HD DVD VARDIA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 20:31 UTC 版)
「VARDIA」の記事における「HD DVD VARDIA」の解説
2006年、第3世代光ディスク(当時の「次世代DVD」)の規格争いの命運を握っていたHD DVDレコーダーもVARDIAブランドで発売された。 競合するBlu-ray Disc(BD)レコーダーに比べて、HD DVDを採用するのは東芝1社しかないこともあり苦戦を強いられた。書き換え規格(HD DVD-RW)の遅れや容量の少なさもBDに対する弱点となった。特に2007年の年末商戦ではBDレコーダーが販売台数を大幅に伸ばしたのに対し東芝は新機種の投入が遅れ、シェア差の拡大を招いた。 2007年12月発売のRD-A301ではMPEG-4 AVC圧縮による長時間ハイビジョン録画に対応。ただし発売当初はリアルタイム記録には対応していなかった(2008年3月からアップデートで対応)。 RD-A301は10万円を切る価格を想定した下位機種であり、上位機種の投入は年末商戦を逃すこととなった。上位機種は2008年3月頃に発売する予定とみられていたがH.264エンコーダーの改良に伴ってソフトウェアに不具合が出たために延期未定となり、2月19日のHD DVD撤退発表によって製造中止となった。
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