HD DVD
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HD DVD(英語: High-Definition Digital Versatile Disc)とはDVDフォーラムにより承認された青紫色半導体レーザーを使用する第3世代光ディスクの規格である。
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- ^ a b c 北川 2003, p. 70.
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- ^ 日立マクセル、世界初の2倍速記録対応HD DVD-R/RWディスクを発売、ITmedia、2008年2月14日
- ^ 弊社新製品2倍速HD DVDの発売中止のご案内、日立マクセルプレスリリース、2008年4月3日
- ^ 記録容量45GBの再生専用次世代光ディスクの開発について
- ^ DVD Forum、HD記録DVD用ロゴ「HD Rec」を策定 −3層/ツインフォーマットなどを規定 AV Watch、2007年9月13日
- ^ DVD Forum、3層51GB HD DVD-ROMを承認、AV watch、2007年11月16日
- ^ 次世代光ディスクHD DVD
- ^ HD DVDプロモーショングループが22日に発足-東芝EMI、マクセル、バンダイビジュアルなどが参加(AV watch 2004年12月22日)
- ^ ドリームワークス、パラマウントから離脱か・米メディア、NIKKEI NET、2007年7月25日
- ^ 東芝、HD-DVD支持見返りに170億円・米紙報道、NIKKEI NET、2007年8月22日
- ^ WarnerがBlu-rayに一本化。6月以降BDのみ発売-「消費者は明確にBDを選択した」、Impress AV Watch、2008年1月5日
- ^ New Line Details Transition to Blu-ray、High-Def Digest、2008年1月8日(現地時間)
- ^ 米パラマウント、次世代DVDで「HD DVD」支持撤回へ-FT紙、Bloomberg、2008年1月8日
- ^ Blu-Ray takes inside edge in war with HD-DVD、TIMES ONLINE、2008年1月8日
- ^ 新世代DVD、米でブルーレイの優位拡大・小売りが支持、NIKKEI NET、2008年2月16日
- ^ a b 東芝、HD DVD事業から撤退。3月末で終息に-DVDレコーダは継続も「BDの予定はない」、ウォッチインプレス、2008年2月19日
- ^ HD DVDプロモーショングループが28日に解散-3年3カ月の歴史に終止符 (AV watch 2008年3月28日)
- ^ 「HD-DVD」名実とも幕、東芝陣営の団体が解散 IT PLUS、2008年3月29日
- ^ 東芝HD DVDプレーヤー・レコーダー販売終了のお知らせ、yodobashi.com、2008年2月21日
- ^ エディオン、HD DVD機器購入者にBDへの交換対応を実施、AV watch、2008年2月21日
- ^ HD DVD記録ディスクの当社直販ウェブサイトにおける販売について
- ^ 2008年2月19日LifeStyleより
- ^ 東芝、Blu-ray Discの事業化を検討
- ^ HD DVDプロモーショングループ日本語サイト - ウェイバックマシン(2008年3月2日アーカイブ分)
- ^ a b HD DVDプロモーショングループ会員リスト - ウェイバックマシン(2008年2月14日アーカイブ分)
- ^ Blu-ray Disc Association - Supporting Companies
- ^ Two Studios to Support HD DVD Over Rival、The New York Times、2007年8月21日
- ^ 米ワーナー、ブルーレイ単独支持・DVD規格争い、早期決着も、NIKKEI NET、2008年1月5日
- ^ 東芝 HD DVD撤退を決定へ、NHKニュース、2008年2月17日
- ^ 「HD DVDレコーダー及びHD DVDプレーヤーの修理受付終了について」
- ^ Xbox 360 HD DVDプレーヤーはPCで利用可能か? WinDVD 8 HDでテスト。3万円弱のHD DVDソリューション(AV Watch 2006年11月21日観覧)
- ^ Studios’ DVDs Face a Crack in Security、The New York Times、2007年1月1日
- ^ 「離陸の矢先に 次世代光ディスク不正複製、災い転じて福になるのか」、日経エレクトロニクス、2007年2月12日号、30-31頁(日経BP、2007年2月12日発行)
HD DVDレコーダー
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「HD DVD」の記事における「HD DVDレコーダー」の解説
2006年に最初の製品が登場した。大容量(DVD比)の記録型HD DVDにデジタルハイビジョン放送を、ハイビジョン画質(水平解像度1080本)のままで長時間記録できるのが最大の特徴であった。 光ディスクへの記録方式としてはデジタル放送をそのままの形式 (MPEG-2 TS) で記録型HD DVDに記録するのが代表的だが一部の機種を除きDVDレコーダーと同様、記録型DVDに標準画質(水平解像度480本、MPEG-2形式)に変換して記録できる。またMPEG-4 AVC圧縮することにより、記録型Blu-ray Discにより長時間記録することができる機種や記録型DVDにMPEG-4 AVC圧縮形式で記録 (HD Rec) 可能な機種も登場している。 ハイビジョン画質対応のテレビ受像機(日本国内では主に薄型テレビ)が一般家庭に普及しはじめ画面の大型化が進んでいるのに伴いHD DVDレコーダーの普及も期待されていたがBDレコーダーの台頭、東芝の撤退により消滅。 なお従来型のDVDレコーダーではデジタルハイビジョン放送を記録型DVDに記録する際に標準画質に劣化させなければならず、このことがBD/HD DVDを含む第3世代光ディスクレコーダーとの大きな差異となっていたが2007年からAVCRECおよびHD Rec機能搭載のDVDレコーダーが登場したことにより現在では記録型DVDにもハイビジョン放送をハイビジョン画質のままで記録することが可能となっている。 デジタルテレビ放送チューナーと300 GB / 600 GBのハードディスクドライブ (HDD) を搭載し、地上・BS・110度CSデジタル放送をHDDに録画できる。さらに記録型HD DVD-Rに品質を損なわずに保存できる。HD DVDへの直接録画も可能。 片面1層 15 GBのHD DVD-RにBSデジタル放送(24Mbps)で約81分、地上デジタル放送(17 Mbps)で約115分の記録が可能とされているが地上デジタルのハイビジョン放送は連動データ放送を除くと概ね13 - 14 Mbps程度であり(放送局によって異なる)その場合は片面1層で2時間30分近くの記録が可能となる。 デジタルチューナー内蔵DVDレコーダーのVARDIA・RD-Sシリーズと同等の機能を搭載している。機能の詳細はVARDIAを参照。記録型DVDの規格争いの名残がHD DVDレコーダーにも引き継がれており、発売された全機種でDVD+R/+RWへの録画は不可能。 東芝はHD Recに対応した機種を発売した。 多数のメディア規格が混在するDVDと異なり、録画用メディアは追記型のHD DVD-Rの1種類のみであった。なお、書き換え型のHD DVD-RWはレコーダーとしては対応機種及び録画用メディア未発売のまま終焉を迎えた。 RD-A301にはMPEG-2形式のデジタル放送をより圧縮効率の高いMPEG-4 AVCで再圧縮し、ハイビジョンのままでより長時間の記録ができる機能を搭載している。同時期以降に発売された殆どのBDレコーダーや一部のDVDレコーダーにも同等の機能が搭載されている。 3種類の画質モード(約3.6, 8.2, 15 Mbps)及び47段階のマニュアルレート設定が用意され、片面1層のHD DVDに最大で7時間程度のハイビジョン記録が可能となる。地上デジタル放送の画質を大きく損なわずに保存するためには8 Mbps程度が必要とされる(映像の内容や再生環境・見る人の主観によって異なる)が上記のように地デジのビットレートは13 - 14 Mbps程度であるため、それを12 Mbpsなどのモードで再圧縮しても記録効率がさほど上がるわけではない。 RD-A1(HDD:1000 GB) RD-A600(HDD:600 GB、Wチューナー) RD-A300(HDD:300 GB、Wチューナー) RD-A301(HDD:300 GB、Wチューナー、HDRec対応) レコーダーは日本で約2万台が販売。
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HD DVDレコーダー
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「DVDレコーダー」の記事における「HD DVDレコーダー」の解説
TSモードは上記のBlu-ray Discレコーダーとほぼ同じである。HD DVD-Rの記録可能時間は、BSデジタル(約24Mbps)の場合は片面1層(15GB)で約1時間15分。地上デジタル(約17Mbps)の場合は約1時間55分(片面2層(30GB)メディアは対応する機種が出ないまま現在に至る)。 東芝のHD DVDレコーダーではデジタルハイビジョン放送を標準画質のMPEG-2 PSにダウンコンバートしたもの(DVD-VRに相当する)をHD DVD-Rに記録することができる(Blu-ray方式のレコーダーには2009年初頭現在は非搭載)。 2007年12月に東芝から発売されたRD-A301ではMPEG-4 AVCエンコーダを搭載し、ハイビジョン解像度のまま長時間記録を可能にした。またHD Rec規格を採用し、記録型DVDにもハイビジョン録画が可能となった。
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