日本でのレゴとは? わかりやすく解説

日本でのレゴ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 02:07 UTC 版)

レゴ」の記事における「日本でのレゴ」の解説

レゴブロックは、1962年から貿易商社の朝日通商窓口となって日本市場にも導入され始めた。しかし、当初都市部デパートや、大きな玩具店などにしか出回ることがなかったうえ、その価格当時数百円か数千円と非常に高価であり、裕福な家庭の親が買い与える知育玩具というイメージ強かった1969年からは知育玩具輸入販売会社不二商」がレゴブロック販売担当していたが、1978年レゴ社は現地法人日本レゴ株式会社」を設立し直接輸入販売手掛け始めたレゴブロックはまだ国産品比して高価な印象があったうえ、ヨーロッパから非常に遠いアジア市場規模では需要決して多いとはいえず、発売されるアイテムも本国に比べると非常に見劣りするものであったが、徐々に日本市場浸透していった。 その後レゴブロック広く知れ渡るにつれ、似たアイデアのものや、寸法まで同一商品1960年代中心に日本市場にも出回ったこのうち特に有名なものは河田ダイヤブロック任天堂N&Bブロックである。ダイヤブロックは「複数突起持った表側とこれをはめ込む裏側のある直方体形状」という構造似ているが、規格寸法異なる。N&Bブロックは、基本となる直方体形状寸法レゴブロック寸分たがわず訴訟にもなった。 レゴブロック自体知名度比例するように、欧州存在するLEGOブロックテーマパークレゴランドの日本進出期待する声が高まったが、まずレゴランド誘致都市として名乗りを上げ千葉県千葉市は、諸般の事情により2003年誘致断念した。それから約10年間が経過した2014年愛知県名古屋市港区立地する金城ふ頭日本初レゴランドとなる「レゴランド・ジャパン」を進出するとの決定が、デンマークLEGO本社から発表された。2015年には名古屋市内で着工式典が行われ、2017年4月1日オープンした1969年 - 知育玩具輸入販売会社不二商」がレゴブロック販売担当1978年 - レゴ社は現地法人日本レゴ株式会社」を設立し直接輸入販売開始1989年 - 「日本レゴ株式会社」から「レゴジャパン株式会社」へと組織変更1990年代 - 千葉県千葉市幕張地区レゴランド誘致する計画浮上した。しかし日本バブル崩壊影響などもあって最終的に計画断念された。 1991年 - レゴ社とナムコ提携し、プライズマシン用のレゴブロックのミニセットを製造。車の他、お城海賊セットなどがラインナップされた(ナムコ季刊無料雑誌ノワーズ第3号および第7号)。 1998年 - レゴお城シリーズ「忍者」テーマ登場以後3年ほど継続された。内容的には「外国から見た日本趣味」的な色が濃いものの、服装小物などの造形比較正確なものといえた。カバヤ食品が、レゴブロックのミニセットとガムパッケージにした玩具菓子販売始める。テーマお城テクニックバイオニクルなど多岐に渡った天皇・皇后いずれも当時)がレゴランドビルン訪問1999年 - 1990年代末より、レゴブロックサブカルチャー的なアイテムとしてとらえる動き多くなる渋谷パルコにて「レゴ・マニアックス展」が開催されたのに続いて、翌2000年にも「レゴ・デラックス展」が開催されている。また、同年より「スター・ウォーズシリーズ」が発売されたことで、従来あまりレゴブロックに縁がなかったファン層獲得成功した2000年 - 前年の松屋銀座における小規模な展覧会建築家レゴ展」を踏み台青山スパイラルで「レゴ建築展」が開催された。日本初レゴ専門店「クリックブリック」の展開が始まった2002年 - コカ・コーラ社プロモーションとして、「サッカーテーマのミニセットが飲料オマケ付いていた。コカ・コーラ社からは、これ以外にも「スタジオシリーズのプロモーションセットがリリースされた。 2003年 - 渋谷パルコにて「レゴ作った世界遺産展」が開催された。これは全国各地巡回したあと、さらに新作加えて2008年にも同所開催された。 2004年 - 栃木県那須郡那須町にある遊園地那須ハイランドパーク」で、「レゴ博」が開催された。これを契機として2006年より常設展示の「レゴスタジアム」がオープン東京タワー渋谷浅草などの日本の風景総数150個のレゴブロック再現している。レゴモデルビルダーの仕事場忠実に再現した「レゴビルダー工房」や、限定商品新製品を扱うショッピングエリア自由に遊べるプレイエリア「ふあふあ&プレイエリア」なども設置されている。 2005年 - テレビ東京系の番組TVチャンピオン」にて、レゴブロックテーマにした対決放映された。これは2008年第3回まで続き2010年2011年には復活特番として開催されている。第2回では決勝デンマークレゴランドにまで遠征して行った。なお、第2回まではレゴという商標表立って使用されず、「ブロック玩具王選手」として放映された。 2006年 - 人型ロボット製品ライン主役据えた「エクソ・フォース」テーマの展開が始まった日本的な人物名カラフルなツンツン髪などアニメ的な容姿キャラクターパッケージロボットボディ配され漢字などが、日本ロボットアニメ強く意識していることを伺わせている。このシリーズ日本における販売プロモーションには「超時空要塞マクロス」などのアニメ作品メカデザイナーとして知られる河森正治が関わっており、その影響もあってシリーズ最後期にはよりアニメセンス加えた製品リリースされる至っている。なお、河以前より、ロボット変形システム検討レゴブロック多用していることを公言している。 2008年 - 王子ネピアとのコラボレーションにより、フィギュアスケーター浅田真央かたどったジャンボフィグ(ミニフィグを店頭販促用にスケールアップしたもの)を1体制作応募者に抽選プレゼントするキャンペーン実施された。彼女はレゴきとして知られスケート大会で演技後に花束などとともにレゴ製品入った袋を渡されたりするシーン見られる2009年 - 那須ハイランドパークにおいて「レゴタワー(レゴブロックを塔状に積み上げる)」を製作するイベント開催され世界新記録当時)となる高さ29.7メートルタワー作ることに成功した。このタワーには43個ものブロック使われたという。また、同年11月には無印良品とのコラボレーションで「紙とあそぶレゴブロック」が展開された。 2010年 - ミニフィギュアシリーズを発売日本ではタカラトミーアーツからガチャガチャ同年7月第1弾SIDE A・B各8種の計16種)が発売された。海外ではブラインドによる一般的な販売方法展開しているが、日本では唯一カプセルトイとしてガチャガチャ発売している。以降のシリーズガチャガチャ展開している。同年12月には忍者テーマにした「NINJAGO」を2011年新シリーズとして発売した2011年 - 2009年ごろから有人潜水調査船しんかい6500」をレゴにしようという試みが、レゴ公認商品化サイトLEGO CUUSOO」で行われ商品化必要な1,000票以上を獲得商品化実現した。この商品日本限定販売であり、パッケージ日本語解説文を書き込み日本語解説ブックレット封入されるという初めての試みなされている。同年1月からは商品宣伝や一の子どもたちの作品紹介する『レゴスタ』をコロコロコミックテレビ東京関東ローカル)にて開始した同年7月には戦艦大和などの大作制作したことで知られる三井淳平日本人初めてのレゴブロックのプロビルダーに認定された。 2014年 - この年限り日本限定セットとして長年親しまれた赤いバケツ、青いバケツ生産打ち切る2015年(〜2016年) - 昭和シェル石油が同ブランドハイオクガソリン「V-Power」のプロモーション一環として、同製品購入者限りフェラーリのミニキット(車両および情景セット計6種)が購入できるというキャンペーン行った2016年2月から第2弾商品同一が行われたが、今回それだけでなく同社決済システム「EasyPay」新規会員には同キット1点プレゼントされた。 2015年 - 愛知県名古屋市金城ふ頭地区レゴランドが初進出することが決まり着工式典挙行された。 2017年4月1日 - 日本国内初のレゴランドとなる「レゴランド・ジャパン」がグランドオープン

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