付朝刊、テレビ欄。
  22. ^ 読売新聞』1969年9月27日付朝刊、テレビ欄。
  23. ^ 北國新聞』1971年5月10日 - 5月14日付朝刊、テレビ欄。
  24. ^ 北國新聞』1972年6月1日付朝刊、テレビ欄。
  25. ^ “林明寛らが織りなす“笑いあり涙あり”の人情物語「もーれつア太郎」開幕”. ステージナタリー. (2018年12月20日). https://natalie.mu/stage/news/313034 2021年1月2日閲覧。 
  26. ^ 広告批評』1999年5月号、18頁。NDLJP:1852946/11
  27. ^ (再読 聴くなら)筋肉少女帯「モーレツ ア太郎」 -朝日新聞デジタル 2014年8月2日03時30分


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