ブラックハット‐エスイーオー【ブラックハットSEO】
ブラックハットSEO
別名:ブラックハット
【英】Black Hat SEO, Black Hat Search Engine Optimization
ブラックハットSEOとは、SEO(検索エンジン最適化)における用語で、悪質な(非倫理的な)手法を駆使して検索結果ページ(SERP)の上位に表示させる技術または施策のことである。
ブラックハットSEOの典型的な手法としては、ユーザーに気づかれないようにWebページ内にSEO目的のキーワードを大量に埋め込んだり、ユーザーがアクセスしてきた際にWebクローラが巡回したWebページとは異なるWebページを表示させるような仕組みを埋め込んだり、コメントスパムなどの強引な手法で大量のバックリンクを獲得しようとしたりする方法がある。検索エンジンの多くはこうした手法はポリシーに反するものとしており、通常は何らかのペナルティが課されるが、悪質なWebサイトと判断されず検索結果ページの上位に表示される場合がある。
SEOの技術を悪用してマルウェアなどを含む悪意のあるWebサイトにユーザーを誘導しようとする「SEOポイズニング」は、多くの場合ブラックハットSEOの技法が用いられている。
ブラックハットSEOに対して、正当な施策とみなされているSEO技術はホワイトハットSEOと呼ばれている。なお、「ブラックハット」はSEO以外にも、より広く「悪意をもったハッカー」といった意味で用いられることもある。
ブラックハットSEO
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 03:21 UTC 版)
「検索エンジン最適化」の記事における「ブラックハットSEO」の解説
ホワイトハットSEOとは逆に、検索エンジンを騙し、ウェブページを本来よりも高く評価させる検索エンジン最適化のことをブラックハットSEOと呼ぶ。GoogleはブラックハットSEOに準ずる行為をウェブマスター向けガイドラインで禁じており、ブラックハットSEOやそれに準ずる行為を行うと手動による対策が適用されることがある。 Ptengineのマーケティング部門でVPを務めるジェフ・ドイッチュは、Googleに対するスパム行為で月収5万ドルの収益をあげていたことを明らかにした。Googleは毎日スパムにあたるワードを4億5000万個インデックスしているが、ドイッチュはこのシステムを潜り抜け、高く順位付けされる記事を生成するスパムマシンを構築し収益をあげていた。しかし、2012年3月16日、Googleのマット・カッツがALN(Authority Link Network)に関して言及したツイートを投稿し、その後GoogleによりALNネットワークが発見され、すべて破壊されたとされる。
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