朱鞠内湖とは? わかりやすく解説

しゅまりない‐こ【朱鞠内湖】

読み方:しゅまりないこ

北海道北部にある人造湖石狩川支流雨竜川上流造られダム湖面積23.7平方キロメートル

朱鞠内湖の画像
朱鞠内湖と雨竜第一ダム

朱鞠内湖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/25 22:02 UTC 版)

朱鞠内湖


国道275号、朱鞠内PAより(2009年11月)

朱鞠内湖
朱鞠内湖の位置(北海道)
所在地 日本
北海道雨竜郡幌加内町
位置 北緯44度19分03秒 東経142度12分26秒 / 北緯44.31750度 東経142.20722度 / 44.31750; 142.20722座標: 北緯44度19分03秒 東経142度12分26秒 / 北緯44.31750度 東経142.20722度 / 44.31750; 142.20722
面積 23.73 km2
周囲長 40 km
水面の標高 282 m
成因 人造湖
淡水・汽水 淡水
プロジェクト 地形
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ランドサットによる衛星画像

朱鞠内湖(しゅまりないこ)は、北海道雨竜郡幌加内町雨竜川上流に位置する。日本最大の広さ(湛水面積)をもつ人造湖である[1]

概要

1943年(昭和18年)雨竜第一ダムの完成により生じた。日本最大の湛水面積(広さ2,373ヘクタール、23.73平方キロメートル)を持ち、総貯水容量も戦後に佐久間ダムが完成するまでは日本一であった。

名称の由来

所在地名より。アイヌ語に由来するが、諸説ある。

建設工事

熊害事件

2023年5月14日に朱鞠内湖湖岸で釣り客の男性(54)がヒグマに襲われ死亡した事件

環境と利用

湛水に伴い入り組んだ複雑な湖岸や大小の島が誕生し、周囲の森林とも相俟って、さながら天然の湖の様相を見せる。

1974年に湖周辺は朱鞠内道立自然公園に指定され、カヌーボート釣りをする人の姿もみられる。「幻の魚」とされるイトウがまれに釣れる。冬季間はワカサギ釣りでも賑わいを見せている。

朱鞠内は、内陸で標高も高く(湖面標高282m)盆地状で、緯度も高いため、北海道内でも特に寒冷な地域として有名であり、条件が良ければ冬季にダイヤモンドダストも観測できる。

朱鞠内の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温極値(℃) 4.6 6.6 11.3 23.6 28.0 30.0 31.7 33.9 28.5 22.6 18.3 9.5 33.9
平均最高気温(℃) -5.2 -4.3 0.0 6.9 14.2 19.8 23.3 23.9 18.9 12.1 3.6 -2.2 9.2
平均最低気温(℃) -15.5 -16.4 -11.0 -2.7 2.1 7.8 12.8 14.1 8.1 1.8 -3.3 -9.7 -1.0
最低気温極値(℃) -35.8 -33.6 -33.2 -17.8 -6.2 -2.3 1.7 2.7 -1.6 -7.9 -21.0 -29.7 -35.8
降水量(mm) 150.0 99.5 96.6 72.8 78.6 73.1 123.4 151.8 190.7 193.3 220.5 193.7 1643.9
降雪量計(cm) 298 213 196 75 14 0 0 0 0 8 188 339 1329
最大積雪深(cm) 198 217 218 167 46 0 0 0 0 4 68 145 231
朱鞠内 月ごとの平年値 気象庁)

関連項目

脚注

  1. ^ 幌加内町第7次総合振興計画 幌加内町(2024年11月25日閲覧)
  2. ^ 小惑星「朱鞠内湖(Shumarinaiko)」が命名・誕生しました!”. 2023年3月14日閲覧。

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