オフセット
「オフセット」の基本的な意味
「オフセット」とは、主に印刷業界で用いられる用語であり、あるものと別のものを相殺することや、位置をずらして調整することを指す。また、環境保護の分野では、二酸化炭素排出量を減らすための取り組みや、その効果を相殺することも「オフセット」と呼ばれる。「オフセット」の英語表記・英語例文
英語表記:offset 英語例文:The company uses offset printing for their brochures.(その会社はパンフレットにオフセット印刷を使用している。)「オフセット」の類語・類語の意味
類語:補償、相殺 補償:ある損失や欠点を埋め合わせるために、別のものを提供すること。 相殺:二つのものが互いに影響を及ぼし合い、その効果が打ち消し合うこと。「オフセット」に関連する用語・知識
オフセット印刷:インクを版に付け、ゴムブランケットを介して紙に転写する印刷方法。高品質で大量印刷に適している。 カーボンオフセット:二酸化炭素排出量を減らすための取り組みや、排出量を相殺するために購入されるクレジット。「オフセット」を用いた例文
・この企業は、オフセット印刷を利用して、美しいデザインのカタログを制作しています。 ・環境に配慮したいので、私たちはカーボンオフセットを購入して、温室効果ガスの排出量を相殺しようと考えています。 ・建物の窓は、オフセット配置されており、独特の外観を持っています。offset
「offset」とは、相殺する・相殺するもの・埋め合わせのことを意味する英語表現である。
「offset」とは・「offset」の意味
「offset」は相殺や埋め合わせを意味する英語表現で、動詞あるいは名詞として使われる。動詞として使用する場合、相殺する、埋め合わせる、差引勘定する、(効果などを)弱める、オフセット印刷する、の意味がある。現在分詞はoffsetting、過去形はoffset、過去分詞はoffset、三人称単数現在はoffsetsである。
名詞として使用する場合、相殺、相殺するもの、埋め合わせ、補正、差引勘定、(効果などの)消失、(何かから)発生したもの、枝分かれしたもの、オフセット測量法、オフセット配管、オフセット印刷、の意味がある。印刷における裏移りや断ち落としの意味もある。その他に、植物の横枝や、山の支脈を意味することもある。複数形は、offsetsと表す。
様々な分野において、専門用語として「offset」が使用されており、IT分野もその一つである。プログラミング開発では、ある値が基準となる位置からどれだけ離れているかを表す値をオフセットという。また、制御系システムの過渡応答において、十分な時間が経過し定常状態になるまでの目標値と実測値の差を意味することもある。
「offset」の覚え方としては、スイッチを「オフ」にした状態、つまり何もない状態に「セット」するイメージから、プラスマイナスゼロにする、すなわち「相殺する」と記憶する方法がある。
「offset」の発音・読み方
「offset」の発音記号は、アメリカ英語では動詞の場合「ɔ̀ːfsét」、名詞の場合「ɔ́ːfsèt」、イギリス英語では動詞の場合「ɔ̀fsét」、名詞の場合「ɔ́fsèt」である。アメリカ英語、イギリス英語いずれも、動詞では「e」にアクセントをつけ、名詞では「o」にアクセントをつける。読み方は、「オーフセト」「オフセト」である。日本語として使う場合には「オフセット」と読む。「offset」の語源・由来
基準から離れていることを意味する「off」と、設定を意味する「set」を合わせて、「出発する」の意味で使われ、その後、「相殺」や「埋め合わせ」の意味で使われるようになった。「offset」の類語
「offset」の類語には、動詞ではabolish、counteract、countervail、disappear、dissipate、cancel out、balance、set off、make up for、compensate、neutralize、nullify、名詞では、disappearance、elimination、offsetting、balanceがある。「offset」を含む英熟語・英語表現
「offset」を含む英熟語・英語表現は次のとおりである。・offset printing(オフセット印刷法)
・offset survey(オフセット測量)
・carbon offset(カーボンオフセット)
「offset」に関連する用語の解説
「offsetting」とは
「offsetting」は、相殺を意味する名詞である。また、offsetの現在分詞は「offsetting」と表す。
「offset 関数」とは
「offset関数(オフセットかんすう)」は、表計算ソフトexcelにおける関数の一つで、指定した位置のセル範囲を返す働きを持つ。数式は「=OFFSET(参照,行数,列数,高さ,幅)」。他の関数と組み合わせて様々な使い方をする。範囲指定をする関数とともに利用することも多く、値の合計を求めるsum関数(サムかんすう)とともに使えば、合計する範囲をoffset関数で指定することができるようになる。値を検索するのに利用されるvlookup関数(ブイルックアップ関数)では、参照するデータ範囲を指定する必要があるが、ここでoffset関数とcounta関数(カウンタ関数)を利用することで、データが更新されても範囲を指定し直す必要がなくなる。
また、offset関数とmatch関数(マッチ関数)を組み合わせると、vlookup関数より柔軟な値の検索が可能になる。match関数は、ある値が何列目あるいは何行目にあるかを求める関数である。offset関数の引数のうち行番号をmatch関数で指定することにより、vlookup関数では検索できない形の表であっても、値の検索ができるようになる。
「offset」の使い方・例文
Domestic losses were offset by foreign markets.(国内での損失が海外市場によって相殺された。)I will offset that with the next payment.(次の支払いで、その埋め合わせをします。)
We purchased new offset printing machine.(我々は新たなオフセット印刷機を購入した。)
Can overtime be offset by undertime?(残業時間を早退や遅刻で相殺できますか。)
オフセット【offset】
オフセット
オフセット
オフセット Offset
ローラーコーンビットの各コーンの回転中心線のビット回転中心点からのずれで,値はその距離を表す。また,オフセット角とはオフセットをコーン中心線(ビット軸と垂直な面への投影線)とビットの半径線との角度のことを言う。半径線としては,コーン軸の付け根の部分を通る半径とする場合が多いが,メーカーにより一定ではない。軟岩用ビットは,交差配列とともにビットのコーン軸を回転方向の前方に片寄せし,コーンが偏心して回転することで歯が地層に食い込み,抉ったり削ったりする効果をより高める機構を持たせている。 | |||
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分野 | 掘削機器用語 | ||
同義語 | |||
関連用語 | コーン, ローラーコーンビット, トリコーンビット | ||
類似語 | Skew | ||
略語 | |||
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オフセット
【英】:OFFSET
平版印刷の一種。版胴、ゴム・ブランケット、圧胴の3つの円筒が接触しながら回転する三胴仕立の構造で印刷する。3つのローラーによって、インキが移動し、原版の形象が間接的に紙に転写される。版胴には金属平版の版が巻いて取り付けられ、圧胴で用紙を巻き込み、中間にあるゴム・ブランケットによって、版胴の画線部についたインキを仲介して用紙にうつしとる。製版技法の面から言うと、リトグラフ(石版画)と同じ平版である。そのことから、アメリカでは、オフセット・リトグラフと呼ぶこともある。オフセット印刷は、原画を写真撮影し焼き付け製版する電気的化学的処理の過程で網点ができる。この点が、リトグラフと簡単に区別することができる特徴である。オフセットは、主として写真などの複製を工業的に大量高速印刷する場合に用いられている。しかし、作家がオフセットの効果を制作意図に必要なものと認め、作家自身又は作家の監督のもとに制作することで、ひとつの版画技法として生かされている。
オフセット
(offset から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 14:43 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動オフセット(offset)は、英語で「相殺する」「埋め合わせる」という意味。
- オフセット印刷 - 印刷手法の一つ。
- 自動車に関する用語
- 位相 - 物理学において、周期関数の周期中の位置を表す実数。
- 直流オフセット - 波形の平均値。
- オフセット (コンピュータ) - 計算機科学のデータ構造において、先頭から特定の要素までの距離を表す整数。
- オフセット (組み込みソフトウェア) - 組み込みソフトウェアの数値表現において、固定小数点数のRAM値0が指し示す物理値。
- カーボンオフセット - 出した二酸化炭素を相殺すること。
- オフセット周波数 - テレビのチャンネルで、混信対策のため、原則として標準周波数より10kHzずらして放送すること。アナログ放送に適用され、デジタル放送は全て標準周波数で放送されており適用されない。
人名
Offset(オフセット)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/12 04:10 UTC 版)
「オンライン整数列大辞典」の記事における「Offset(オフセット)」の解説
ここで言うオフセットとは、初項が第何項であるか、ということである。すなわちオフセットが n のとき、初項は a ( n ) と表される。例えば、平方数の列 a ( n ) = n^2 (A000290) 0, 1, 4, 9, 16, 25, … のオフセットは 0 であるが、もし 1, 4, 9, 16, 25, … で始まるならオフセットは 1 である。ほとんどの数列のオフセットは 0 か 1 であるが、次のようにそれ以外のオフセットを持つ数列もある。 A073502 オフセットが 3 である数列の例。初項 a ( 3 ) は、なるべく小さな素数と 1 を用いて 3 × 3 の魔方陣を作ったときの、各行の和。以下、a ( n ) は n × n の魔方陣を考えたときのその値。 A072171 オフセットが -1 である数列の例。初項 a ( -1 ) は -1等星、すなわち視等級が -1.5 から -0.5 までの恒星の個数。-1等星はシリウスとカノープスのみであるから a ( -1 ) = 2 である。以下、a ( n ) は n 等星の恒星の個数(ただし、変光星や二重星をどう扱うかによって個数は変動する)。先の方では隣り合う項の比がほぼ一定になるという主張が興味深い。 時には初項に採用すべき項について意見が分かれることがある。例として、第 n 項が次の意味を持つ数列を考えよう。パンケーキに包丁を n 回入れて、なるべく多くのピースに分けたとき、ピースは何個になるか。1回ならば2個に、2回ならば4個に、3回ならば7個に切り分けることができる。OEIS におけるこの数列 A000124 は 1, 2, 4, 7, 11, 16, 22, 29, 37, … で始まる。初項の 1 は、包丁を1回も入れない場合のピースの個数を表している。すなわち、この数列のオフセットは 0 である。しかし、包丁を入れない場合を考えるのは無意味であるとの解釈もあり、MathWorld は 2 を初項としている。 オフセットは重要な項目であるが、ときどき数列の投稿者が、デフォルトのオフセット 1 が適当かどうかをチェックすることを怠るために混乱がおこる。 Offset の欄には通常ふたつの数が記載されている。ひとつ目の数は上に説明された意味を持ち、ふたつ目の数は「絶対値が 1 より大きな数が初めて現れるのは初項から数えて何項目か」を表している。このふたつ目の数は、検索の速度を上げるのに役立っている。例えば、第 n 項が位数 n の群の個数である数列 A000001 は 1, 1, 1, 2 で始まり、その前に n の項が 0 である 0 が並んでいるので、オフセットの欄には 0, 5 と記載されている。また、全ての項が 0, 1, -1 のどれかならば、ふたつ目の数は 1 と記載される。
※この「Offset(オフセット)」の解説は、「オンライン整数列大辞典」の解説の一部です。
「Offset(オフセット)」を含む「オンライン整数列大辞典」の記事については、「オンライン整数列大辞典」の概要を参照ください。
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