Scoopに登場するサイコパス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 10:12 UTC 版)
「デッドライジング」の記事における「Scoopに登場するサイコパス」の解説
サイドミッションであるスクープに登場するサイコパス達。ストーリーを進めるだけなら戦う必要はない。 ケント・スワンソン(Kent Swanson) 声 - マーティ・ベラフスキー PARADISE PLAZAでフランクに写真の出来で勝負を挑んでくるカメラ小僧。ストーリー上で最初に出会う(戦闘は無い)サイコパス。24歳。計3回登場する。 フランクを「フランキー」と呼ぶなどの比較的明るい性格だが、粘着質な自信を持っている故に自分の腕を鼻にかけており、フランクを頭から馬鹿にしている。 最初は写真撮影のチュートリアルとしてカメラ撮影によるPPの取得方法や被写体のタイプなどをフランクに教える。それが終わると、フランクに写真撮影勝負を持ちかけ、翌日の昼に会う約束をして別れることになる(どのようなジャンルの写真かは明かさない)。 約束通りにPARADISE PLAZAを訪れると、ジャンル「EROTICA」の写真を提示することを求められ、オーダーをこなせなかった場合はフランクを笑い飛ばしてどこかへと去って行き、その後は登場しない。一方、フランクが500PP以上の「EROTICA」の写真を用意出来た場合は、敗北を受け入れられずに翌日の昼に再度会う約束をして、その場を後にする。 二度目の勝負では指定された時間にPARADISE PLAZAにいるかどうかで二つのイベントが存在し、5分以内にPARADISE PLAZAにたどり着いた場合はフランクに勝とうとするあまりにTadを縛り上げてどこからか調達したゾンビ化寄生虫をTadに向けて放り投げ、Tadがゾンビになる瞬間をスクープしようとするもそれをフランクに阻止されると本格的に敵意を示し出して襲い掛かる。また、時間に5分以上遅れた場合は既に生存者Tadを殺害しており、その瞬間の写真をフランクに見せると同時にフランクの身ぐるみを剥がして首輪をかけた状態で写真撮影を行い、その後に戦闘開始となる。 サイコパスの中では耐久力が低いがその分動きが俊敏で、素早く高威力の飛び蹴り攻撃を主に使うが、距離が離れると拳銃も使う。また、発生時刻に遅刻した場合は所持アイテムを全て奪われた上に移動範囲も制限されるため、さらに厳しい戦いになる。 フランクとの戦いに敗れると「最期はカッコよく撮ってくれ…」と自分のカメラをフランクに差し出すも断られ(カメラを投げ捨てられる)、そのまま死亡する。 『ゾンビのいけにえ』では小ボスのゾンビとして登場。飛び蹴りも健在で、倒すと火炎瓶を必ず落とす。 アダム・マッキンタイア(Adam MacIntyre) 声 - ジョン・カッサー WONDERLAND PLAZAの遊戯施設で働くピエロ。35歳。 自分の芸で子供たちを喜ばせるのが大好きなピエロの男性。目の前で子供たちがゾンビに食い殺されたのを目の当たりにし、さらに自分の手でゾンビ化した子供たちを殺害したことが原因で発狂した。常に大声で笑い、血のついた人形をスペースコースターに乗せて延々と動かし続けている(本人には人間の子供に見えており「ゾンビに追いつかれないようにするため」とのことである)。フランクが暴走しているスペースコースターを止めようとする時に登場し、それを阻止するために襲い掛かる。 両手の小型チェーンソーで攻撃する他、ナイフ投げや火噴き攻撃、催涙性のある粉が含まれた風船を投げつけてくる。また、銃器や打撃武器をチェーンソーで防いでしまう。 フランクとの戦いに敗れると倒れた際に自分の持っていたチェーンソーを真下に落としていたために胴をズタズタにされ、笑いながら死亡した。 『ゾンビのいけにえ』では戦闘BGMがケントのものと差し替えられている。 続編である『オフ・ザ・レコード』では弟であるエヴァンが登場し、フランクのことを兄の仇として恨んで襲い掛かる。 『デッドライジング4』で彼をモチーフにしたコスチュームがある。 クレタス・サムソン(Cletus Samson) 声 - ビル・ファーマー NORTH PLAZAにある銃砲店「Huntin'Shack」の店主。46歳。「人間のほうが信用できない」と語る通りゾンビの襲撃によって何も信じられなくなっており、生き残るために店の銃器や弾薬を誰にも渡すまいとしている。店に入ろうとすると多少は警告をするものの、警告を聞かずに店に入った人間は容赦なく射殺する。銃を手に入れるために店にやって来た生存者のジェームズを殺害し、そのままフランクに襲い掛かる。 カウンターの奥でショットガンを乱射し、フランクがカウンターの奥へ入ったりカウンター越しに近接攻撃を仕掛けようとすると軽々と持ち上げて投げ飛ばしてしまう。また、恐怖を紛らわすためかワインを飲むことがあり、その瞬間がシャッターチャンスにもなる。ショットガンは一定回数発射するとリロードの動作が入り、攻撃のチャンスとなる。攻略には店内のラックを弾除けに用いたり、リーチの長い打撃武器が必要になるなどコツが必要で、序盤に戦うサイコパスとしては強敵である。 フランクとの戦いに敗れると「お前は銃のために人を殺すのか!? 助けて!」と叫びながら店外へ逃走するが、直後に戦闘前に自分が殺したことでゾンビ化したジェームズに襲われて食い殺された。 『ゾンビのいけにえ』ではオリジナル版のポールと同様に戦闘後にゾンビから救助することができ、救助すると正気を取り戻し『バイオハザード4』に登場する武器商人の如く武器を売るようになる。 クリフ・ハドソン(Cliff Hudson) 声 - スティーヴン・ブルーム 老年でありながらも屈強な肉体を持つベトナム帰還兵。58歳。戦争後遺症に悩まされている。 普段は物静かな性格だったが、孫娘がゾンビに食い殺されたのを目の当たりにして発狂し、精神がベトナム戦争当時の状態に戻ってしまい、NORTH PLAZAの工具店「Crislip's Home Saloon」で何体ものゾンビを吊るすと共に人間を捕虜と称して人質に取って立て篭もるようになる。その後、やって来たフランクをベトコンと勘違いして襲い掛かる。 手にした血まみれのマチェーテと爆弾、発炎筒が武器で、素早く動き回ってナタによる斬撃や体格を生かした体当たりを仕掛けてくる。また店の小さな地下通路を利用して棚の上へ移動し、そこから奇襲をかけるという、アメリカ兵というよりむしろベトナム兵寄りと言っても良いような戦術を取る。 フランクとの戦いに敗れるとサイコパスの中では珍しく正気に戻り、娘の写真を見せつつも自分が発狂した原因をフランクに告げて静かに息を引き取った(その際フランクはクリフの目を閉じている)。 『ゾンビのいけにえ』では小ボスのゾンビとして登場し、倒すと必ず日本刀を落とす。 ジョー・スレイド(Jo Slade) 声 - キャロル・バキリタ サングラスを掛けている醜く太った婦人警官。33歳。着ている制服は夏服で、相当に口汚く、雌豚などといった猥雑な言葉を喚き散らす。 ゾンビの襲撃でパニックに陥り、その際に何人もの美女を見たことで自身のコンプレックスが爆発し、WONDERLAND PLAZAの婦人服店「Lovely Fashion House」で女性4人を監禁して拷問する。やって来たフランクにそのことを注意されるが、尋問(取り調べ)の邪魔をしたと逆ギレして襲い掛かる。 巨体の割に動きが速く、近距離ではスタンガンと警棒、遠距離ではハンドガンも使ってくるが、巨体を生かした体当たりも仕掛けてくる。サイコパスの中では耐久力も高い方。また、スタンガンで気絶させられたり店から離れると監禁された女性4人をスタンガンで攻撃する。 フランクとの戦いに敗れると最期まで汚い言葉を叫びながら死亡する。 『ゾンビのいけにえ』では小ボスのゾンビとして登場するほか、収録されているミュージックビデオでは生前の姿でクレタスと張り手をし合う。耐久力の高さが特徴で、スタンガンで攻撃してくるが、倒すと巨額の現金を必ず落とす。スタンガンのスパークのおかげで、遠くにいても存在を確認しやすい。また、巨体なので少々適当に銃撃しても当たりやすい。 ロジャー・ホール(Roger Hall) 声 - スティーヴン・ブルーム ジャックとトーマスという息子を持つホール家の父親。44歳。3人ともスナイパーライフルで武装しており、自己防衛と称してENTRANCE PLAZAの2階で人間狩りを楽しんでいる。また、攻撃手段は持っているライフルによる射撃しかないが、狙いは非常に正確で、また二人の息子と共に一対三で戦うために攻撃中に妨害を受けやすい。フランクと戦うもジャックやトーマス共々敗れる(しかし、戦闘後のイベントムービーは無い)。倒せば持っていたライフルを入手できる。ジャック・ホール(Jack Hall) 声 - ジェイソン・スピサック ホール家の長男。23歳。勝気な性格で、ロジャーと同じく人間狩りを楽しんでいる。フランクと戦うも敗死する。 トーマス・ホール(Thomas Hall) 声 - フィリップ・タンジーニ ホール家の次男。20歳。気が弱く、サイコパスの中では精神が真面な方である。登場時に銃口を向けたフランクがゾンビではなく生きた人間だと分かり、撃つのを躊躇うが、ロジャーとジャックに撃つように命じられる(しかし、戦闘中は躊躇無く撃ってくる)。その後、フランクと戦うも敗死する。 ポール・カーソン(Paul Carson) 声 - ガブリエル・オールズ 度の強い眼鏡をかけてパンク・ロック調の格好をしている長髪に華奢な引きこもりの若者。19歳。幼い頃に虐待されており、いつも何かに怯えている。 普段から他人が自分のことを嘲笑していると思い込んでおり、ゾンビの襲撃でパニックに陥った際にその箍が外れてWONDERLAND PLAZAのカジュアルショップ「Casual Gals」で火炎瓶を手にMindy、Debbieに襲い掛かる。その後、やって来たフランクにも怯えながら襲い掛かる。 他のサイコパスに比べて体力が低いが足が非常に速く、火炎瓶を投げつけたり、逃げながら爆弾をばら撒いたりして攻撃し、距離が離れると死角から爆弾付きのラジコンカーを操作して攻撃する中・遠距離の戦闘を行う。 フランクとの戦いに敗れると火炎瓶を落として火が自分の服に燃え移るが、焼死する前に消火器やツバを吹き付けて火を消すとオドオドしながらも正気に戻り、生存者として救助することができる。その後、守衛室にてフランクが自身の悪行を見逃してくれることを条件に脱出するまで無制限に火炎瓶を補給してくれるようになる。 『ゾンビのいけにえ』では登場しない。 ショーン・キーナン(Sean Keanan) 声 - ピーター・レナデイ カルト教団「トゥルーアイ」の教祖。62歳。ゾンビの襲撃を終末の到来と信じ、救済と称して誘拐した人間を生贄として捧げようとする。 洗脳術に長けているためにモール内に武装した黄色いレインコートに緑のマスクを着た信者を蔓延らせており、本拠地である映画館「Colby's Movieland」で剣や針を突き刺すなどの歪な装飾を施したマネキン胴を神像として崇拝している。 フランクと初対面を果たした際は信者たちを嗾けて自分は逃げてしまう。その後、本拠地の映画館で救済と称して多数の生存者を処刑しようとしていたが、侵入してきたフランクを異教徒扱いして襲い掛かる。 本来は両手で扱う重い儀式用の長剣を片手で軽々と扱い、老齢ながらもジャンプ斬りやスライディングなど、素早い身のこなしによる接近戦を得意とする。一方で遠距離攻撃を持たないという弱点がある。 フランクとの戦いに敗れると瀕死になりながらも力を求めて神像へ縋り、その衝撃でマネキンが倒れ込んで突き出た剣先が顔面に突き刺さって死亡する。撃破すると生存者が怯えなくなる強化本「洗脳術」を入手可能になる。 『ゾンビのいけにえ』では死亡の瞬間に画面全体が赤くなり、出血場面がカットされている。
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