madとは? わかりやすく解説

mad

別表記:マッド

「mad」とは、気の狂ったばかげた無謀なということ意味する表現

「mad」とは・「mad」の意味

「mad」とは気の狂った~・ばかげた~・無謀な~という意味を表す英語表現である。主に形容詞として使われているが、名詞動詞としても使われる単語である。また「like mad」という形をとって「猛烈に」「がむしゃらに」という、程度大きさを表すための副詞的な使われ方をする場合もある。以下に品詞ごとの詳細な意味を挙げている。
形容詞
・気の狂った
無分別な~、ばかげた
ばかげていて
・(~で)狂わんばかりに、ひどく興奮して
・(~に熱狂して夢中になって
・(~に)(~のことで)腹を立てて口語表現として
名詞
怒り
動詞
・(人を)怒らせる

「mad」という語はイギリスアメリカ両方において同じ意味で使われている単語である。しかし、イギリスでは「狂人」や「気が狂っている人」をダイレクトに指す言葉として「mad」が使われているのに対しアメリカではこうした使われ方をされることはあまりないアメリカではイギリスでの「狂人」と同じ意味を持つ言葉として「mad」よりも「crazy」の方が使われることが多い。

「mad」の発音・読み方

madの読み方は、カタカナ表記すると「マァド(ゥ)」となる。発音記号は【mǽd】である。音節二つ区切られ「Ma-d」となっている。発音ポイントとしては、以下の2点挙げられる
・一音節目(Ma部分に)強いアクセントを置くこと。
・「d」を発声する際には、舌先前歯の裏につけた状態から勢いよく息を吐きだし「ドゥ」と破裂させるようにして音を出す。

「mad」の語源・由来

madの語源・由来古期英語の「madden」にある。この「madden」は現在でも使用されている英単語であり、「発狂させる」「激怒させる」という意味を持つ他動詞である。以下にmadden例文挙げている。
・Their behavior is so maddening. 「彼らのふるまいは非常に腹立たしい

「mad」を含む英熟語・英語表現

「mad」を含む英熟語英語表現には様々なものがある。

「get mad」とは


get mad」とは、「かっかする」「頭にくる」「お冠になる」などと言った怒りを表す表現である。例として以下のような使い方がある。
Don’t get mad. 「苛々するなよ」

「mad」に関連する用語の解説

「mad」という単語は、主に日本国内で「怒り」や「気が狂った」という本来の語句の意味を表す使い方とは全く異なる意味をもつ言葉としても使われている。以下にその語についての説明記載している。

「MAD」とは


MADとは、主に「MADムービー」のことを指す言葉である。読み方は「エムエーディー」や「マッドムービー)」である。MAD(ムービー)とは、アニメなどの既存画像動画等を個人独自に編集合成行い作成した編集動画のことである。1970年代以降日本において作られ始めその後家庭個人向けパソコン誕生したことや2000年代動画視聴サービス爆発的な普及に伴い一気興隆見せた。しかし、個人許可無く動画編集作成行っているということもあり、近年では著作権など観点から問題視されることも多くWeb上にアップされている動画削除される事例増えている。

「mad」の使い方・例文

「mad」の使い方例文については以下のようなものが挙げられる
Are you mad? 「気でも狂ったの?」
・She studied like mad for this examination.「彼女はこの試験のために、めちゃくち勉強した
・My father will never get mad at me.私の父は私には決し怒らない
・My mother has been mad about a star figure skaterfor over 10 years.「私の母は十年以上もあるフィギュアスケートスター選手夢中である」
・go mad「錯乱状態に陥る
・mad hatter 「変人奇人」または「不思議の国のアリス」に出てくる登場人物【いかれ帽子屋/マッドハッター】のこと

※以下はイディオム
stark raving mad 「完全に乱心した・完全に狂っている」
例文king Lear is stark raving mad.「リア王は完全に乱心している」

don't go mad「度を越さない
例文I love him so much,but I’m careful don't go mad「私は彼をとても愛しているが、度を越さないように気をつけている」

be as mad as a March hare. 「めちゃくち怒っている」
例文She is as mad as a March hare.「彼女はめちゃくち怒っている」

MAD

別表記:マッド

「MAD」とは、既存動画画像音声アニメーション・ゲームなどを個人編集および合成し再編集した二次創作物意味する英語表現である。

「MAD」とは・「MAD」の意味

「MAD」は「MADムービー」とも呼ばれる二次創作物だ。「MAD」は本来、「狂っている」「怒っている」という意味の英単語であり、「very much」のスラングとして使われる場合もある。「MADムービー」の「MAD」は「狂っている」が由来だという説があり、それは「MAD」は癖が強い作品が多いからだと言われている。「MAD」の始まりは、1970年代から1980年代作られていた「MADテープ」だとされている。「MADテープ」はダブルカセット録音機能と停止ボタン利用してアニメドラマ特撮ゲームなど音声切り貼りしてカセットテープ録音したものだ。

MADテープ」は主に同人誌即売会などで流布され面白作品全国に広まることもあった。しかし初期の「MADテープ」はあくまでも大学漫画アニメ関連サークルなど、同人誌即売会参加するような層の人々のみに認知されている存在だった。1980年代になると、ラジオ番組ニュースアナウンサーの声を切り貼りして作られたものを流すコーナー登場し話題となる。このラジオ番組のコーナーきっかけに、「MADテープのようないわゆるコラージュ作品認知層や制作者層が広がった

その後音声だけでなく映像用いてビデオテープ収録した二次創作物MADビデオ」が登場する内容は主に、アニメ特撮などの一部シーン取り上げセリフのみを改変したり、曲を差し替えたりしたものだった。2000年代突入するインターネット環境整い始めパソコン所有する家庭増えていった。アンダーグラウンド掲示板サイト登場や、画像動画編集できるフリーソフト普及なども後押しし、「MAD」はインターネット上で爆発的に流通し始める。ただしこの頃の「MAD」はFlash利用して作られ作品多く、「MAD」ではなくフラッシュ動画」や「面白フラッシュ」と呼ばれていた。

「MAD」はその性質上ほとんどが著作権侵害にあたる作品で、度々違法性問題視されJASRACからの要請により削除される作品増えていった。Flash利用した「MAD」は減っていったが、2005年youtube登場し2007年ニコニコ動画登場すると、今度はこちらで公開する「MAD」が増えていく。メディアで取り上げられるほど「MAD」はメジャーなものとなったが、やはり違法性問題視され続けていた。権利者申請により削除される場合多かったが、中には宣伝効果があるため黙認する権利者もいた。企業が公式に「MAD」のようなCM作った事例存在する

「MAD」の読み方

「MAD」は「マッド」と読む。

「MAD」の熟語・言い回し

手描きMADとは


手描きMAD」とは、既存アニメゲームなど動画切り貼りするのではなく制作者自らが描いたものを利用して作られる「MAD」作品意味する。ただし既存動画などをトレースする場合もあり、完全なオリジナル作品とは言えない。既存アニメ映像トレースした「手描きMAD」の場合、まずはアニメ素材静止画にし一枚ずつ色を塗る。その後背景描き、もとのアニメ映像同じになるように静止画並べる。そして最後に音声加えて動画にするという作り方一般的だ

音MADとは


音MAD」とは、音声メディア用いて音楽メインとして作られる「MAD」作品一種である。「音声MAD」や「音系MAD」とも呼ばれる音声映像素材集め音声編集ソフトでBGM合わせて音声素材切り貼りし、その後映像編集ソフトを用いて映像切り貼りするという作り方主流だ。

アニメMADとは


「MAD」の中でもアニメ映像素材として作られたものを「アニメMAD」と呼ぶ。素材となるアニメは、自ら録画したテレビ放送映像パソコン取り込んだり、動画サイト映像画面キャプチャーしたりして用意する

MAD動画とは


MAD動画」は「MAD」と同じ意味で使われる言い回しである。「MAD動画」は、まずは音声編集ソフトを用いてBGM作成するのが一般的な作り方だ。その後BGM合わせて動画編集ソフト使い映像素材切り貼りする。

MAD

別表記:マッド

「MAD」とは、既存動画音声編集して改変した動画・音声のことを意味する英語表現である。

「MAD」とは・「MAD」の意味

「MAD」とは、既存アニメゲームなど動画音声編集しなおして再編成した動画あるいは音楽である。動画場合は「MAD動画MADムービー」、音声場合は「音MAD音声MAD」とも呼ばれる

1980年頃当時アニメーション特撮番組ファンが、録画したビデオやテープ編集して既存作品改変した笑える作品を手がけ、趣味範囲内個人間で流通させていた。少しずつ作品が広まるにつれて様々なジャンルにも飛び火し深夜ラジオ等でも取り上げられるとなったと言われるこの頃、「頭がおかしい」といった意味から、「MAD」という言葉つけられ映像作品を「MADビデオ」、音声作品を「MADテープ」と呼ぶようになった。「MAD」は、「気が狂っている・馬鹿げている」といった意味を持つ英単語の「mad」がスラングとして当てはめられたと考えられている。

ビデオやテープ改変技術力を必要とし、職人芸のような域にとどまっていたが、パソコンインターネット発展普及が進むにつれて、「MAD」を作ること・「MAD」を発表することが非常に容易くなっていったまた、動画配信ができるWEBサービスなどでも、大量の「MAD」が投稿されるようになり、元の作品著作権侵害などが問題視されるようになった(元々、ほとんどの「MAD」は無許可作成され著作者人格権のひとつである同一性保持権侵害該当していた)。「MAD」に対す権利者の対応はそれぞれ異なり配信サイト削除申し立てを行うケース広告捉えるなどして黙認するケース権利者があえて「MAD」の作成許容してガイドライン作るケースなど様々である。

海外ファンによる「MAD」も存在するが、外国語に「MAD」という表現はなく、「AMVアニメミュージックビデオ)」と呼ぶのが一般的である。また、あらゆるジャンル二次創作された動画・音声作品を「MAD」と呼ぶのに対して、「AMV」はアニメ映像音楽編集しPVのようにまとめたものが多い。

「MAD」の読み方

「MAD」の読み方は、元々の由来である英単語「mad」と同様にマッド」である。「エムエーディー」とは通常読まない

「MAD」の熟語・言い回し

アニメMADとは


アニメMAD」とは、「MAD」の中でもアニメーション映像・音声題材として作った作品のことを意味する言葉である。

音MADとは


音MAD」とは、「MAD」の中でも音楽特化した作品のことを意味する言葉である。「音声MAD」「音系MAD」と呼ぶこともある。音声のみの作品とは限らず音声静止画作品静止画MADとも言う)、音声単純な映像合わせた作品まで幅広くある。映像について技巧をこらさず、ループ左右反転コラージュなどが多用される傾向にあり、よりシュールな作風になることが多い。ただし明確な定義があるわけではないので、音楽画像ハイレベルな作品存在する

MAD動画とは


MAD動画」とは、「MAD」「MADムービー」を言い換えた言葉である。「MAD動画」は、更に「映像MAD」「音MAD」など複数ジャンル細分化することができる。

「MAD」の使い方・例文

かつてはMADテープMADビデオ呼ばれていたが、時代流れと共にMADも様々に発展した
・彼はあのアニメ大ファンらしくて、とうとうMADムービー作ったらしいよ。
・このアニメMAD、本物オープニングみたいに凝っているね。
・MADを製作する場合は、初めに公式のガイドライン見た方がよい。
最近見つけたアーティストが、昔見ていたMADの製作者だと知って驚いた
不意に見つけた静止画MADの中毒性高くてかれこれ20分ぐらいぼんやり眺めている。
音MAD作りたいんだけど、音源どうやってつければいいかな?
笑えるMAD動画SNSで見つけて、笑いをこらえるのが大変だった
・あの動画、神MADだったね!
アメリカ人友だちにMADって言ったら伝わらなくて、あっちではAMVって言うんだって


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