日本で見られる主な種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/20 23:45 UTC 版)
「サルトリイバラ科」の記事における「日本で見られる主な種」の解説
ヤマガシュウ Smilax sieboldii やや弱い棘を持ち、サルトリイバラとシオデの中間のような雰囲気。サルトリイバラと並んで生えていることも多い。 この2つはシオデに比べると林内より林縁で見ることが多い。 刺は触ってもあまり痛いものでなく、他の植物に寄りかかる道具程度のものと思われる。 サルマメ Smilax biflora var. trinervula 山間部で見られる、足元に生えている弾力のある小潅木で、ミヤマクマヤナギなどと共に見落とされやすい。かなり地味な植物だが意外と生えているようだ。 ヒメカカラ Smilax biflora サルマメをさらに小さくしたような植物である。山野草として出回っている。 マルバサンキライ Smilax vaginata var. stans ヤマガシュウと共に、石灰岩の露頭の多い地域では見られやすいといわれる。意外と葉は丸くはない。茎は丈夫。 サルマメなどと比べるとややすっきりとした印象を受ける。 カララもサンキライもサルトリイバラを指す。 マルバサンキライが見られる山では、サルマメもヤマガシュウも見やすい。 タチシオデ Smilax nipponica シオデに比べると葉裏の白いもので、その名に反して基部が立ちあがっていない群落も見られる。 花被片が反り返るのがシオデ、そうならないのがタチシオデという識別方法もあるが、同様に反り返るのがヤマホトトギス、反り返らないのがヤマジノホトトギス。という見分け方があり、同じような環境に生えているので、あわせて覚えておくとよいかもしれない。この見分け方は失念しやすいので、出かける際にマイメモを持っていくのが便利。
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