MPEG-4 AVC圧縮とは? わかりやすく解説

MPEG-4 AVC圧縮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/08 03:03 UTC 版)

BDレコーダー」の記事における「MPEG-4 AVC圧縮」の解説

MPEG-2形式デジタル放送を、より圧縮効率の高いMPEG-4 AVC再圧縮し、ハイビジョンのままでより長時間記録ができる機能多く機種搭載している。2007年秋発売機種からパナソニックOEM日立製作所を含む)およびソニー導入したのを契機2008年5月参入した三菱電機もこれを採用同年7月機種からはシャープ搭載開始東芝日本ビクター(現:JVCケンウッド)も上位機種などで搭載し大手メーカー軒並み対応している各社がより長時間記録モード競って新機種に搭載する傾向がある。 各社とも、数種類画質モード(約4 - 15Mbps)を用意し片面1層BD最大12時程度ハイビジョン記録が可能となる。HDDへの録画時間も、例として2倍〜12倍になる。放送波の直接録画モード比べ録画時間応じた品質劣化想定するモードである。なお上記のように、地デジビットレート連動データ放送除けば13 - 14Mbps程度であるため、それを例えば12Mbpsなどのモード再圧縮した場合画像記録効率自体がさほど上がるわけではないが、連動データ放送分の容量カットする目的でも使用できる。 MPEG-4 AVC圧縮登場初期製品は、音声ドルビーデジタル再圧縮するのが普通であったが、パナソニック2008年秋モデルから、AACのまま再圧縮なしで記録できるようになり、2015年現在はこちらが主流である。ただしソニー製品2010年10月現在の時点において、最新モデルMPEG-4 AVC録画する際には、ドルビーデジタル再圧縮する仕様となっている(MPEG-2方式録画する場合AAC記録される)。いずれの場合も、サラウンド音声5.1チャンネルのまま記録できる。また、2008年7月発売シャープBDレコーダーOEM2008年10月発売パイオニアBDレコーダー2機種を含む)では、業界初のMPEG-4 AVC圧縮と連動データ放送記録両立した。

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MPEG-4 AVC圧縮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 14:13 UTC 版)

BDZ」の記事における「MPEG-4 AVC圧縮」の解説

2007年11月発売のBDZ-X90/L70/T70/T50以降モデルではMPEG-4 AVC形式映像圧縮する機能搭載している。XR(15Mbps)・XSR(12Mbps)・SR(8Mbps)・LSR(6Mbps)の4モードハイビジョン画質に対応。標準モードとなっているSR地上デジタル放送(約17Mbps)の約1/2のビットレートで、画質劣化抑えながら2倍の長時間記録が可能となる。LR(4Mbps)・ER(2Mbps)は標準解像度のみ対応していた。 しかし、2008年9/10月発売モデルからはLSRモードビットレートが5Mbpsとなるのと同時にLRモードが、そして、2010年春発売されたRX105/RX55/RX35/RS15のモデルでは、ERモードも、ハイビジョン画質対応した結果、BDZ-AT300S/AT500/AT700/AT900/AX1000/AX2000以降モデルでは、各モードビットレートXR(16Mbps)・XSR(11Mbps)・SR(8Mbps)・LSR(4Mbps)・LR(3Mbps)・ER(2Mbps)であり、全てのモードにおいてハイビジョン画質対応するHDDBDへのリアルタイム圧縮記録が可能。HDDMPEG-2 TSDRモード)で録画したものを圧縮してBDダビングできるが、HDDHDD圧縮ダビングできないカット編集等もMPEG-2 TS同等に行える。 音声長らくAAC直接記録するではなくドルビーデジタル変換されていた。ただし、x000シリーズを除く2012年以降モデルではMPEG-2 AAC記録される。この音声形式違いもあって、上記モデルにてDR以外のモードBD直接録画したもの、あるいはDR以外のモード録画したタイトルBD高速ダビングしたものそれ以前モデル再生すると、モード表示DRになってしまう現象発生する。なお5.1chサラウンド音声そのまま記録できる。 MPEG-4 AVCエンコーダ搭載発表したのはソニーの方が先であったパナソニックDIGA同世代製品の方が発売1週間早かったため、「世界初」の座はDIGA譲ったパナソニックMPEG-4 AVCHigh ProfileフルHD(1920×1080)に対応、東芝VARDIA RD-A301もフルHD対応するソニー当初Main Profile採用し最大解像度1440×1080にとどまっていた。地上デジタル放送解像度1440×1080のため地デジ録画する限り支障はないが、フルHD放送される一部BSデジタル放送圧縮する解像度悪化することになる。しかし、2008年秋モデルHigh Profile・1920×1080に対応し他社遜色ない性能となったパナソニックAVCREC)と東芝HD Rec)が採用したDVDへのハイビジョン記録には対応していない。これらのハイビジョン録画されDVD再生するには対応したプレーヤー必要な利用制限があることや、DVDからBDへの完全移行コンセプトとしているため過渡的な機能切り捨てた形である(ソニーBDZブランド名設定していないのと同じ理由)。

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