ウォームビズ
寒い時期に厚着をするなどの工夫を奨励して、過剰な暖房を抑制し、それによって冬季の省エネルギーや温暖化ガスの削減を図る取り組み。環境省が「クールビズ」の冬季版として、2005年から冬のキャンペーンを行っている。
ウォームビズでは、暖房による室内温度の目安を20度としている。保温性の高い「機能性素材」の服を着用したり、ひざ掛けなどを活用して温かくする、といった「着込む」対応の他に、鍋料理や血行促進に効果のある食材を摂ること、戸外に暖気を逃さない工夫をすること、といった衣食住にわたる対応が紹介されている。
関連サイト:
WARMBIZ ウォームビズ - 環境省チャレンジ25プロジェクト
ウオーム‐ビズ
ウォームビズ
ウォーム・ビズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/26 05:38 UTC 版)
ウォーム・ビズ(WARM BIZ)とは、環境省が行ったキャンペーン、クール・ビズの秋冬版。過度に暖房に頼らず、摂氏20度以下の暖房の適温でも暖かく働きやすい取り組みを指す(実施期間は11月から3月まで)。具体的な服装としては、背広の場合、スリーピース(上着・スラックス・ベスト)となるが、衣服や職場環境の温度設定のみならず、食事や食物に対する提言も出ている。
概要
2005年8月、環境省が「秋冬のクール・ビズ」として提唱した。暖房による二酸化炭素排出の増加を抑えるため、室温を低め(摂氏20度以下)に設定することを呼びかけ、この室温でも快適に過ごすための服装として「働きやすく暖かく格好良い」ビジネススタイルとして位置づけている。
名称は「クール・ビズ」の対義語として「ホット・ビズ」などが予想されたが、環境省内の検討委員会により「ウォーム・ビズ(WARM BIZ)」が正式決定している。
産業界の動き
被服小売店舗もこの動きに協力し、スリーピースのスーツや、内側に着るベストやニットなどを積極的に販売展開した。
また人間の体は食事を取ることで一時的に体温が上がるが、この取り組みでは「より効果的に体が温まる食事」の提案を行うなど、生活スタイルそのものに対する情報も見られる。イトーヨーカ堂のポトフやクリームスープなど惣菜・弁当関係から東京ガスのホットドリンクや土鍋を使う料理(→鍋料理)、百貨店である髙島屋や三越の食材など、食に対する言及は幅広い。
家庭での動き
夏季は半袖半ズボンは当たり前になってきているが、冬季は高性能な断熱発熱下着やフリース、断熱発熱スリッパ(冬季でも床暖房いらず)などが、かなりの省エネ効果を発揮する。
関連項目
外部リンク
「ウォームビズ」の例文・使い方・用例・文例
固有名詞の分類
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