日本でのロータリー交差点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/07 03:35 UTC 版)
「ロータリー交差点」の記事における「日本でのロータリー交差点」の解説
日本におけるロータリー交差点は、鉄道駅の駅前広場に設置する例が多く、日本の主要道路では設置例が少ない。これはかつて、明治から大正時代にかけて都心の交差点に数多く設置されていたものが、昭和30年代以降の高度経済成長によって、交通量の増加や渋滞の発生、用地の確保の難しさ、運転のしにくさによる混乱などの欠点から、急速に撤去が進んだためである。 幣舞ロータリー(北海道釧路市) 旭川常盤ロータリー(北海道旭川市)日本最大のロータリー。 戸崎ロータリー(福島県本宮市)国道4号の交差点。ロータリーと名のつくものの、実態は立体交差する県道へのアプローチ道路と交わる単なる丁字路交差点である。 吾妻町ロータリー(長野県飯田市) 箱崎ロータリー(東京都中央区)首都高速道路の箱崎ジャンクションには、箱崎パーキングエリアや複数の出入り口が併設されており、3方向に伸びる本線とそれらの施設を結ぶためのロータリーが設置されている。 愛知県道13号豊田多治見線のロータリー交差点(愛知県豊田市猿投町)東海環状自動車道豊田藤岡インターチェンジ付近。 大美野噴水ロータリー(大阪府堺市東区)大阪府道36号泉大津美原線(旧道)に設置。日本では珍しい住宅地内のロータリー交差点であり、設置当初からロータリー中央には噴水が設置されている。1930年代初めに大美野田園都市として宅地開発された際に設置された。 初芝ロータリー・東初芝ロータリー(大阪府堺市東区)大阪府道190号西藤井寺線に設置。日本では珍しい住宅地内のロータリー交差点であり、300m程度の間隔で連続して設置されている点で特異である。1930年代半ばから1940年代初めにかけてそれぞれ初芝住宅地・東初芝住宅として宅地開発された際に設置された。このうち、西側にある初芝ロータリーについては、2014年(平成26年)9月1日にラウンドアバウト(環状交差点)に変更されている。 深日中央交差点(大阪府岬町)和歌山県道・大阪府道752号和歌山阪南線(旧国道26号)の交差点。かつてロータリーであった名残が独特の形の中央分離帯に残っている。 寿ロータリー(兵庫県豊岡市)国道に設置されていた数少ないロータリーのひとつ。現在は市道。 中之島ロータリー(和歌山県和歌山市)ロータリー交差点と信号を兼用していた。2009年(平成21年)1月から改修工事に着手、同年3月10日よりロータリー方式を廃止、右折専用レーンを増設するなど、大幅に改良された。これに伴い、名称が「中之島交差点」と改められ、「ロータリー」の名前が消えた。 糸満ロータリー(沖縄県糸満市)2015年(平成27年)10月にラウンドアバウトへ改良された。 幣舞ロータリー(北海道釧路市) 旭川常盤ロータリー(北海道旭川市) 吾妻町ロータリー(長野県飯田市) 箱崎ロータリー(東京都中央区)の案内図 ロータリー交差点(愛知県豊田市猿投町)の案内標識 寿ロータリー(兵庫県豊岡市) 旧中之島ロータリー交差点(2003年3月、和歌山県和歌山市)
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