mad
別表記:マッド
「mad」とは、気の狂った・ばかげた・無謀なということを意味する表現。
【形容詞】
・気の狂った~
・無分別な~、ばかげた~
・ばかげていて
・(~で)狂わんばかりに、ひどく興奮して
・(~に)熱狂して、夢中になって
・(~に)(~のことで)腹を立てて※口語表現として
【名詞】
・怒り
【動詞】
・(人を)怒らせる
「mad」という語はイギリスとアメリカの両方において同じ意味で使われている単語である。しかし、イギリスでは「狂人」や「気が狂っている人」をダイレクトに指す言葉として「mad」が使われているのに対し、アメリカではこうした使われ方をされることはあまりない。アメリカでは、イギリスでの「狂人」と同じ意味を持つ言葉として「mad」よりも「crazy」の方が使われることが多い。
・一音節目(Maの部分に)強いアクセントを置くこと。
・「d」を発声する際には、舌先を前歯の裏につけた状態から勢いよく息を吐きだし「ドゥ」と破裂させるようにして音を出す。
・Their behavior is so maddening. 「彼らのふるまいは非常に腹立たしい」
「get mad」とは、「かっかする」「頭にくる」「お冠になる」などと言った怒りを表す表現である。例として以下のような使い方がある。
・Don’t get mad. 「苛々するなよ」
MADとは、主に「MADムービー」のことを指す言葉である。読み方は「エムエーディー」や「マッド(ムービー)」である。MAD(ムービー)とは、アニメなどの既存の画像や動画等を個人が独自に編集・合成を行い、作成した編集動画のことである。1970年代以降に日本において作られ始め、その後家庭・個人向けのパソコンが誕生したことや2000年代の動画視聴サービスの爆発的な普及に伴い、一気に興隆を見せた。しかし、個人が許可無く動画の編集・作成を行っているということもあり、近年では著作権などの観点から問題視されることも多く、Web上にアップされている動画は削除される事例が増えている。
・Are you mad? 「気でも狂ったの?」
・She studied like mad for this examination.「彼女はこの試験のために、めちゃくちゃ勉強した」
・My father will never get mad at me.「私の父は私には決して怒らない」
・My mother has been mad about a star figure skaterfor over 10 years.「私の母は十年以上もあるフィギュアスケートのスター選手に夢中である」
・go mad「錯乱状態に陥る」
・mad hatter 「変人・奇人」または「不思議の国のアリス」に出てくる登場人物【いかれ帽子屋/マッドハッター】のこと
※以下はイディオム
・stark raving mad 「完全に乱心した・完全に狂っている」
(例文)king Lear is stark raving mad.「リア王は完全に乱心している」
・don't go mad「度を越さない」
(例文)I love him so much,but I’m careful don't go mad「私は彼をとても愛しているが、度を越さないように気をつけている」
・be as mad as a March hare. 「めちゃくちゃ怒っている」
(例文)She is as mad as a March hare.「彼女はめちゃくちゃ怒っている」
「mad」とは、気の狂った・ばかげた・無謀なということを意味する表現。
「mad」とは・「mad」の意味
「mad」とは気の狂った~・ばかげた~・無謀な~という意味を表す英語表現である。主に形容詞として使われているが、名詞や動詞としても使われる単語である。また「like mad」という形をとって「猛烈に」「がむしゃらに」という、程度の大きさを表すための副詞的な使われ方をする場合もある。以下に品詞ごとの詳細な意味を挙げている。【形容詞】
・気の狂った~
・無分別な~、ばかげた~
・ばかげていて
・(~で)狂わんばかりに、ひどく興奮して
・(~に)熱狂して、夢中になって
・(~に)(~のことで)腹を立てて※口語表現として
【名詞】
・怒り
【動詞】
・(人を)怒らせる
「mad」という語はイギリスとアメリカの両方において同じ意味で使われている単語である。しかし、イギリスでは「狂人」や「気が狂っている人」をダイレクトに指す言葉として「mad」が使われているのに対し、アメリカではこうした使われ方をされることはあまりない。アメリカでは、イギリスでの「狂人」と同じ意味を持つ言葉として「mad」よりも「crazy」の方が使われることが多い。
「mad」の発音・読み方
madの読み方は、カタカナで表記すると「マァド(ゥ)」となる。発音記号は【mǽd】である。音節は二つに区切られ「Ma-d」となっている。発音のポイントとしては、以下の2点が挙げられる。・一音節目(Maの部分に)強いアクセントを置くこと。
・「d」を発声する際には、舌先を前歯の裏につけた状態から勢いよく息を吐きだし「ドゥ」と破裂させるようにして音を出す。
「mad」の語源・由来
madの語源・由来は古期英語の「madden」にある。この「madden」は現在でも使用されている英単語であり、「発狂させる」「激怒させる」という意味を持つ他動詞である。以下にmaddenの例文を挙げている。・Their behavior is so maddening. 「彼らのふるまいは非常に腹立たしい」
「mad」を含む英熟語・英語表現
「mad」を含む英熟語・英語表現には様々なものがある。「get mad」とは
「get mad」とは、「かっかする」「頭にくる」「お冠になる」などと言った怒りを表す表現である。例として以下のような使い方がある。
・Don’t get mad. 「苛々するなよ」
「mad」に関連する用語の解説
「mad」という単語は、主に日本国内で「怒り」や「気が狂った」という本来の語句の意味を表す使い方とは全く異なる意味をもつ言葉としても使われている。以下にその語についての説明を記載している。「MAD」とは
MADとは、主に「MADムービー」のことを指す言葉である。読み方は「エムエーディー」や「マッド(ムービー)」である。MAD(ムービー)とは、アニメなどの既存の画像や動画等を個人が独自に編集・合成を行い、作成した編集動画のことである。1970年代以降に日本において作られ始め、その後家庭・個人向けのパソコンが誕生したことや2000年代の動画視聴サービスの爆発的な普及に伴い、一気に興隆を見せた。しかし、個人が許可無く動画の編集・作成を行っているということもあり、近年では著作権などの観点から問題視されることも多く、Web上にアップされている動画は削除される事例が増えている。
「mad」の使い方・例文
「mad」の使い方・例文については以下のようなものが挙げられる。・Are you mad? 「気でも狂ったの?」
・She studied like mad for this examination.「彼女はこの試験のために、めちゃくちゃ勉強した」
・My father will never get mad at me.「私の父は私には決して怒らない」
・My mother has been mad about a star figure skaterfor over 10 years.「私の母は十年以上もあるフィギュアスケートのスター選手に夢中である」
・go mad「錯乱状態に陥る」
・mad hatter 「変人・奇人」または「不思議の国のアリス」に出てくる登場人物【いかれ帽子屋/マッドハッター】のこと
※以下はイディオム
・stark raving mad 「完全に乱心した・完全に狂っている」
(例文)king Lear is stark raving mad.「リア王は完全に乱心している」
・don't go mad「度を越さない」
(例文)I love him so much,but I’m careful don't go mad「私は彼をとても愛しているが、度を越さないように気をつけている」
・be as mad as a March hare. 「めちゃくちゃ怒っている」
(例文)She is as mad as a March hare.「彼女はめちゃくちゃ怒っている」
MAD
別表記:マッド
「MAD」とは、既存の動画・画像・音声・アニメーション・ゲームなどを個人が編集および合成し再編集した二次創作物を意味する英語表現である。
「MADテープ」は主に同人誌即売会などで流布され、面白い作品は全国に広まることもあった。しかし初期の「MADテープ」はあくまでも、大学の漫画やアニメ関連のサークルなど、同人誌即売会に参加するような層の人々のみに認知されている存在だった。1980年代になると、ラジオ番組でニュースのアナウンサーの声を切り貼りして作られたものを流すコーナーが登場し話題となる。このラジオ番組のコーナーをきっかけに、「MADテープ」のようないわゆるコラージュ作品の認知層や制作者層が広がった。
その後、音声だけでなく映像も用いてビデオテープに収録した二次創作物「MADビデオ」が登場する。内容は主に、アニメや特撮などの一部シーンを取り上げセリフのみを改変したり、曲を差し替えたりしたものだった。2000年代に突入するとインターネット環境が整い始め、パソコンを所有する家庭も増えていった。アンダーグラウンドな掲示板サイトの登場や、画像や動画を編集できるフリーソフトの普及なども後押しし、「MAD」はインターネット上で爆発的に流通し始める。ただしこの頃の「MAD」はFlashを利用して作られた作品が多く、「MAD」ではなく「フラッシュ動画」や「面白フラッシュ」と呼ばれていた。
「MAD」はその性質上ほとんどが著作権侵害にあたる作品で、度々違法性が問題視されJASRACからの要請により削除される作品が増えていった。Flashを利用した「MAD」は減っていったが、2005年にyoutubeが登場し2007年にニコニコ動画が登場すると、今度はこちらで公開する「MAD」が増えていく。メディアでも取り上げられるほど「MAD」はメジャーなものとなったが、やはり違法性は問題視され続けていた。権利者の申請により削除される場合が多かったが、中には宣伝効果があるため黙認する権利者もいた。企業が公式に「MAD」のようなCMを作った事例も存在する。
「手描きMAD」とは、既存のアニメやゲームなどの動画を切り貼りするのではなく、制作者自らが描いたものを利用して作られる「MAD」作品を意味する。ただし既存の動画などをトレースする場合もあり、完全なオリジナル作品とは言えない。既存のアニメ映像をトレースした「手描きMAD」の場合、まずはアニメ素材を静止画にし一枚ずつ色を塗る。その後背景を描き、もとのアニメ映像と同じになるように静止画を並べる。そして最後に、音声を加えて動画にするという作り方が一般的だ。
「音MAD」とは、音声メディアを用いて音楽をメインとして作られる「MAD」作品の一種である。「音声MAD」や「音系MAD」とも呼ばれる。音声と映像の素材を集め、音声編集ソフトでBGMに合わせて音声素材を切り貼りし、その後映像編集ソフトを用いて映像を切り貼りするという作り方が主流だ。
「MAD」の中でもアニメの映像を素材として作られたものを「アニメMAD」と呼ぶ。素材となるアニメは、自ら録画したテレビ放送の映像をパソコンに取り込んだり、動画サイトの映像を画面キャプチャーしたりして用意する。
「MAD動画」は「MAD」と同じ意味で使われる言い回しである。「MAD動画」は、まずは音声編集ソフトを用いてBGMを作成するのが一般的な作り方だ。その後BGMに合わせて、動画編集ソフトを使い映像素材を切り貼りする。
「MAD」とは、既存の動画・画像・音声・アニメーション・ゲームなどを個人が編集および合成し再編集した二次創作物を意味する英語表現である。
「MAD」とは・「MAD」の意味
「MAD」は「MADムービー」とも呼ばれる二次創作物だ。「MAD」は本来、「狂っている」「怒っている」という意味の英単語であり、「very much」のスラングとして使われる場合もある。「MADムービー」の「MAD」は「狂っている」が由来だという説があり、それは「MAD」は癖が強い作品が多いからだと言われている。「MAD」の始まりは、1970年代から1980年代に作られていた「MADテープ」だとされている。「MADテープ」はダブルカセットの録音機能と停止ボタンを利用して、アニメやドラマ、特撮、ゲームなどの音声を切り貼りしてカセットテープに録音したものだ。「MADテープ」は主に同人誌即売会などで流布され、面白い作品は全国に広まることもあった。しかし初期の「MADテープ」はあくまでも、大学の漫画やアニメ関連のサークルなど、同人誌即売会に参加するような層の人々のみに認知されている存在だった。1980年代になると、ラジオ番組でニュースのアナウンサーの声を切り貼りして作られたものを流すコーナーが登場し話題となる。このラジオ番組のコーナーをきっかけに、「MADテープ」のようないわゆるコラージュ作品の認知層や制作者層が広がった。
その後、音声だけでなく映像も用いてビデオテープに収録した二次創作物「MADビデオ」が登場する。内容は主に、アニメや特撮などの一部シーンを取り上げセリフのみを改変したり、曲を差し替えたりしたものだった。2000年代に突入するとインターネット環境が整い始め、パソコンを所有する家庭も増えていった。アンダーグラウンドな掲示板サイトの登場や、画像や動画を編集できるフリーソフトの普及なども後押しし、「MAD」はインターネット上で爆発的に流通し始める。ただしこの頃の「MAD」はFlashを利用して作られた作品が多く、「MAD」ではなく「フラッシュ動画」や「面白フラッシュ」と呼ばれていた。
「MAD」はその性質上ほとんどが著作権侵害にあたる作品で、度々違法性が問題視されJASRACからの要請により削除される作品が増えていった。Flashを利用した「MAD」は減っていったが、2005年にyoutubeが登場し2007年にニコニコ動画が登場すると、今度はこちらで公開する「MAD」が増えていく。メディアでも取り上げられるほど「MAD」はメジャーなものとなったが、やはり違法性は問題視され続けていた。権利者の申請により削除される場合が多かったが、中には宣伝効果があるため黙認する権利者もいた。企業が公式に「MAD」のようなCMを作った事例も存在する。
「MAD」の読み方
「MAD」は「マッド」と読む。「MAD」の熟語・言い回し
手描きMADとは
「手描きMAD」とは、既存のアニメやゲームなどの動画を切り貼りするのではなく、制作者自らが描いたものを利用して作られる「MAD」作品を意味する。ただし既存の動画などをトレースする場合もあり、完全なオリジナル作品とは言えない。既存のアニメ映像をトレースした「手描きMAD」の場合、まずはアニメ素材を静止画にし一枚ずつ色を塗る。その後背景を描き、もとのアニメ映像と同じになるように静止画を並べる。そして最後に、音声を加えて動画にするという作り方が一般的だ。
音MADとは
「音MAD」とは、音声メディアを用いて音楽をメインとして作られる「MAD」作品の一種である。「音声MAD」や「音系MAD」とも呼ばれる。音声と映像の素材を集め、音声編集ソフトでBGMに合わせて音声素材を切り貼りし、その後映像編集ソフトを用いて映像を切り貼りするという作り方が主流だ。
アニメMADとは
「MAD」の中でもアニメの映像を素材として作られたものを「アニメMAD」と呼ぶ。素材となるアニメは、自ら録画したテレビ放送の映像をパソコンに取り込んだり、動画サイトの映像を画面キャプチャーしたりして用意する。
MAD動画とは
「MAD動画」は「MAD」と同じ意味で使われる言い回しである。「MAD動画」は、まずは音声編集ソフトを用いてBGMを作成するのが一般的な作り方だ。その後BGMに合わせて、動画編集ソフトを使い映像素材を切り貼りする。
MAD
別表記:マッド
「MAD」とは、既存の動画や音声を編集して改変した動画・音声のことを意味する英語表現である。
1980年頃、当時のアニメーションや特撮番組のファンが、録画したビデオやテープを編集して、既存の作品を改変した笑える作品を手がけ、趣味の範囲内で個人間で流通させていた。少しずつ作品が広まるにつれて様々なジャンルにも飛び火し、深夜ラジオ等でも取り上げられる程となったと言われる。この頃、「頭がおかしい」といった意味から、「MAD」という言葉がつけられ、映像作品を「MADビデオ」、音声作品を「MADテープ」と呼ぶようになった。「MAD」は、「気が狂っている・馬鹿げている」といった意味を持つ英単語の「mad」がスラングとして当てはめられたと考えられている。
ビデオやテープの改変は技術力を必要とし、職人芸のような域にとどまっていたが、パソコンとインターネットの発展と普及が進むにつれて、「MAD」を作ること・「MAD」を発表することが非常に容易くなっていった。また、動画配信ができるWEBサービスなどでも、大量の「MAD」が投稿されるようになり、元の作品の著作権侵害などが問題視されるようになった(元々、ほとんどの「MAD」は無許可で作成され、著作者人格権のひとつである同一性保持権の侵害に該当していた)。「MAD」に対する権利者の対応はそれぞれ異なり、配信サイトに削除の申し立てを行うケース、広告と捉えるなどして黙認するケース、権利者があえて「MAD」の作成を許容してガイドラインを作るケースなど様々である。
海外ファンによる「MAD」も存在するが、外国語に「MAD」という表現はなく、「AMV(アニメミュージックビデオ)」と呼ぶのが一般的である。また、あらゆるジャンルの二次創作された動画・音声作品を「MAD」と呼ぶのに対して、「AMV」はアニメ映像と音楽を編集し、PVのようにまとめたものが多い。
「アニメMAD」とは、「MAD」の中でも、アニメーションの映像・音声を題材として作った作品のことを意味する言葉である。
「音MAD」とは、「MAD」の中でも、音楽に特化した作品のことを意味する言葉である。「音声MAD」「音系MAD」と呼ぶこともある。音声のみの作品とは限らず、音声と静止画の作品(静止画MADとも言う)、音声に単純な映像を合わせた作品まで幅広くある。映像については技巧をこらさず、ループ・左右反転・コラージュなどが多用される傾向にあり、よりシュールな作風になることが多い。ただし明確な定義があるわけではないので、音楽も画像もハイレベルな作品も存在する。
「MAD動画」とは、「MAD」「MADムービー」を言い換えた言葉である。「MAD動画」は、更に「映像MAD」「音MAD」など複数のジャンルに細分化することができる。
・彼はあのアニメの大ファンらしくて、とうとうMADムービーを作ったらしいよ。
・このアニメMAD、本物のオープニングみたいに凝っているね。
・MADを製作する場合は、初めに公式のガイドラインを見た方がよい。
・最近見つけたアーティストが、昔見ていたMADの製作者だと知って驚いた。
・不意に見つけた静止画MADの中毒性が高くて、かれこれ20分ぐらいぼんやり眺めている。
・音MADを作りたいんだけど、音源はどうやって見つければいいかな?
・笑えるMAD動画をSNSで見つけて、笑いをこらえるのが大変だった。
・あの動画、神MADだったね!
・アメリカ人の友だちにMADって言ったら伝わらなくて、あっちではAMVって言うんだって。
「MAD」とは、既存の動画や音声を編集して改変した動画・音声のことを意味する英語表現である。
「MAD」とは・「MAD」の意味
「MAD」とは、既存のアニメやゲームなどの動画や音声を編集しなおして、再編成した動画あるいは音楽である。動画の場合は「MAD動画・MADムービー」、音声の場合は「音MAD・音声MAD」とも呼ばれる。1980年頃、当時のアニメーションや特撮番組のファンが、録画したビデオやテープを編集して、既存の作品を改変した笑える作品を手がけ、趣味の範囲内で個人間で流通させていた。少しずつ作品が広まるにつれて様々なジャンルにも飛び火し、深夜ラジオ等でも取り上げられる程となったと言われる。この頃、「頭がおかしい」といった意味から、「MAD」という言葉がつけられ、映像作品を「MADビデオ」、音声作品を「MADテープ」と呼ぶようになった。「MAD」は、「気が狂っている・馬鹿げている」といった意味を持つ英単語の「mad」がスラングとして当てはめられたと考えられている。
ビデオやテープの改変は技術力を必要とし、職人芸のような域にとどまっていたが、パソコンとインターネットの発展と普及が進むにつれて、「MAD」を作ること・「MAD」を発表することが非常に容易くなっていった。また、動画配信ができるWEBサービスなどでも、大量の「MAD」が投稿されるようになり、元の作品の著作権侵害などが問題視されるようになった(元々、ほとんどの「MAD」は無許可で作成され、著作者人格権のひとつである同一性保持権の侵害に該当していた)。「MAD」に対する権利者の対応はそれぞれ異なり、配信サイトに削除の申し立てを行うケース、広告と捉えるなどして黙認するケース、権利者があえて「MAD」の作成を許容してガイドラインを作るケースなど様々である。
海外ファンによる「MAD」も存在するが、外国語に「MAD」という表現はなく、「AMV(アニメミュージックビデオ)」と呼ぶのが一般的である。また、あらゆるジャンルの二次創作された動画・音声作品を「MAD」と呼ぶのに対して、「AMV」はアニメ映像と音楽を編集し、PVのようにまとめたものが多い。
「MAD」の読み方
「MAD」の読み方は、元々の由来である英単語「mad」と同様に「マッド」である。「エムエーディー」とは通常、読まない。「MAD」の熟語・言い回し
アニメMADとは
「アニメMAD」とは、「MAD」の中でも、アニメーションの映像・音声を題材として作った作品のことを意味する言葉である。
音MADとは
「音MAD」とは、「MAD」の中でも、音楽に特化した作品のことを意味する言葉である。「音声MAD」「音系MAD」と呼ぶこともある。音声のみの作品とは限らず、音声と静止画の作品(静止画MADとも言う)、音声に単純な映像を合わせた作品まで幅広くある。映像については技巧をこらさず、ループ・左右反転・コラージュなどが多用される傾向にあり、よりシュールな作風になることが多い。ただし明確な定義があるわけではないので、音楽も画像もハイレベルな作品も存在する。
MAD動画とは
「MAD動画」とは、「MAD」「MADムービー」を言い換えた言葉である。「MAD動画」は、更に「映像MAD」「音MAD」など複数のジャンルに細分化することができる。
「MAD」の使い方・例文
・かつてはMADテープやMADビデオと呼ばれていたが、時代の流れと共にMADも様々に発展した。・彼はあのアニメの大ファンらしくて、とうとうMADムービーを作ったらしいよ。
・このアニメMAD、本物のオープニングみたいに凝っているね。
・MADを製作する場合は、初めに公式のガイドラインを見た方がよい。
・最近見つけたアーティストが、昔見ていたMADの製作者だと知って驚いた。
・不意に見つけた静止画MADの中毒性が高くて、かれこれ20分ぐらいぼんやり眺めている。
・音MADを作りたいんだけど、音源はどうやって見つければいいかな?
・笑えるMAD動画をSNSで見つけて、笑いをこらえるのが大変だった。
・あの動画、神MADだったね!
・アメリカ人の友だちにMADって言ったら伝わらなくて、あっちではAMVって言うんだって。
このページでは「実用日本語表現辞典」からmadを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からmadを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からmad を検索
Weblioに収録されているすべての辞書からmadを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からmad を検索
- madのページへのリンク