frequency

実用日本語表現辞典

frequency

別表記：フリークエンシー

「frequency」とは、頻発・頻繁に起きることを意味する英語表現。波や振動が単位時間に何回発生するかを示す指標である。

「frequency」とは・「frequency」の意味

単位時間あたりに繰り返される事象の発生頻度を表す。また、データ通信に用いられる電磁波のように振動や振動の割合を指すこともあり、周波数という。周波数はヘルツ（Hz）単位で測定され、単位時間内に一定点を通過する波の数を割って算出される。周波数は、物理学、無線通信、音波などの分野で応用されている。

「frequency」の発音・読み方

「frequency」は、英語の発音記号でfríːkwənsi、カタカナ語でフリークェンシーと発音される。

「frequency」の語源・由来

「frequency」の語源は、インド・ヨーロッパ語族の「詰め込む」を意味するbhrekw-である。同じく「詰め込む」を意味するラテン語のfarciと関係がある。この語の核となるイメージは、混雑した状態、忙しい状態である。言語学では、相対節が主格か目的格か、先行詞が生物か無生物か、などのパラメータを指す。

「frequently」と「frequency」の違い

「frequently 」と 「frequency 」は異なる意味を持つ単語である。「frequently 」は、「私は頻繁に店に行く」のように、何かが発生する頻度を表すために使われる副詞である。一方、「frequency」は、「マニュアルが改訂される頻度」のように、何かの発生率を指す名詞である。その他、副詞としての意味では「しばしば」「たいてい」「ときどき」「たまに」などがある。

「frequency」を含む英熟語・英語表現

「frequency」を含む一般的な英語表現には、以下のものがある。

・「frequency of occurrence」 (しばしば起こること)
・「frequency distribution」 (度数)
・「vibration frequency」 (振動数)
・「frequency of waves」 (周波数)
・「once in a blue moon」 (稀にしかない)
・「with increasing frequency」 (ますます頻繁に)

「frequency」に関連する用語の解説

「frequency関数」とは

指定したセル範囲や配列の中の値が、指定した区間に含まれる個数を求めるExcelの関数である。統計学では一定区間内に発生する回数、度数、頻度を意味する。例えば、試験の成績の範囲内に含まれる成績の頻度分布を計算することができる。Excelのfrequency関数は、ある範囲内の値の頻度を計算するために使用できる。使い方は、値の範囲を選択し「関数の挿入」ボタンを押す。関数の一覧からfrequencyを選択する。うまくいかない場合は条件を見直す。また、点数を元にした度数分布表を作成するのにも使うことができる。

「radio frequency」とは

無線通信の搬送波として利用できる周波数のこと。日本語では「高周波」と表現されることもあり、直訳的に「無線周波数」とすることもある。高周波は、電波や音波などの波形を構成するスペクトラムのうち比較的周波数の高いものを指す。

「infrequency」とは

めったに起こらないこと、希少性を意味する。「infrequent」は、頻繁でない、定期的に起こらないこと。「infrequent」の派生語である「infrequently」は副詞で、めったに起こらない、珍しい、不定期の、たまのという意味を持つ。

「frequency response」とは

入力信号の周波数に関して出力時の振幅を評価する方法の一つであり、ある特定の振幅範囲内において信号が再現される周波数範囲を表す。

「frequency distribution」とは

統計において標本として得たある変量の値のリストを量の大小の順で並べ、各数値が現れた個数を表示する表。データをある範囲ごとに区切って、その範囲に属する数の散らばりの様子を表すもの。

「frequency modulation」とは

搬送波の周波数を変化させて情報を伝送するアナログ変調方式である。送信中は振幅が一定になるため、ノイズの干渉を受けにくい。

「frequency table」とは

データを大きさの順に並べていくつかの区分にまとめた表で、データ全体の分布を把握するために用いられる。ある値が何回発生したかを数え上げて表示することができる。

「frequency」の使い方・例文

frquenceyを使った例文・「The frquencey of such accidents is decreasing from year to year.」（このような事故の頻度は年々減少している。）
・「The frequency of a sound wave is the number of vibration cycles within a set period of time.」（音波の周波数は、一定時間内の振動回数のことである。）
・「The frequency of revision of that Japanese dictionary is about once every five years.」（あの国語辞典の改訂頻度は5年に一度ほどである。）

（2023年2月20日更新）

デジタル大辞泉

フリークエンシー【frequency】

読み方：ふりーくえんしー

１ 広告の到達度。視聴者が広告に接触した回数。

２ 周波数。

しゅうは‐すう〔シウハ‐〕【周波数】

読み方：しゅうはすう

《frequency》交流電波・音波など、周期的変化をする現象が1秒間に何回繰り返されるかを示す数。単位はヘルツ（Hz）。振動数。

DBM用語辞典

フリークエンシー

【英】frequency

(1)ある一定期間内に提示された広告メッセージの回数。(2)ある特定期間内に、一人当たりあるいは世帯当たりが見たコマーシャルや広告の平均回数。(3)一般に、ある特定の期間内に起こる回数や頻度。定期的な事象、長時間におけるある顧客の購買、コマーシャルや広告が放映されたり、印刷されたり、聴衆に到達されたりする回数頻度を言う場合に使われる。

リーセンシー/フリークエンシー

【英】Frequency，Recency

リーセンシーは、最後の購買からの経過時間。フリーケンシーは、ある特定期間内の累計購入回数。これらは、顧客グループの価値を測る基準になる。リーセンシーとフリークエンシーの度合いが高いほどより価値のある顧客になる。例えば、昨年20回の購買を行った顧客の方が、3年前に20回購買を行った顧客よりも価値が高い。この2者は両者とも3年前に一回購買を行った顧客よりも価値が高い。図はペットフードのダイレクト・マーケティングの結果である。リーセンシーは、全体を100として0～3ヶ月の人は2倍反応し、4～6ヶ月の人は1.6倍反応することを示している。フリークエンシーは5回以上購入している人が3.7倍、4回の人は2.5倍反応することを示している。

FA用語辞典

周波数

読み方：シュウハスウ
【英】：frequency

関連するカテゴリ：

パワーサプライ

交流入力端子に印加する電圧の周波数。

広告用語辞典

フリクエンシー frequency

広告の接触頻度。ある広告を見た人がその広告を何回見たかという数値。広告の効果は主としてフリクエンシーの関数となることが多いので、重要な指標となる。フリクエンシーを実測することは少なく、GRP＝リサーチ（R)×フリクエンシー（F)という関係にあることを利用して、確立モデルを使ってGRPから予測するという方法がとられることが多い。テレビの効果推定から始まったが、この考え方は印刷媒体にも適用されている。

視聴率関連用語

フリークエンシー

視聴（到達）回数。到達した世帯（人）をベースに何回見られた（接触した）かを示す指標。

サラウンド用語辞典

周波数 (Frequency)

音波や電波のように周期的に振動する現象が毎秒当たりに繰り返される回数。振動数ともいう。単位はヘルツ（Hz)。1000Hzを１キロヘルツ(KHz)、100万ヘルツを1メガヘルツ(MHz)と表す。人の可聴範囲はほぼ15Hzから20KHzとされるが、最近では自然界の音場を再現するのに100KHz近くまで再生することが行われている。

IT用語辞典バイナリ

フリークエンシー

【英】frequency

フリークエンシーとは、（１）周波数のこと、あるいは（２）インターネット広告に対するユーザー1人あたりの接触頻度のことである。

（１） フリークエンシーとは、周波数のことである。ある一定の時間中に現象などが反復されるときのその回数のことを指す。コンピュータ関連用語としては、データ通信に使われる電波や、コンピュータの回路内で利用されている電気信号の周波数について言われる。 （２） フリークエンシーとは、同じインターネット広告に1人のユーザーが接する頻度のことである。

フリークエンシーに対して、同じ広告に不特定多数のユーザーが接する頻度はリーチと呼ばれる。

広告や商品の明快さによって、広告効果に違いが出ると言われている。広告や商品の内容が単純明快であればあるほど、万人に見せるリーチほうが効果が出るとされ、逆に広告内容が一見して分からないようなものであれば、じっくり理解が期待できるフリークエンシーのほうが効果が出るとされる。

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大車林

周波数

英語 frequency

周期的な現象において、ある状態とまったく同じ状態を、1秒間にとる回数のこと。まったく同じ状態をとるまでの最小の時間間隔を周期といい、周波数は周期の逆数である。音響として扱われる周波数の範囲はおおよそ10-2～1010Hzで、10-2～2×10Hzを超低周波、2×10～2×104Hzを可聴周波、2×104～106Hzを超音波、106Hz～を極超音波という。自動車における振動、騒音で対象となる周波数範囲は、極低周波～可聴周波であるが、主要な範囲はおおよそ104Hz以下である。制御系など、部品によっては超音波を利用したものもある。

参照 周波数分析

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

実用空調関連用語

しゅうはすう 周波数 frequency

音による空気の１秒あたりの振動回数。人間の可聴範囲は大体 20～20,000Hz。一般には2,000～5,000Hzの音に対してもっとも感度が高く、 低周波数の音は聞こえにくくなる。

時間生物学用語集

周波数

【英】：frequency

単位時間にあらわれるサイクル数。period(周期)の逆数。

ウィキペディア

周波数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/04/13 05:54 UTC 版)

周波数（しゅうはすう、英：frequency）とは、工学、特に電気工学・電波工学や音響工学などにおいて、波動や振動が、単位時間当たりに繰り返される回数のことである。周波数は周期の逆数であり、単位は「ヘルツ」 (Hz) が使われる。