エー‐エー‐シー‐エス【AACS】
AACS
読み方:エーエーシーエス
AACSとは、光ディスク型記憶メディアに用いられる著作権保護技術の一つで、米IBMやIntel、Microsoft、ソニー、松下電器産業、東芝、ならびにウォルト・ディズニー・カンパニーとワーナーの8社が共同で策定した規格のことである。
AACSの規格は、8社が共同で設立した「AACS LA」によって仕様が定められている。このAACS LAを通じて、AACSのライセンスが提供される。
AACSの特徴としては、著作権保護の対象となる範囲をインターネットや家庭内ネットワークあるいはデジタル放送などに広げることが可能であるという点が挙げられる。媒体は物理フォーマットに依存しないので、小型メモリーカードなどにも使用することができる。
また、著作権保護機能を乗り越えて侵害しようとする不正な機器を使用できなくする機能もAACSには備わっている。不正な機器を検出した場合には、その機器が鍵として用いるデータを無効化し、暗号化されたコンテンツを正しく復号化できないようにしてしまう。それも、同様の機能を搭載した従来の規格のように、わずかな確率で他の無害な機器に飛び火することがなく、原理的にはどれほど多くの機器の中からでも1台のみ選んで無効にすることができる。ちなみに、これとは逆に1台を残して他の機器をすべて無効化するといったこともできる。
参照リンク
AACS
DVD: | Total Hi Def UDF VOB |
光ディスク・ドライブ: | AACS Archival Disc イジェクトボタン オーサリング |
Advanced Access Content System
(AACS から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/04 13:13 UTC 版)
Advanced Access Content System(アドバンスド アクセス コンテンツ システム、AACS)は、コンピュータ・家電メーカーが結成した団体AACS LAが策定した、アクセス制御を用いた著作権保護技術。映像コンテンツの複製防止を行うコピーガードの一種。HD DVD・Blu-ray Disc・Ultra HD Blu-rayの再生専用ディスクと書き込み用ディスクで採用されている。
注釈
- ^ Blu-rayビデオの再生機能を備えたゲーム機であるPlayStation 3は、2011年発売のCECH-3000シリーズ以降よりBlu-rayビデオの再生時にアナログ出力がSDに制限されるようになり、CECH-4200シリーズ以降ではBD映像ソフト(BD-ROM)、および著作権保護技術の適用されたコンテンツからの映像出力がD端子に出力できなくなったが、アナログでのHDで出力を制限していないゲームソフトについては出力可能である。ちなみに、PlayStation 4やXbox OneにはHDMI以外に映像出力する端子は最初から存在しない。
出典
- 1 Advanced Access Content Systemとは
- 2 Advanced Access Content Systemの概要
- 3 AACS LAの創立メンバー
- 4 外部リンク
AACS(Advanced Access Content System)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 02:25 UTC 版)
「コピーガード」の記事における「AACS(Advanced Access Content System)」の解説
HD DVD・Blu-ray Discで採用されている。 詳細は「Advanced Access Content System」を参照
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