電子探偵団
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「パソコン通信探偵団事件ノート」の記事における「電子探偵団」の解説
メンバーであるマコト・みずき・飛鳥・ダイ・まどかの5人は第1巻から4巻までは小学5年生、第5巻から19巻までは小学6年生、第20巻からは中学1年生となっている。 小海マコト(こうみ まこと) detective code 001 本作の主人公。風浜市立旭小学校出身。 第20巻からは風浜市立風浜第3中学校に通い、探偵部の新入部員としても活動している。制服が定まっていないため、母親がモノクロ(ユニクロのパロディと思われる)で買いそろえたファストファッションの服装で私服通学している。 小学生時点の学力はイマイチ(通信簿には3が並んでいた)だが、団員一の推理力と観察力を持つ。アイザックとはお互いを認め合う好敵手。家は「ラ=メール洋菓子店」というケーキ屋で、偶に店番や配達などの手伝いをしている。お小遣いは月2,000円。ただ、だれかとデートするときは臨時で3000円もらえたこともある。両親(特に父親)の困ったダジャレシリーズと、母親の誤解(マコトとまどかが付き合っていて、プロポーズしたと思っている)には毎回困らされている。みずきとは相思相愛の仲だが、なかなか進展しない。 読本好きで、小学3年生のときにシャーロック・ホームズの物語に出会いミステリー好きになった。作文を書くのも好きで最近は自分でミステリーを作っており、将来の夢は作家。くじ運がいい母親が商店街の福引で一等を当てて手にいれたコンピューター「コスモス」を使っている。第20巻から携帯を持ち、着メロは、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』のテーマソング。 電子塾に入塾後もあまり成績は上がっていないが、これは塾内でも電子探偵団に入り浸っているためである。両親には電子探偵団の存在は秘密にしており、団員仲間も単に「電子塾の仲間」とだけ紹介している。 鳥遊飛鳥(たかなし あすか) detective code 002 山王学園初等部出身。 第20巻からは山王学園の中等部に通っている。部活は初等部から引き続きパソコン部。 人一倍プライドが高く、マコトをライバル視しておりなにかと皮肉を飛ばしている。科学の知識や計算力で謎を解くが早とちりが多い。パソコンが得意。秀才のイメージがあるが意外にゲーム好きで怖がり。鉄道オタク。 ひょんなことからダイと2人でクマの着ぐるみを着てビラ配りをするアルバイトをしている。ダイと会話している内に漫才になってしまう影響があってか最近「ギャグ推理」にも進歩が出ている。アイドルである野原たまみの大ファンで、両思いでもあるが、彼女を前にするとどもってしまう。実際、「たまみちゃん」と言いたいのに「た・た・た・た…」としか言えなかったことがよくある。 得意なパズルの種類は「論理的パズル」。将来の夢は弁護士。 林葉みずき(はやしば みずき) detective code 003 葉村市立第二小学校出身。 第20巻からは葉村市立一本木中学校に通っている。 ボーイッシュな健康的美少女。同年代では県下トップのマラソンランナーであり、県対抗駅伝に出場し活躍した。大の犬好きで、ある事件からメスのダルメシアン「ハチ」を飼っている。 陸上部だったが、学校裏サイトによるネットいじめを主な原因として、退部した(個人的なトレーニングは続けている)。その後、一条京香が師範代を務める古武術を習い始めた。 暗号を解くのが得意で、「暗号の天才」と呼ばれる。 マコトが気になっているが、なかなか素直になれないでいる。23巻でマコトのことを「大好きな大好きな、だれよりもいちばん好きな男の子」と言っているが、以降も手が触れただけで頬がピンクになってしまい恋愛関係が縮まらない。 仙崎ダイ(せんざき だい) detective code 004 若宮小学校出身。 第20巻からは中高一貫校のあけぼの学院中等部に通っている。部活は将棋部。太っており、好物は苺大福とトンカツ。 大食漢で運動音痴。しかし将棋ではアマ4段の腕前を持ち、県の小学生名人に輝いた実績を持つ。通う将棋道場でも一目置かれ棋力の向上に余念がないが、電子探偵団での活動に熱中するあまり将棋がおろそかになり悩むことも。 やや安易な発想に流れがちなところがあり、よく謎解きやパズルの解答がギャグになってしまう。この言動は通称「ギャグ推理」と呼ばれ、いつの間にか電子探偵団での名物となっている。 知識や理屈を重んじる飛鳥とは正反対な性格だが、彼とは息が合っており、推理合戦では二人の掛け合いがいつも漫才のようになる。また飛鳥と共にたまにクマの着ぐるみを着てビラまきのアルバイトをしている。 まどかのことが気になっている。 神岡まどか(かみおか まどか) detective code 005 四葉女子大学付属小学校出身。 帰国子女で、1巻での誘拐事件で団員に助けられた後に電子探偵団に加入した。 フランス人形のような美少女で、テレビ局のプロデューサーから目を付けられスカウトされたこともあるが、断っている。 成績は優秀で、通信簿には5がずらりと並ぶ。温和な性格だがやや世間とずれている面があり、携帯の着メロに「ラジオ体操第1」を使用したり、他の4人は嫌がるヘビが好きだったりと見かけによらず謎のセンスの持ち主。またなかなかの行動派で、他の団員が思いもよらない大胆な行動に走ることがある。猫愛好家でもあり、本人曰くネコ語が話せる。 父子家庭で、父親はパソコン研究の第一人者の神岡蔵人博士。当初は母親が交通事故で亡くなったと思っていたが、後に健在であったことが判明。母親の生存を知り一時は家出をするまでに思いつめるが、レイの助言もあり和解し、外伝『恐竜パニック』では一緒にオーストラリアを旅するほどに関係が改善された。 妖精やおとぎ話の登場人物が出てくるなど、現実離れした突拍子もない空想を繰り広げる「暴走推理」(マコト曰く「ファンタジー推理」)が得意。そのせいかマコトの父親とはとても気が合う。 一条京香の大ファン。 18巻で小学校卒業を機にオーストラリアのメルボルンへ行く。22巻で帰国が決定、9月から2巻の事件で知り合った海東夫妻のところへホームステイする形で四葉女子大付属中学校へ編入した。 野原 たまみ(のはら たまみ) detective code 006 4巻より登場。人気の小学生アイドル。 「学校仮面」というドラマで主演デビューした際にロケを見に来たマコトたちと知り合い、その後は彼らの影響でパズル番組にも多数出演するようになった。一人称は基本「ノハラ」。 小学校5年生の夏休みにスカウトされ芸能界入りしたらしい。登場時の第一声が「ぱほぱほ〜ん」、語尾に「〜だどっ」をつけるなど、独特の<ノハラ語>を喋る。「ぱほぱほ〜ん」は彼女自身のオリジナルだが、「〜だどっ」は彼女が憧れる水森亜土をもとにしていると話している。いつも髪を三つ編みにし、白い服に白いブーツ、白い羽のついた帽子を被っている。ただしこれらは芸能人としてのキャラ作りの面が強く、素の言動は歳相応の少女らしい、しおらしいもので一人称も「あたし」。 最初の出会いの際には電子探偵団へ勧誘されるものの辞退したが、その後も彼らと度々行動を共にすることになる。29巻『東京パズルデート』からはスカウトされ、正式に電子探偵団に加わっている。 飛鳥のことが好きで、よく彼を頼っている。アイドルとしての活動中にも飛鳥にもらった河童の文鎮を大切にしたり、キャンペーン中にウィンクを送るなどさりげなくアピールしている。 野沢レイ / ネロ(のざわ れい / ネロ) 電子探偵団の団長を務める女性。年齢不詳(30代半ば程度だと推定されるがはっきりしていない)。 大変な美人で、団員からの信頼も厚い。パズルや謎解きの面白さを団員に教える。ハンドルネームとして名乗る「ネロ」という名はNozawa Reiの頭文字、NとRの次のoとeを入れ替えたこと、お気に入りの探偵ネロ・ウルフと『フランダースの犬』の主人公ネロからきている。普段は女性の口調だが、ネロとして発言する際には男性口調になる。ピンクのルージュとマリンブルーのワンピースがトレードマーク。 若宮小学校出身で、ダイの先輩に当たる。中学・高校は天の川学園という制服のない私立学校で過ごした。 元は有能なコンピュータ技師(プログラマ)で、渡米し大手メーカーに勤務していたが、同僚でもあった恋人・アラン(李 大龍)との死別という悲劇に見舞われる。「ペスト・ウイルス」と呼ばれるコンピュータ・ウイルスが猛威を振るった際、ワクチンソフト「ジャンヌダルク」を開発し、そのソースを公開した後に引退した。現在、「ジャンヌダルク」は様々なプログラマによる改良・改変を経て、基本のウイルス対策ソフトとしてほとんどのパソコンに最初からインストールされている。 その後帰国し、風浜で喫茶店「ベーカー街」を経営。「電子塾」立ち上げにも関与している。 20巻では行方不明になるが、21巻でパリにいることが判明する。 『レイの青春事件簿』シリーズでは高校生時代の彼女が主人公を務めている。
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