フォックスハウンド【foxhound】
フォックスハウンド
(foxhound から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 15:00 UTC 版)
フォックスハウンド(foxhound)
- フォックスハウンド (犬種) - キツネ狩りのために品種改良された猟犬。
- ソビエト連邦で開発された戦闘機MiG-31のNATOコードネーム。
- FOXHOUND (架空の組織) - メタルギアに登場する架空のハイテク特殊部隊。
- イギリス海軍の同名艦(就役年:1806、1809、1856、1877、1909、1934)
- フォックスハウンド (駆逐艦・2代)
関連項目
FOXHOUND(MGS)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 01:54 UTC 版)
「メタルギアシリーズの登場人物」の記事における「FOXHOUND(MGS)」の解説
バルカン・レイブン 声 - 堀之紀/Peter Lurie 登場作品:『MGS』 FOXHOUND隊員。年齢は30代。身長210 cm。ネイティブ・アメリカンとイヌイットの混血で、ミラーの弁によればアサバスカン族とされる。額にワタリガラス(レイブン)の痣があり、全身にペトログリフィスの入墨を施している。バルカン砲をも振り回す怪力と、それを背負ったまま走れる体力、シャーマンとしての超自然的能力を有し、本来、戦闘機に搭載されるM61A1機関砲を個人携行用に改造したものを武器にしている。アラスカ大学卒。 アラスカのブルックス山脈等、人跡未踏の奥地で罠漁師(トラッパー)として狩りをするのが趣味。フェアバックスで開催される世界エスキモーインディアンオリンピックに毎回出場しており、棒引きや四人運びなどの先住民族の競技で連続優勝している(ミラーの弁によれば四人運びの競技で、合計六人もの大人を運んだという)。 最初はM1戦車に乗り込み地雷原でスネークに挑むが手榴弾により戦車が破壊されたため、撤退するがスネークを泳がせるためにわざと負けた。その後、スネークを戦士と認め、地下倉庫でガトリングなどの銃火器で戦いを挑むが爆弾や遠距離ランチャーを利用したスネークの戦法に敗れる。真実の断片を語った後、自らの部下であるカラス達に亡骸を食わせた。 本人の強さと生身でのボス戦はレイブンの死角と隙を突いて攻撃するのだが、ベノム兵とスナイパー・ウルフと比べて格段に反応が鋭く簡単に見つかったり反応される上、ガドリング砲を持っているため、真っ向勝負では勝ち目がない。 『MGS2』では、フィギュアとして登場。撃つと永遠に弾をばら撒き続ける。レイブンの影を見た直後にオタコンにCALLすると驚く2人の姿が見られる。 サイコ・マンティス 声 - 曽我部和恭(『MGS』)、飯塚昭三(『MGS4』)、家中宏(『MGS2バンドデシネ』)/Dung Stone 登場作品:『MGS』『MGS4』『MGSV』 FOXHOUND隊員。年齢は30代。身長190 cm。強力な念動能力と読心能力、対象の視界を操作する能力を持つ。他人の思念が入り込むのを防ぐ為、常時ガスマスクを着用している。 ソ連時代のロシアにて生まれるが、出産時に母親を失う。初めて他人の心にダイブした相手は実の父親だったが、その中には彼の出産が原因で妻を失った思いから、彼に対する殺意しかなく、恐怖から衝動的に父親を殺して村を焼き払った。その後はKGBの超能力諜報部員となり、ソ連崩壊後はアメリカに渡り、FBIに籍を置いてサイコメトラーとしていくつかの事件を担当した。 特殊なノイズでメリルの精神にダイブ(憑依)し、スネークと対峙させた。しかし、超能力が優れている反面肉体的には鍛えられておらず、弱点を見切り、逆に精神干渉を逆手にとったスネークに敗北。その後はスネークが自身と同じトラウマを抱えた同類であることを見抜き、そんな彼に賭けてみたいという気持ちを抱き、自身の過去を語った後にスネークの為に隠し通路の扉を開く。そして最後くらいは自分自身でありたいと懇願してスネークにマスクを被せてもらい静かに息を引き取った。 『MGS4』では、スクリーミング・マンティスとの戦闘後、幽霊として姿を現し、シャドー・モセス事件当時と同じく、スネークに超能力を見せつけようとした。なお、スクリーミング・マンティス自身も彼の人格を暗示で移植されていたが彼女が浄化されたことで消滅した。また、bb部隊をスクリーミング・マンティスを操り間接的に指揮をしていた。 小説版『メタルギアソリッドサブスタンスI』にて『V』に登場した第3の子供であったことが確定した。ゲーム本編では両親を殺した事件の後にソ連の超能力研究機関に回収されたようであり、その後の「V」での経緯を考えるに上記の経歴は一部偽装であった可能性が高い。 小説『サブスタンスI』ではキプロスの上空でビッグ・ボスの報復心に感応して能力が制御不可能になり乗っていた飛行機を撃墜させた時に両親を死なせたという設定に変更されている。またこの出来事から他人の思念(主により強い報復心)に感応し能力が増幅され人格も影響を受けるようになってしまう。なお『V』内では燃えるクジラや空を飛ぶ炎の馬など明らかに非現実的な力が使われているが、小説版によるとこれらはヴェノムの視覚障害と第3の子供の増幅された能力が合わさった結果、見えていた幻覚である。 『MGS4』発売当時Playstation3(PS3)のデュアルショック機能を巡ってPS3のメーカーであるソニーと米イメーション社が争っていた影響により振動機能のないSIXAXISになっていたため問題解決後のDUALSHOCK 3を使用している状態でマンティスの超能力を見せつけるムービーでマンティスが「振動が戻ってきた!」や「よかった、考え直してくれたのか…」とつぶやき、最後には小島の肉声に変わり「久夛良木さーん!!」と叫ぶシーンがある。 スナイパー・ウルフ 声 - 中村尚子/Tasia Valenza 登場作品:『MGS』 FOXHOUND隊員。年齢は20代。身長176 cm。紛争地帯の出身で、北方アーリア系の血を引く金髪のクルド人。狙撃技術と持久力をネパール出身のグルカ兵から教わり、7日という狙撃体制維持記録日数を持つ。弾丸に水銀を詰めた特製マーキュリーチップを使用し、抗不安薬を服用している。 ビッグ・ボスに拾われてアメリカへ渡った後、戦場を傍観する立場としてスナイパーになり、FOXHOUNDへと入隊する。スナイパーとしての誇りやプライドは非常に高く、一度自分がしとめると決めるとその相手しか見えなくなり、時には恋愛感情すら持つという。その為、自身の狙撃を逃れて逆に反撃に成功したスネークに対して強い執着心を抱くようになる。しかし、一方で多くのウルフドッグ達を「家族」と呼んで面倒を見ており、仲間に始末されそうになった彼らの世話を買って出てくれたオタコンに対しては心を許していた模様。また女、子供が傷つくのもあまり好まず、メリルを助けたのはスネークに対する囮であると同時にこういった想いもあった。自身を助けたビッグ・ボスのことは今でも尊敬しており、英雄サラディン(クルド一族出身のイスラムの英雄)と同一視しているほど。 通信塔で、スネークと一緒にいたメリルを襲撃して負傷させる。一度目の戦いでは、敗退したように見せかけ、スネークの背後を取って彼を捕らえる。スネークの脱走後は再び彼を狙うが、二度目の戦いで敗北した際に肺を撃たれた傷が致命傷となり、自分がもう助からないことを悟る。緩慢な死を嫌い、スネークに「お前のような男に殺されることを待っていた」と、自分を殺すよう懇願し、頭部を撃たれて死亡した。 オタコンは、生まれた瞬間からどうしようもない運命を強いられていたという境遇の一致から、ウルフに惹かれていたことが小説『サブスタンスI』で語られる。ウルフの方も内心では彼のことは意識していたが、自分と同じ世界に巻き込まない為にあえて冷たくあしらった。そして結局、2人の道が交わることは最後まで無かった。 スナイパーの戦いとして、ライフルがメインの戦いになるが、二回戦目はスティンガーやリモコンミサイルでも倒せる。 デコイ・オクトパス 登場作品:『MGS』 FOXHOUND隊員。年齢、身体情報、経歴などは不明。変装の達人で、声や血液までも変装対象のそれに似せる。スネークから情報を引き出すべく、死亡したDARPA局長に化けたが、独房にてスネークと接触したことにより、FOX-DIEに感染して死亡した。 レイブンとの対決後にスネークはこのことを聞かされるが、序盤にスネークが独房で対面した際、「奴らの蹶起さえなければ、メタルギアを量産する計画だった」と発言しているなど、シャドー・モセス島事件を政府側の人間が用いた「蜂起(ほうき)」ではなく、FOXHOUND側の人間が用いた「蹶起(けっき)」という言葉で表現しているなど、実はゲーム中に伏線が存在する。
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