英語の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 15:54 UTC 版)
本来、英語が属するゲルマン語は屈折語であるが、英語に限っては孤立語の特徴が顕著に現れるようになった(分析的言語 (Analytic language))。その結果として、活用体系が崩れ、前置詞が発達した。 ゲルマン語系語彙の使用頻度が高いが、ラテン語・フランス語などの影響を受け、ロマンス諸語系の語彙も多く用いられ、それらの複合語 (Compound)および派生語 (Derivation) が広く浸透している。この影響により、ゲルマン語系でありながら"c"が /ts/ ではなく、/k/ または /s/ で発音される(car、centerなど多数)。 綴り字と発音との対応関係には主要な規則以外の多種の規則が見られる。また規則から外れたものも少なくない。(フォニックス、大母音推移なども参照)例えば、"ou"の場合、"mouse" /maʊs/ 聞く[ヘルプ/ファイル](この"ou"の発音については英語の規則に則っている) "rough" /ɹʌf/ 聞く[ヘルプ/ファイル] "cough" /kɔːf/ 聞く[ヘルプ/ファイル] "soul" /səʊl/ (英)、/soʊl/ 聞く[ヘルプ/ファイル] (米) "loupe" /luːp/ 聞く[ヘルプ/ファイル]
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