フロアスタッフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 08:11 UTC 版)
「WORKING!! (WEB版)」の記事における「フロアスタッフ」の解説
東田 大輔(ひがしだ だいすけ) 声 - 中村悠一 進学校に通う16歳の高校1年生。身長172cm。東坂高校1年5組に在籍。父の会社が倒産し、それがきっかけでファミレスでアルバイトをする事になる。真面目な性格だが、言葉足らずで周囲に誤解を与えることもある。連載当初は個性的すぎるスタッフの面々に翻弄されるポジションだったが、宮越の料理を食べさせられてからは徐々に性格が「改造」され、無表情で冷淡な毒舌家に変貌した。自分とは違う、ノリのウザい自分の家族、特に父親が大嫌い。 料理を諦めさせる目的で宮越と付き合いはじめたが、宮越のことは純粋に全く好みではなく恋愛感情は皆無。宮越の料理を食べるたび臨死体験をさせられ、さらに食事を奢らされるなど苦労が絶えない。 最終シリーズ一つ手前で宮越に好意を示されるが、この段階では面倒事としか受け止めてなかった。そこから半年後の最終シリーズでは目的通り宮越が料理を諦めたことで付き合う理由が無くなっていたため、宮越に別れ話をする。しかし、宮越が一通り落ち込むのを見た後、改めて交際を申し込み本当の恋人同士となった。その際にははっきり好きとは言わなかったが、「他の人間には渡したくないと思っている」と彼なりの気持ちを伝えた。 作者の公式サイトの隠しページには続編にあたると思われる物語が掲載されており、2人のその後の相思相愛ぶりが描写されている。東田と宮越は永田・柳葉・村主ともまだ交流が続いている。 宮越 華(みやこし はな) 声 - 戸松遥 16歳の高校1年生。身長157cm。16歳にしてフロアチーフを任されている。母親の葉子と二人暮らしで父親とは別居中。普段はがさつで男勝りな性格だが、客の前では猫を被り愛想よく接客する。仕事熱心だが、給料が振り込まれる銀行口座の暗証番号を忘れているため預金が下ろせず、母親から小遣いをもらっている。ようやく通帳を更新出来た際は、その額を見た東田が驚いている。バイトをしている理由は母子家庭になると金が必要だと思ったから。勉強は苦手で、三角関数を化学の問題と思ったり、英語の勉強でも「不定詞」「副詞」などを日本語と理解できず驚いたりで、妃と東田からもさんざん馬鹿にされている。カラオケで英語の歌詞は問題無く歌えるが、本人は東田に指摘されるまで何かの呪文と思っていた。 母親が料理研究家であるにもかかわらず、本人の料理の腕前は最悪。チョコレートは食べると臨死体験に加えて聖バレンチヌスが降臨する。また、このチョコを食べてから東田の性格が変わり始めたことから、人格改造チョコ扱いされている。 第30話で自分の作ったチョコレートを食べた際に降臨した聖バレンチヌスから「料理は愛情」という啓示を受け、東田と付き合うことを決意。だが、「付き合う」の意味を良く解っていなかったために妃の発言を言葉通りに受けて概ねバイト帰りに奢られているだけの関係となっており、東田本人からは非常に迷惑がられている。 前述通り男女関係というものを全くわかってなかったが、臨死体験中にバレンチヌスに情操教育を受けた結果、若干意識が向くようになった。第44シリーズで味見することを覚えたことで自分に料理のセンスが全くないことにやっと気付いて東田に謝罪し、今まで自分の料理に一生懸命付き合ってくれた東田に惚れた。半年後にあたる最終シリーズでは東田の好みに合わせて髪を伸ばしており、カップ麺が失敗なく作れるようになった。また東田から改めて交際を申し込まれたことで正式なカップルとなった。 作者の公式サイトの隠しページには続編にあたると思われる物語が掲載されており、2人のその後の相思相愛ぶりが描写されている。また、髪はさらに伸ばしている。 榊 研一郎(さかき けんいちろう) 声 - 鳥海浩輔 28歳。ファミレスの店長。身長178cm。仕事ができないので、店のことは大抵宮越に任せてしまっている。学生時代は喧嘩が滅法強く、いつも飼い猫のミヨ子を頭に乗せていたため「猫の榊」のあだ名で恐れられていた。実は弱い番長に頼まれ猫のエサと引き換えに喧嘩を代わっていただけで、そのことで人に避けられていることを、本人は「いじめられている」と勘違いしていた。今なおその筋や鎌倉家からスカウトされ続けているが断っており、「他の組に入らない約束料」として多額の金銭を受け取っている。店内で姫の世話をしており、なつかれている様子。 村主 さゆり(むらぬし さゆり) 声 - 日笠陽子 19歳の美大生。身長160cm。19歳だが、学年は妃や足立らと同じ。後述のお得意様のような「見えないお客様」の接客も担当している。しかし本人は幽霊などは一切信じていない。非常に愛想がなく無表情であるが、稀に見せる笑顔はそのときめきと心霊現象の恐怖のギャップで足立の心臓が痛くなるほど綺麗であり、足立と斉藤は散々な目にあった。笑顔を見せる度に青い顔をして硬直されるため、本人は見るに堪えないものだと思いこんでおり、当初の足立とのすれ違いの要因となっている。 足立の恐怖心や不用意な発言をネタにちょっかいをかけるのが日課。高熱で欠勤した際、見舞いに来た足立に告白され付き合うようになる。らくがきまんがでは足立との交際中に温泉旅行に誘い、露天風呂で混浴するなど積極的にアプローチしている。貧乳であることがコンプレックス。ドライアイスや熱したヤカンなど、素手で触ると危険なものについ触れてしまう癖がある。最終シリーズでは足立に「実家の寿司屋で住み込みで働かないか」という長期的なプロポーズを、段階を踏むことで承諾。彼と共にワグナリアを退職することにした。隠しページでは足立と結婚後の様子が描かれている。 @media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}「うろんにらくがき」では息子が出ており、志保の娘からは寿司屋の息子と呼ばれており、母と同じく幽霊が見える体質である。[要出典] 宮越チョコを一番最初に食べた人物 でもある。 近藤 妃(こんどう きさき) 声 - 種田梨沙(単行本第3巻ドラマCD版) / 水樹奈々(テレビアニメ版以降) 20歳の大学生。身長167cm。金髪・巨乳でSっ気が強くヘビースモーカーのヤンママだが、頭脳明晰で有名大学で哲学を学んでいる。村主とは幼なじみ。娘の姫と子連れ出勤しているが、店ではあまり働かず、いつも何かしらの理由をつけて榊から金をむしり取っている。韓国語(単行本、アニメでは英語)を修得しているため、斉木を下僕にして面倒を見ている。健全な男女交際などしたことが無いとは本人の談。幼い頃から母親に反抗的であったが、子供が生まれてからは円満になった様子。 最終シリーズでは、買い物中に「姫の父が中学生くらいの子と歩いてるのを見た」と、その人物像をほのめかしている。 鎌倉 志保(かまくら しほ) 声 - 雨宮天 19歳の大学生。身長154cm。消費者金融会社の社長令嬢で、客からのクレームも金で解決しようとする高飛車な性格。母親は幼いときに亡くなり、父親に溺愛されて育った。進藤を「ユータくん」と呼んでつきまとい、彼の多額の借金をネタにいじめるのが日課。私情で借金を増やしたり札束をくっ付けたボウリング球をキャッチさせるなどかなり容赦ない。物語途中から日本刀を携えるようになった。常にSPがついているが、彼女の行為がエスカレートしないよう進藤を護るのが目的。 小学生の時に自分のプロポーズを断った進藤を逆恨みして、いじめ続けていた が、SPにアドバイスされた進藤に「志保」と呼び捨てにされて責め立てられると、昔のように自分をお金持ち扱いしない進藤に戻ってほしくていじめていたと告白。紆余曲折を経て進藤と両想いになり、それ以降は進藤にベタ惚れで近くにいると頭に花が生えるようになった。 最終シリーズでは、転職した進藤と結婚前提で交際中で父親公認の仲となっている。ワグナリアでのバイトも続けており、料理を習うためキッチンの手伝いもしている。 「うろんにらくがき」にて娘が出ており、寿司屋の息子や刀屋の娘と仲良く遊んでいる。[要出典] 進藤 ユータ(しんどう ユータ) 声 - 小野賢章、諏訪彩花(幼少期) 19歳のフリーター。身長185cm。志保とは幼馴染だが、呼び捨てにすることを許されず「志保ちゃん」と呼んでいる。父親が志保の会社に多額の借金をして失踪したため、その返済に追われている。ファミレス以外にも新聞配達やホストなど複数のバイトを掛け持ちしているが、稼いだ現金は借金取りに取られるため、余った食材などがもらえるワグナリアのバイトを一番大事にしている。弟と妹がいる。 小学生の時、照れ隠しで志保の告白をあっさり断ってしまったため、彼女に一方的にいじめられ続けていた。しかし、SPの提案で志保を呼び捨てにする「接待」で志保の態度が変わったことをきっかけに彼女の気持ちを受け入れた。最終シリーズでは、バイトを辞め、借金を完済して結婚するために志保の父親に紹介された建設業に就いている。また、志保といちゃついているとSPから吹き矢で射られるようになった。 斉木 恒輝(さいき こうき) 声 - 細谷佳正 20歳の大学生。身長175cm。韓国育ちの日本人で片言の日本語を話す。時々自覚なしにとんでもない言い間違いをすることがあるが、本人に悪気はなく、また表情があまりにも純真なため、店の人間は誰も恒輝に対して強く出られない。永田でさえ「不自然なくらいに普通」と評した。バイトの面接は友人が冗談で応募したもので、当初は全く日本語が話せなかった。店で唯一韓国語ができる妃が通訳兼教育係となったが、乱暴な脅し文句を教えられ、意味がよくわからないまま使って周囲を困惑させることもしばしば。 単行本、アニメでは諸般の事情により、韓国語ではなく英語を話す設定となり、一部エピソードが差し替えられた。
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