エル‐マーク【Lマーク】
読み方:えるまーく
《Lはライセンス(license)の頭文字から》一般社団法人日本レコード協会が、正規の音楽・映像配信サービスのウェブサイトに対して発行するマーク。レコード会社や映像制作会社などから正当な手続きを経て提供されたコンテンツを配信していることを表す。
エルマーク【Ermak】
読み方:えるまーく
エルマーク
エルマークとは、音楽やビデオといったデジタルコンテンツの配信サイトが、著作権者の認可を経て正規に配信していることを示すための識別マークのことである。社団法人日本レコード協会(RIAJ)が発行している。
エルマークが登場した背景としては、PCや携帯電話において音楽ファイルや着うたを違法に配信するWebサイトが後を絶たず、レコード会社などしかるべき権利を持った事業者に深刻な損害を与えているという実情があるとされる。エルマークを表示することによって、ユーザーがWebサイトからコンテンツをダウンロードしようとする際に、そのWebサイトが正規にライセンスを受けているか判断できるようにしようとするものである。
エルマークの発行を受けたWebサイトには、エルマークのロゴや管理番号が表示される。ただし、正規にコンテンツ配信の認可を受けているWebサイトでもエルマークの発行を受けていなかったり、取り扱うコンテンツがエルマークの対象外であったりする場合があるので、エルマークが表示されていなくても必ずしも違法ダウンロードサイトとは断定できない場合もある。
エルマークは、2008年2月に正式に発表された。当初はもっぱら音楽配信サイトで採用されてきたが、2009年3月に、映画やアニメのような映像の配信サイトについても適用されることが発表された。それと同時に、配信方法としても、ダウンロード配信だけでなくストリーミング再生が新たに表示対象となった。
参照リンク
エルマークとは? - (日本レコード協会)
エルマーク
エルマーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 01:24 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動エルマークとは、一般社団法人日本レコード協会(RIAJ)に所属するレコード会社・映像製作会社が提供するコンテンツを示す登録商標である。ライセンス(license)を意味するアルファベットの大文字のLをデザインしている。
概要
エルマークは、RIAJが発行機関となり、日本レコード協会に所属するレコード会社や映像製作会社と正規に契約を結んでコンテンツを公開しているサイトのトップページや購入ページ(ダウンロードや購入決裁を行うページ)または再生画面ページなどに登録番号(RIAJ+数字8桁)とともに表示されている[1][2]。2012年7月31日現在、1,476サイト、254事業者(サイマル31社含む)がエルマークの発行を受けている。
エルマークの目的は、ダウンロード違法化に伴い、正規にコンテンツを販売しているサイトを消費者が見分けやすくすることである。ただし、エルマークが表示されていなければ違法サイトというわけではなく、日本音楽著作権協会(JASRAC)等の他の著作権管理団体による登録番号が明示されている事もある。
デザインの種類
サイトに対応したもの
- 基本形
- RIAJに所属するレコード会社や映像製作会社と正規に契約を結んでコンテンツを公開しているサイトを表す。
コンテンツの利用形態に対応したもの
- 「ダウンロードOK」
- 基本形に下向きの矢印「↓」を追加したデザイン。
- 正規にライセンスされたコンテンツをダウンロードできるが、ダウンロードしたコンテンツを自由に複製したり、第三者に譲渡することが制限されている利用形態。
- 「視聴のみOK」
- 基本形に目と耳を追加したデザイン。
- ストリーミングにて視聴することのみが、正規にライセンスされたコンテンツ。
- プレーヤーにキャッシュされたデータをファイル化したり、ダウンロードツールでストリーミングされたデータをファイル化するなどして、複製可能かつ再生可能な状態にすることが禁止されている利用形態。
- 例えば、ストリーミングにて視聴することのみが許諾されたサイトにおいて、FLASH形式の動画(拡張子flv形式の動画)を、Webブラウザのプラグインなどでダウンロードしてファイルとして保存する行為は、ライセンス違反であり、著作権侵害となる。
- 「転載OK」
- 基本形に下向きの矢印と上向きの矢印「↑」を追加したデザイン。
- デジタル著作権管理(DRM)がなく、ダウンロードしたコンテンツを自由に複製したり、第三者への譲渡が可能な利用形態。
- ただし、別のコンテンツを作成するために利用する場合においては、別途許諾が必要になる場合がある。
経緯
- 2007年10月 - 文化庁長官の諮問機関・文化審議会著作権分科会私的録音録画小委員会がダウンロード違法化を中間報告。
- 2008年2月 - エルマーク運用開始。当初は音楽配信サイトのみを対象としていた。
- 2008年12月 - 委員会がダウンロード違法化を最終報告。
- 2009年3月 - エルマークの対象に映像配信サイトを追加。ダウンロード違法化の著作権法の改正が閣議決定。
- 2010年1月 - ダウンロード違法化を含む著作権法の改正が施行。
- 2012年10月 - 違法ダウンロードに対する刑事罰を含む著作権法の改正が施行。
- 2012年12月 - コンテンツ利用形態により、「ダウンロードOK」「視聴のみOK」「転載OK」の3種類のエルマークを追加。[3]
脚注
関連項目
外部リンク
エル・マーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/15 15:16 UTC 版)
『エル・マーク』 | ||||
---|---|---|---|---|
グラスジョー の EP | ||||
リリース | ||||
ジャンル | プロッグ ポストハードコア エクスペリメンタル・ロック オルタナティブ・メタル ダンスパンク アートロック | |||
レーベル | ワーナー・ブラザース・レコード | |||
プロデュース | ロス・ロビンソン | |||
グラスジョー 年表 | ||||
|
エル・マーク は、グラスジョーの2005年にiTunesでリリースされたB面のEPである。
トラックリスト
- "El Mark" - 3:38
- "The Number No Good Things Come Of" - 5:04
- "Oxycodone" - 5:44
ライタークレジット
- All lyrics written by Daryl Palumbo
- All music written by Glassjaw
Template:Glassjaw
エルマークと同じ種類の言葉
- エルマークのページへのリンク