日本で製作する場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/09 09:48 UTC 版)
「Retr0bright」の記事における「日本で製作する場合」の解説
過酸化水素は消防法第2条第7項及び別表第一第6類2号により危険物第6類(酸化性液体)に指定されている。 また、重量%で6%を超える濃度の水溶液は毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている。 これにより濃度の高いものは一般の入手が困難であるため、酸素系漂白剤のみで製作する必要がある。 日本で市販されている酸素系漂白剤は主に粉末の過炭酸ナトリウムや液体の過酸化水素が主剤である。 過炭酸ナトリウムは水に溶かすと炭酸ナトリウムと過酸化水素に乖離する。粉末系の水溶液は弱塩基性のため、フェノール劣化には効果がない。 液体酸素系漂白剤には界面活性剤やテトラアセチルエチレンジアミン同等(パーヒドロキシルイオン供給元)の漂白活性化剤が含まれており、劇物のハンドリングを考慮すると液体の酸素系漂白剤を利用するのが望ましい。 なお、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)は一部の酸素系入れ歯洗浄剤(ポリデント®など)に含まれる。これを水に溶かして使用しても良いが、比較的高価である。 グリセリンは薬局で、キサンタンガムはスーパーの菓子材料コーナーや手作り化粧品コーナーで安価に入手できる。 なおキサンタンガムは一度に入れるとダマになりやすいので、混ぜながら少量ずつ入れ、粘性を適度に調節すると良い。 面倒であるなら液体状酸素系漂白剤を透明なプラスチック容器に入れて対象を漬け込み、晴天下で数日放置しても同等の効果が得られる。 日本では花王のワイドハイター®EXパワー™での実施例 が報告されている。
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