日本で知られるようになった経緯とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 日本で知られるようになった経緯の意味・解説 

日本で知られるようになった経緯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 01:34 UTC 版)

スーホの白い馬」の記事における「日本で知られるようになった経緯」の解説

福音館書店編集長松居直アジア昔話子供紹介するために同社の『母の友』に中国民話翻訳掲載していた大塚勇三依頼してモンゴル民話中国語から訳してもらい、大塚が見つけ出したのが馬頭琴の話だった。大塚による絵本には出典示されておらず、2012年にミンガド・ボラグが大塚取材した際にはそれについて彼はほとんど記憶になく、薄くはない普通の本だったとの証言から1958年中国科学院文学研究所が出版した中国各民族民間文学業刊第一集中国民間故事選』の「馬頭琴」が典拠とみられる。また大塚と同じ雑誌翻訳をしていた君島久子は『中国民間故事選』から民話翻訳しているため本作も同じ典拠である可能性が高い。 日本語初め紹介され馬頭琴伝説北京発行され日本語雑誌人民中国1959年1月号だが、同誌は広く読まれ媒体ではなくそのとき題名は『民話 馬頭琴の話』であり、主人公の名前が「スヘ」、馬頭琴中国語読みの「マートウチン」と書かれているため、大塚が同誌を典拠としたとは考え難い。 『こどものとも』に掲載されときには対象読者のことを考えて馬頭琴登場していない。光村図書出版小学校国語教科書「こくご 二・下」の1968年版に「白い馬」の題名で初掲載された。 赤羽末吉満州国住んでいた頃、仕事の関係で内モンゴル行き暗雲晴天スコールといった天気変化一望できる雄大なスケール草原感銘を受け、いずれ蒙古題材大作書きたい思ってスケッチ描いた写真持ち帰り後年絵本仕事始めると日本の子供に蒙古のことを知ってもらおう松居話し幾度か思案経て大塚馬頭琴物語原稿ができた。それを反映してか、『スーホの白い馬』には典拠にはないモンゴル草原広大さ描かれている。

※この「日本で知られるようになった経緯」の解説は、「スーホの白い馬」の解説の一部です。
「日本で知られるようになった経緯」を含む「スーホの白い馬」の記事については、「スーホの白い馬」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「日本で知られるようになった経緯」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「日本で知られるようになった経緯」の関連用語

日本で知られるようになった経緯のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



日本で知られるようになった経緯のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのスーホの白い馬 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS