英語の発音記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 05:38 UTC 版)
「ダニエル・ジョーンズ (音声学者)」の記事における「英語の発音記号」の解説
英語発音辞典(EPD)をはじめとするジョーンズの著作は英語教育に大きな影響をもたらしたが、これらの著作に用いられている英語の発音表記はジョーンズが考案したわけではなく、単に国際音声学会で以前から使われている記号をそのまま使っただけだった。ジョーンズは beat と bit の母音の違いを [iː] と [i] のように長さで区別していたが、[ɛ] が [ɛə] にしか使われないなど、ジョーンズ本人の音素の理論とは合わないところもあった。しかし、ジョーンズの保守的な性格のためか、改訂版でも表記に変更はなかった。 英語発音辞典の改訂を引き継いだアルフレッド・チャールズ・ギムソンは、ジョーンズの没後1977年に出版された第14版で大きく表記を変更し、[iː] と [ɪ] のように母音の長さに加えて母音の種類の違いも表記するようになった。
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