続編・アンサーソング
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「狂ったナポレオン、ヒヒ、ハハ・・・・・・」の記事における「続編・アンサーソング」の解説
(曲名の「Me」を「You」に置き換えた)「ジョセフィン15世のつぶやき (I'm Happy They Took You Away, Ha-Haaa!)」という曲が、当時『CBSラジオ・ミステリー・シアター(英語版)』の出演者のひとりだったブライナ・レイバーン (Bryna Raeburn) によって、「ジョゼフィーヌ15世 (Josephine XV) 名義で録音され、1966年にワーナー・ブラザース・レコードが出したアルバムのB面の最後に収められた。ジョゼフィーヌはフランス皇帝ナポレオン・ボナパルトの妻の名である。 これとは別に、ジョゼフィーヌを名乗る正体不明の女性が、自身のアンサーソング「They Took You Away (I'm Glad, I'm Glad)」を1966年に出した。 ジェリー・サミュエルズは「狂ったナポレオン、ヒヒ、ハハ・・・・・・」の別バージョンも手掛けており、「くるみはリスをさがすところ (The place where the nuts hunt the squirrels)」としてアルバム『狂ったナポレオン、ヒヒ、ハハ・・・・・・ (They're Coming to Take Me Away, Ha-Haaa!)』に収められているが、こちらの曲では、曲の最後の方でフェイドアウトする前に「THEY'RE TRYING TO DRIVE ME SANE!!! HA HA」(「奴らはぼくを正気にしようとしてる!! ハハ」)と、回転数が上げられたさらに高い声で繰り返される。 1966年、KRLAのDJだった"エンペラー・ボブ"・ハドソン(英語版)が、同じようなスタイルの曲「I'm Normal」を出し、「They came and took my brother away/The men in white picked him up yesterday/But they'll never come take me away, 'cos I'm O.K./I'm normal.」といった歌詞を盛り込んだ。この曲には「I eat my peas with a tuning fork.」という歌詞もあった。レコードのクレジットには、「The Emperor」とだけ記されていた。 1988年、サミュエルズは「狂ったナポレオン、ヒヒ、ハハ・・・・・・」の続編として、(曲名の「Away」を「Again」に置き換えた)「再び狂ったナポレオン、ヒヒ、ハハ… (They're Coming To Get Me Again, Ha Haaa!)」を書いて、録音した。こちらは2年後の1990年にコレクティブルス・レコード(英語版)からシングルが出た。こちらは、オリジナルと同じビートに乗せて、精神病院から退院したナポレオン14世が、再び狂気に陥る様子を描いており、シングルのA面には1966年のオリジナル録音が収められていたが、この盤はチャート入りしなかった。この2曲は、いずれもサミュエルズが1996年に出したアルバム『Second Coming』に収録された。この曲では、オリジナルの歌詞における、いなくなった雌犬を示唆する「mungy nutt」という言葉の代わりに、ペットのサルがいなくなったことが嘆かれている ("I'll swing you by your tail, you hairy ape!")。曲の中では、ナポレオン14世が連れていかれる場所は「楽しい農場」や「幸せな家」ではなく、「気違い置き場 (loony bin)」や「ゴムの部屋 (rubber room)」である。曲の最後では、「楽しい農場」や「幸せな家」が再び現れ、現実が沈んでゆき、回転数が上がった高い声で「OH NO!!!」という叫びが聞こえた後、ビートは止まり、ドアが閉まる音がして、彼は精神病院に収容されてしまう。 1975年、ドクター・ディメント(英語版)が選曲したコンピレーション・アルバム『Dr. Demento's Delights』にこの曲が収録され、その後、1985年、1988年、1991年に出たドクター・ディメントのアルバムにもこの曲が収録された。
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