人造湖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/29 04:58 UTC 版)
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人造湖(じんぞうこ、英語: artificial lake[1])とは、人為的に造られた湖のこと。人工湖(じんこうこ)ともいい、またそのような水を貯める施設を貯水池(ちょすいち、英語: reservoir)、貯水湖(ちょすいこ)などという。人が建設したダムによって河川が堰き止められた結果できあがったダム湖(ダムこ)はこれらに含まれる。
自然湖あるいは天然湖(人の手によって造られたものではない、天然に存在する湖)に対して、この言葉が用いられる。
- ダム湖に関する歴史、概要などについては「ダム」も参照。
目的
人が人工的な湖を造る理由は、水力発電、灌漑、上水道、工業用水道などに利用するため(利水)、大量降雨時の河川の水量を調節して洪水を防ぐためである(治水)。そのため、ある一定の位置に水を貯えるための容器となる湖を作り、そこから水を引くことで半ば安定して水を供給することを可能としている。
問題
特に大規模なダム湖においては、設置前と設置後とでは付近の環境ががらりと変わるため、自然環境を主として非常に大きな影響を及ぼすほか、設置後も様々な問題が噴出することがある。
有名な人造湖
- 黒部ダム - 日本最大のダム
- 瓢湖 - 日本有数のハクチョウの飛来地
- 犀川白鳥湖 - ハクチョウの飛来地
- ヴォルタ湖 - 世界最大の人造湖
- 朱鞠内湖 - 日本最大の人造湖
- ガトゥン湖 - パナマ運河完成時の世界最大の人造湖
ギャラリー
脚注
- ^ 文部省編『学術用語集 地理学編』日本学術振興会、1981年。ISBN 4-8181-8155-2 。[リンク切れ]
関連項目
外部リンク
人造湖
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イラク軍はその優れた工兵技術をもって、上記の湿原の大改造を開始した。もともと不毛の地であったため(もっとも、過去には灌漑されたこともあった)同地を有効利用しようと1977年頃から魚養殖用人造湖(これを魚の湖と呼ぶ)が建設されることとなった。しかし、実際は産業目的では無く防衛用水壕であった。 第1期工事は1981年4月までに終了しており、幅(東西)1.2km〜2.0km、長さ(南北)20〜30km、水深3mの水壕が完成しシャッタルアラブ川から水を引いた。同壕を満水にする為に給排水ポンプ4基が設置されているのが、アメリカの衛星画像で判明した。 1982年にはバスラをめぐる戦闘が生起し、この水壕は遺憾なくその能力を発揮した。その後、2本の水路が追加された。1本はホッラムシャフルに向けて伸び、もう1本は幅2kmの広い堀で北方向へ伸ばした。この工事はイラン軍の砲撃の下で忍耐強く推進され、4億立方トンを掘削し、1984年1月には幅10km、長さ50kmの大人造湖が完成した。費用は10億ドル以上が費やされた。
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「人造湖」の例文・使い方・用例・文例
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