日本で紹介されたゼッキーノ・ドーロの出場歌
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「ゼッキーノ・ドーロ」の記事における「日本で紹介されたゼッキーノ・ドーロの出場歌」の解説
ゼッキーノ・ドーロの出場曲のうち、日本人による歌唱で放送ないしリリースされたものの一覧である。もともと日本の愛唱歌とされていた作品は除く。ここに挙げた歌の大部分には日本語歌詞がつけられている。NHKテレビ・ラジオ『みんなのうた』やNHK教育『母と子のテレビタイム』で放送されたことがあるものが多い。 イタリア語題に続く日本語はイタリア語題の直訳ないし意訳です。邦題がイタリア語題の直訳と一致した場合でも両方を掲載しました。 Lettera a Pinocchio(ピノキオへの手紙)- 第1回(1959年)入賞 作曲および作詞:マリオ・パンツェーリ (Mario Panzeri)邦題は『ピノキオへの手紙』。音羽たかしによる訳詞。 Chiccolino di caffè(コーヒー豆ちゃん)- 第4回(1962年)入賞 作曲:ピエール・エディリオ・バッシ (Pier Edilio Bassi) 作詞:トニー・マルトゥッチ (Tony Martucci)邦題は『小さなコーヒー豆ちゃん』。歌手の佐藤しのぶがアルバムで紹介している。 Non lo faccio più(もうこんな事はしません)- 第5回(1963年)金貨賞 作曲:エディリオ・カポトスティ (Edilio Capotosti) 作詞:アントニエッタ・デ・シモーネ (Antonietta de Simone)邦題は『ママごめんなさい』。泉恵による訳詞。 La favola della gatta Miagola(猫のミャゴラの物語)- 第6回(1964年)入賞 作曲:マリオ・パガーノ (Mario Pagano) 作詞:フィオレンツォ・フィオレンティーニ (Fiorenzo Fiorentini)邦題は『ミャゴラ猫の初恋』ないし『街はずれの猫の子のおとぎ話』。山上道枝による訳詞。 Dagli una spinta(ひと押ししよう)- 第7回(1965年)金貨賞 作曲:ニーノ・カジローリ (Nino Casiroli) 作詞:ダンパ (Dampa)、ピンチ (Pinchi)邦題は『おじいさんのボロ車』。中山知子による訳詞。 Il calendario di un bambino(男の子のカレンダー)-第7回(1965年)入賞 作曲:アルトゥーロ・カサデイ (Arturo Casadei)、ヴィンチェンツォ・ディパオーラ (Vincenzo Dipaola) 作詞:E.ドッリ (E.Dolli)邦題は『小さなカレンダー』。中山知子による訳詞。 La tromba del pagliaccio(道化師のトランペット)- 第7回(1965年)入賞 作曲:ファマウリ (Famauri) 作詞:サンドロ・トゥミネッリ (Sandro Tuminelli)邦題は『ピエロのトランペット』。中山知子による訳詞。 Tom Tirilin Tom(トム・ティリリン・トム)- 第7回(1965年)入賞 作曲:アントニエッタ・ヴェド・アレクシス・カルデローニ (Antonietta Ved Alexis Calderoni) 作詞:ヴィンチェンツォ・ヴェルドゥーチ (Vincenzo Verduci)邦題は『ちびっこカウボーイ』。阪田寛夫による訳詞。この曲は1977年以後、日本の音楽の教科書にも何度か掲載されている。 Extramusicale-giromagitondo(すごく音楽的な魔法のロンド)- 第8回(1966年)入賞 作曲:ピエロ・カルロ・ロッラ (Piero Carlo Rolla)、リッカルド・ザッパ (Riccardo Zappa) 作詞:トニー・マルトゥッチ (Tony Martucci)邦題は『ジロマジトンド・ジロトンド』。阪田寛夫による訳詞。 L'ochetta Gelsomina(ガチョウのジェルソミーナ)- 第8回(1966年)入賞 作曲:ファマウリ (Famauri) 作詞:トラネーゼ (Tranese)邦題は『ガチョウのおばさん』ないし『ジェルソミナおばさん』。阪田寛夫による訳詞。 Quarantaquattro gatti(四十四匹のネコ)- 第10回(1968年)金貨賞 作曲および作詞:ジュゼッペ・カザリーニ (Giuseppe Casarini)邦題は『44ひきのねこ』(『44匹の猫』の表記もある)。阪田寛夫による訳詞。 Il Torero Camomillo(闘牛士カモミッロ)- 第10回(1968年)入賞 作曲:フランチェスコ・パガーノ (Francesco Pagano) 作詞:フランチェスコ・サヴェリオ・マレスカ (Francesco Saverio Maresca)邦題は『トレロ・カモミロ』。阪田寛夫による訳詞。 L'omino della luna(月の小人)- 第11回(1969年)入賞 作曲:マルコーラ (Marcora) 作詞:コモッリ (Comolli)邦題は『月の星人』。歌手の佐藤しのぶがアルバムで紹介している。 Nicchi sgnacchi mucchi mucchi(ニッキ・スニャッキ・ムッキ・ムッキ)- 第11回(1969年)入賞 作曲および作詞:アントーニオ・ヴェントゥリーニ (Antonio Venturini)邦題は『ニッキ・ニャッキ』。山上路夫による訳詞。 Volevo un gatto nero(黒いネコが欲しかった)- 第11回(1969年)入賞 作曲:フランチェスコ・パガーノ (Francesco Pagano) 作詞:フランチェスコ・パガーノ (Francesco Pagano)、フランチェスコ・サヴェリオ・マレスカ (Francesco Saverio Maresca)、アルマンド・ソリチッロ (Armando Solicillo)邦題は『黒ネコのタンゴ』。見尾田みずほによる訳詞。1969年から翌年にかけ大ヒットした。 Che bella festa sarà(どんな素敵なパーティになるかしら)- 第12回(1970年)入賞 作曲:ジャンネット・ヴィレルム (Giannetto Wilhelm) 作詞:シルヴェリオ・ピスー (Silverio Pisu)邦題は『誕生日のチャチャチャ』。峯陽による訳詞。 Manue-e-lo(マヌエ・エ・ロ)- 第12回(1970年)入賞 作曲:マリオ・パガーノ (Mario Pagano) 作詞:フランコ・マレスカ (Franco Maresca)邦題は『マヌエロ』ないし『おとなになるべし』。尾中美千絵による訳詞。 Baciccia il pirata(海賊バチッチャ)- 第13回(1971年)入賞 作曲:ジャンニ・ツィリオーリ (Gianni Zilioli)、ジョルダーノ・ブルーノ・マルテッリ (Giordano Bruno Martelli) 作詞:サウロ・ステッレッティ (Sauro Stelletti)邦題は『ミルクで乾杯』。福本義人による訳詞。細川ひさ子のシングル『コーヒータンゴ』のB面に収録された。 Il caffè della Peppina(ペッピーナのコーヒー)- 第13回(1971年)金貨賞 作曲:アルベルト・アネッリ (Alberto Anelli) 作詞:アントーニオ・マルトゥッチ (Antonio Martucci)邦題は『コーヒータンゴ』。福本義人による訳詞。後にアニメソング歌手として有名になるクリスティーナ・ダヴェーナ(児童合唱団時代。歌手名義は「クリスチーナ・ダベナとゼッキーノ・ドロ合唱団」)と細川ひさ子の競作でシングルレコードとして発売された。 Il sorpassista(追い越しをかける人)- 第13回(1971年)入賞 作曲:アルベルト・チャンブリッコ (Alberto Ciambricco)、ジャンニ・メッチャ (Gianni Meccia)、ブルーノ・ザンブリーニ (Bruno Zambrini) 作詞:マリオ・カサッチ (Mario Casacci)邦題は『デートしよう』または『デイトしよう』。門間裕による訳詞。クリスチーナ・ダベナのシングル『コーヒータンゴ』のB面に収録された。 Il karaté(空手)- 第13回(1971年)入賞 作曲:ヴェントゥリャ (Venturia) 作詞:マルトゥッチ (Martucci)邦題は『唐手』。福本義人による訳詞。オリジナル歌唱者の2人のうちひとりは日本人の須田ツヨシ(上記「日本人の出場者」を参照)。 Cin cin pon pon(シュッシュッポッポ)- 第14回(1972年)入賞 作曲:アンジェロ・バロンチーニ (Angelo Baroncini) 作詞:アンニー・ゴラッシーニ (Annie Gorassini)邦題は『チンチンポンポン』。本庄一郎による訳詞。1976年8月、ニッポン放送のラジオ番組『あおぞらワイド』で原曲が紹介され、番組へのリクエストが殺到した。それを受けてキングレコードが日本語カバー版を製作する。候補数種類の歌詞の中で幼稚園児や小学生に圧倒的な支持を集めた「幼い兄妹が風呂に入り、互いの違いを見比べる」という内容のものをレコード化した。同年12月に発売された小谷浩代・前野良典による日本語カバー盤は発売から2か月で公称20万枚を超える売上を記録した。2009年にはJ-WAVEの『GROOVE LINE』でこの曲が放送され、番組に問い合わせが殺到した。それを受けて2010年4月14日にはピストン西沢のプロデュースによるカバー盤が発売され、発売日にはAmazon.co.jpの音楽ランキングで10位にランクインされた。 Io con chi sto?(わたしは誰と一緒に?)- 第15回(1973年)入賞 作曲:グワルティエロ・マルゴーニ (Gualtiero Malgoni) 作詞:アルベルト・テスタ (Alberto Testa)邦題は『冬の日の子守歌』。仲倉重郎による訳詞。 La sveglia birichina(いたずら好きの目覚まし時計)- 第15回(1973年)金貨賞 作曲:ベニャミーノ・レイターノ (Beniamino Reitano)、フランチェスコ・レイターノ (Francesco Reitano) 作詞:ルチアーノ・ベレッタ (Luciano Beretta)、ジュリオ・チェーザレ・カディレ (Giulio Cesare Cadile)邦題は『ゆかいなめざまし時計』。峯陽による訳詞。 La tartaruga sprint(カメの疾走)- 第15回(1973年)入賞 作曲および作詞:ニコラ・ジョヴァンニ・ヴァルテル・ピンネッティ (Nicola Giovanni Walter Pinnetti)、アルベルト・テスタ (Alberto Testa)邦題は『自動車になったカメの歌』。峯陽による訳詞。 Il buio(暗闇)- 第16回(1974年)入賞 作曲:パオロ・リミティ (Paolo Limiti)、アルベルト・アネッリ (Alberto Anelli) 作詞:トニー・マルトゥッチ (Tony Martucci)邦題は『くらやみ』。片岡輝による訳詞。 Nel duemila(2000年には)- 第20回(1977年)入賞 作曲:トニー・マルトゥッチ (Tony Martucci)、エロース・ショリッリ (Eros Sciorilli) 作詞:フェルディナンド・パチェッラ (Ferdinando Pacella)邦題は『夢みてるわけじゃないよ』。高見映による訳詞。 Ululalì ululalà(ウルラリ・ウルララ)- 第22回(1979年)入賞 作曲および作詞:ヴァルテル・ヴァルディ (Walter Valdi)、ニコラ・ヴァルテル・ジョヴァンニ・ピンネッティ (Nicola Giovanni Walter Pinnetti)邦題は『ふたごのオオカミ大冒険』。柴田陽平による訳詞。 Coro, caro coro(コーラス、すてきなコーラス)- 第27回(1984年)入賞 作曲および作詞:ダニエーレ・マルコ・トゥミネッリ (Daniele Marco Tuminelli)、サンドロ・トゥミネッリ (Sandro Tuminelli)邦題は『コロ・カロ・コロ』。山川啓介による訳詞。 Etciù!(ハックション!)- 第27回(1984年)入賞 作曲:テレザ・パウラ・フェレイラ (Teresa Paula Ferreira) 作詞:ポルトガル語原詞はフェレイラ、イタリア語詞はアルベルト・テスタ (Alberto Testa)邦題は『エッチュ〜!』。冬杜花代子による訳詞。 Filastrocche e tiritere(わらべ歌とおとぎ話)- 第31回(1988年)入賞 作曲および作詞:ドロレス・オリオーソ (Dolores Olioso)邦題は『カレーだ!ヒッホッホ』。日暮真三による訳詞。 Corri topolino(走れ子ネズミちゃん)- 第32回(1989年)金貨賞 作曲および作詞:フランチェスコ・リナルディ (Francesco Rinaldi)邦題は『ぎんいろのこねずみちゃん』。村田さち子による訳詞。 Nonno Superman(おじいちゃんはスーパーマン)- 第33回(1990年)金貨賞 作曲および作詞:サルヴァトーレ・デ・パスクワーレ (Salvatore de Pasquale)邦題は『おじいちゃんはスーパーマン』。日暮真三による訳詞。 Uccellino dell'azzurro(青色の小鳥)- 第33回(1990年)入賞 作曲:原曲はアルゼンチン民謡、編曲はアウグスト・マルテッリ (Augusto Martelli) 作詞:原詞は著作者不明(スペイン語)、イタリア語詞はヴィットリオ・セッサ=ヴィタリ (Vittorio Sessa Vitali)邦題は『おまじないのタンゴ』あるいは『おどろよタンゴ』。日暮真三による訳詞。1992年に神崎ゆう子・坂田おさむの歌でシングルCDとして発売された。 Un papero nero(黒いひなガチョウ)- 第33回(1990年)入賞 作曲および作詞:フランチェスコ・リナルディ (Francesco Rinaldi)邦題は『がちょうの捕物帳』。下山啓による訳詞。 Monta in mountain bike(マウンテンバイクに乗ろう)- 第34回(1991年)金貨賞 作曲:レナート・パレーティ (Renato Pareti) 作詞:ヴィットリオ・セッサ=ヴィタリ (Vittorio Sessa Vitali)邦題は『たのしいマウンテンバイク』。山川啓介による訳詞。 Bambinissimi papà(とっても子供っぽいパパ)- 第34回(1991年)入賞 作曲:アウグスト・マルテッリ (Augusto Martelli) 作詞:リーノ・バンフィ (Lino Banfi)邦題は『パパはこまったちゃん』。山川啓介による訳詞。 La nonna di Beethoven(ベートーヴェンのおばあちゃん)- 第36回(1993年)入賞 作曲:アウグスト・マルテッリ (Augusto Martelli) 作詞:フランコ・カステッラーノ (Franco Castellano)、ピポロ (Pipolo)邦題は『ベートーベンのおばあちゃん』。山川啓介による訳詞。 Se voglio(もしできるなら)- 第37回(1994年)国外部門銀貨賞 作曲:ヴァルテル・オヤキャール (Valter Ojakäär) 作詞:エストニア語原詞はレーロ・F.トゥンガル (Leelo F Tungal)、イタリア語詞はチェザンドロ・トゥミネッリ (Cesandro Tuminelli)邦題は『夢はあついうちに』。冬杜花代子による訳詞。 Solidarietà(きずな)- 第37回(1994年)入賞 作曲:サラーマ・アブデルワヘド・M.エル・ターウィル (Salama Abdelwahed M. El Tawil) 作詞:アラビア語原詞はエル・ターウィル、イタリア語詞はアルベルト・テスタ。邦題は『ソリダリエタはまほうのはな』。村田さち子による訳詞。 La Pioggia(雨)- 第40回(1997年)国外部門入賞 作曲:海沼 実(Minoru Kainuma) 作詞:芦川祐美子(Yumiko Ashikawa)、イタリア語詞はセルジオ・メネガーレ。邦題は『雨』で歌は芦川祐美子。日本ではNHKラジオで初放送。 Spunta La Luna(月が出た)- 第43回(2000年)国外部門入賞 作曲:海沼 実 (Minoru Kainuma) 作詞:櫻田絢香、イタリア語詞はマウリツィオ・ピッコリ。邦題は『七福神』で歌は奈良実乃里。日本ではNHKラジオで初放送。 Il Mio Amico Samurai(わたしの彼のサムライくん)- 第48回(2005年)国外部門入賞 作曲:海沼 実(Minoru Kainuma) 作詞:平松美奈(Mina Hiramatsu)、イタリア語詞はR.ピュミニ。邦題は『武士道』で歌は北田栞。日本ではNHKラジオで初放送。 La scimmia, la volpe e le scarpe(お猿とキツネと靴)- 第53回(2010年)国外部門入賞 作曲:海沼 實(Minoru Kainuma) 作詞:山上武夫(Takeo Yamagami)、イタリア語詞はA.ボリアーニ。邦題は『お猿のかごや』で歌は海沼亮午。日本では1938年に初録音。イタリア語編曲版はNHKラジオで初放送。
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