続編・アレンジ作品
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「ロードランナー」の記事における「続編・アレンジ作品」の解説
ロードランナーII(1985年10月21日発売、ソニー) MSX用ソフト。開発担当はコンパイル。Apple版同様の画面構成(横28×縦16サイズ)を再現している。 ROM版、全50ステージ(Apple版150ステージからの抜粋28ステージ+オリジナルステージ22)。「上級者への道」という副題がつけられていた。データレコーダがあれば、エディット面はカセットテープに保存できた。 ロードランナー バンゲリング帝国の逆襲(1985年1月稼動開始、アイレム) ロードランナー 魔神の復活(1985年11月稼動開始、アイレム) ロードランナー 帝国からの脱出(1986年10月稼動開始、アイレム) いずれもアーケードゲーム。それぞれ『ロードランナーII』『ロードランナーIII』『ロードランナーIV』とも呼ばれる。 1作目は大半がApple版150ステージからのアレンジで占められた全24ステージ構成で、オリジナルステージはわずか3面のみだったが、『II』以降はオリジナルステージ中心の全30ステージ構成となった。 シリーズを追うごとに新要素が付加されてゆき、『II』ではトラップ、『IV』では隠しブロック・動くブロックが登場。それと同時にステージ構成もアクション主体から難解なパズル面主体へと変化していき、難易度も急上昇していく。しかしそれと反比例するかのようにBGMはどんどん明るく陽気なものとなっていった。 『IV』では2人同時の協力プレイ(専用のステージが18面用意されている)も可能で、バーにつかまった相棒の足にぶら下がるといった特殊なアクションが可能。2人で息を合わせなければ解けないステージが多く、こちらも難易度は高いが、ダブルプレイでのクリアもできる。 スーパーロードランナー(1987年3月5日発売、アイレム) ファミリーコンピュータ ディスクシステム用ソフト。上記のアーケード版4作がベースとなっており、「スペシャル金塊(最初に取ると高得点)」や「敵を倒さないでクリアのボーナス」など、特徴的なシステムを一部受け継いでいる。 アーケード版『IV』と同様の2人協力プレイモードも搭載しており、敵キャラやステージもアーケード版4作から選りすぐられたものとなっている(ステージは若干のアレンジが加えられたものや本作オリジナルのものもある)。ただし敵の行動パターンはアーケード版と異なり、地形に関係なくひたすら主人公に向かってくるような単純なものになっている。敵の種類は5ステージごとに変化するが、アーケード版のような中間デモは無く、敵による性能差も存在しない。 ステージのエディット機能が搭載されており、通常のステージと同様の広さのものを1人プレイ用・2人プレイ用それぞれ5面ずつ作成できる。作成したステージはディスクカードに保存が可能。 スーパーロードランナーII(1987年8月25日発売、アイレム) ファミリーコンピュータ ディスクシステム用ソフト。基本的な仕様は前作『スーパーロードランナー』と同じだが、敵とステージは完全オリジナルとなっており、エンディングの曲などが新規作成されている。 また2人プレイモードのステージは前作の発売直後にユーザーから募集したもので構成されている。但し最終面を含めて2つほどクリア不可能な面がある。 スーパーロードランナー(1987年7月発売、アイレム) MSX2用ソフト。こちらも上記のアーケード版がベースとなっている。MSXturboRでは動作しない。 ハイパーロードランナー(1989年9月21日発売、バンダイ) バンダイ初のゲームボーイ用ソフト。アーケード版と比べて自機の移動スピードがはるかにアップしておりプレーしやすさが格段に増した。殆どのステージに「鍵」と「扉」があり、扉を開けて入ると裏ステージに行くことが出来るが、この裏ステージの金塊も全部集めないとステージクリアとはならない。裏ステージには時間制限があり、一定時間が経過すると扉が閉まって戻れなくなり、クリア不可能となってしまう。ただし扉をくぐって再度入りなおせば時間はリセットされる。 ステージのエディット機能は本作にも搭載されており、通常のステージと同様の広さのものを4面分作成することができる。扉と鍵を配置して裏ステージを作ることも可能だが、自作ステージの保存はできない。クリア後表示のパスワードを使って任意の面から開始できる。 ロードランナー 〜失われた迷宮〜(1990年7月27日発売、パック・イン・ビデオ) PCエンジン用ソフト。背景は変化しないが、敵の姿が4面ごとに変化する。またステージのエディット機能も搭載している。この時期のゲームには珍しく、ステージ中でBGMが流れない。 バトルロードランナー(1993年2月10日発売、ハドソン) PCエンジン用ソフト。タイトルの通り、相手プレイヤーを倒すことが目的の「サバイバル」「タッグマッチ」とアイテムを手に入れ脱出することが目的の「エスケープ」という3つの対戦モードが用意されており、『ボンバーマン』と同様にマルチタップを使うことで最大5人までの対戦が可能。 通常の一人用ゲームモードは「パズルモード」と名づけられている。タイムマシン研究所の資金である金塊が、黒ボンバーマンの一味に強奪され様々な時代へ隠されてしまい、主人公「ランナー93」が研究所のタイムマシンで取り戻しに向かうというストーリーになっており、10ステージごとにタイムスリップしたという設定で背景や敵の姿が変化する(ランダムに、前述の黒ボンバーマンに変化することもある)。本作に限り、ハシゴの頂上で待っていれば下から来た敵に押し上げてもらえるという独自の仕様があり(他の作品ではミスになる)、これを利用しないと解けないステージもある。また他作品ではプレイヤー・敵ともそれぞれ落下と移動の速度が同じであることが多いが、本作では落下の速度がとても速くなっている。 ファミコン版と同様、本作にもステージのエディット機能が搭載されており、ステージの広さは3種類の中から選ぶことができる。作成したステージはPCエンジン用バックアップユニットを使うことで保存が可能で、保存できるステージ数は選んだステージの広さにより異なる。 2007年5月29日にはWiiの、2016年12月21日にはWii Uのバーチャルコンソールで配信開始された。 ロードランナーツイン ジャスティとリバティの大冒険(1994年7月29日発売、T&Eソフト) スーパーファミコン用ソフト。「パラルランド」のシンボルとなる像が何者かに破壊されてバラバラになり、「ジャスティ」と「リバティ」の兄妹がそれの修復に向かうというストーリー(金塊にあたるアイテムは、シンボルの破片が変化したものという設定になっている)。主人公は魔法使いで、ステージの背景もお菓子やおもちゃの世界など、他作品とは一風変わったメルヘンチックなものになっている。 ストーリーに沿って順番に進めていくためのステージと、ストーリーに関係なく自由に選んでプレイできるステージとがあり、前者の方では10ステージごとに会話シーンが挿入され背景や敵の姿が変化する。プレイヤー二人による協力プレイや対戦プレイも可能で、それゆえかアクション主体のステージ構成となっており、難解なパズル面はほとんど無い。 ロードランナー レジェンドリターンズ(PS用1996年2月16日発売、SS用1996年3月8日発売、パトラ) 米国のPresage Software社が1994年に開発し、同年にシエラオンラインから米国でWindows版とMac版にて発売されていた、『Lode Runner:Legend Returns』のPSとSSへの移植。またPC版は日本でもシエラオンラインジャパンにより発売されている。米国ではPS版のみの販売でNATSUME INC.が1998年に『Lode Runner』のタイトルで『Lode Runner:The Legend Returns』と『Lode Runner:Extra』の2つのシナリオを収録して発売された。日本版では別々でパトラから発売。ステージ数150以上、2人同時プレイ専用ステージも30用意されている。米国では大ヒットし、PCなどで続編が幾つか出た。 ロードランナー エクストラ(PS用・SS用ともに1997年1月10日発売、パトラ) 上記の『ロードランナー レジェンドリターンズ』の拡張パック。米国ではPS版のみのリリースで、NATSUME INC.が1998年に『Lode Runner』のタイトルで『Lode Runner:The Legend Returns』と共に収録して発売された。日本国内ではパトラから『〜レジェンドリターンズ』とは別々の単体でPS版とSS版で発売されている。『〜レジェンドリターンズ』の続編に当たる内容となっている。開発は同じく米国のPresage Software社。2人同時プレイモード搭載。 Lode Runner Online: The Mad Monks' Revenge(WindowsとMacにて1995年に発売) 米国のPresage Software社が1993年にダグラス・E・スミスのロードランナーのゲーム開発の利権を得て、現代の機種での新しいロードランナーのゲームとして1994年に開発した『Lode Runner: The Legend Returns』の成功で、1995年に続編となるこのゲームを開発。マルチプレイが可能で、ネットワークでのオンラインで2人同時プレイが可能。 Lode Runner 2(Mac OSとWindowsにて1998年に北米で発売) Presage Software社が開発した『Lode Runner:The Legend Returns』の続編。ゲームシステムは2Dだが、3Dグラフィックを使用している。 POWERロードランナー(1999年1月1日書き換え開始、任天堂) スーパーファミコン用ソフト(ニンテンドウパワー書き換え専用)。 SuperLite1500シリーズ ロードランナー レジェンドリターンズ(1999年7月1日発売、サクセス) プレイステーション用ソフト。1996年にパトラから発売されたものの廉価版。 ロードランナー3D(1999年7月30日発売、バンプレスト) Big Bangが開発したNINTENDO64用ソフト。 ロードランナー ザ・ディグファイト(2000年2月稼動開始、彩京) ロードランナー ザ・ディグファイト VER.B ともにアーケードゲーム。漫画家の吉崎観音が操作性や敵のアルゴリズムなどのゲームバランス部分の監修を行った。 残機制ではなくなっており、ギブアップやミスで持ち時間が大幅に減らされ(VER.Bに限り、ギブアップの持ち時間減少が極端に少なくなっている)、持ち時間がなくなることでゲームオーバーとなる。特殊な要素として、押して動かせるブロックが存在したり、掘った穴を手動で埋めることができるようになっている。また、敵に捕まった場合はミスにはなるものの、その場で復活してプレイが続行される。 SuperLite1500シリーズ ロードランナー2(2000年3月30日発売、サクセス) プレイステーション用ソフト。1997年にパトラから発売された『ロードランナー エクストラ』の廉価版。ステージ数130以上、エディット機能、2人同時プレイモード搭載。 ロードランナー for WonderSwan(2000年4月20日発売、バンプレスト) ワンダースワン用ソフト。 ロードランナードムドム団のやぼう(2000年4月28日発売、エクシングエンタテイメント) ゲームボーイ用ソフト。ゲームボーイカラーにも対応している。 キュービックロードランナー(2003年発売、ハドソン) ニンテンドーゲームキューブ・プレイステーション2用ソフト。過去作のリメイクである「ハドソンセレクション」のラインナップとして発売され、3D見下ろし型のステージになっている。全60+20面。エディット機能もある。 ロードランナー(2009年4月22日配信開始、マイクロソフト) Xbox 360(Xbox Live Arcade)用。要1200マイクロソフトポイント。開発はTozai GamesおよびSouthEnd Interactive。 ステージを順にクリアしていく「冒険モード」、次第に増えていく敵をかわしながら金塊を集め、耐えた時間を競う「耐久モード」、定められた手順でのみクリアできるステージで構成された「パズルモード」の3つのゲームモードを搭載。特殊な地形として、1つを壊すと隣接したものが次々と壊れていく「雪ブロック」とぶら下がっているブロックを崩すと落下して下のブロックを破壊する「鍾乳石」が登場する。
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