RSS 衰退

RSS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 14:40 UTC 版)

衰退

RSS 1.0 と RSS 2.0 の関係について、バージョンを表す数値の大小関係から、前者が旧規格で後者が後継規格であるという誤解が見受けられるが、これは事実ではない。RSS 2.0 はシンプルさの代償として RSS 1.0 の備える(RDFによる)強力な表現力を放棄したため、RSS 1.0 を置き換えるものではない。

一方、RSS 2.0 に代わるコンテンツ配信技術として、IBMのサム・ルビー (Sam Ruby) などが中心となり、Atom と呼ばれる新しい規格が策定された。Atom にはウェブログ・ツールMovable Typeの開発元のSix Apart社やスタンフォード大学法学部のローレンス・レッシグ教授、XML開発者のティム・ブレイ (Tim Bray) などが支持を表明し、またGoogleも自社のサービスGmailにて、メールの内容をAtomフィードで提供するサービスを行った。

その後、RSS 1.0、RSS 2.0 そして Atom は、いずれにも集約されることなく各々が広く普及していた。RSSリーダーの多くはそれら全てに対応しており、一方のウェブサイト側も、フィード配信のためにそれらのうち複数を利用することも珍しくなかった。しかし、SNSキュレーションアプリの普及に伴い、RSS的な技術そのものの需要が減少していき、2013年にはGoogleリーダー[3]2017年にはLive Dwango Readerがいずれも利用者数減少を理由にサービスを終了[4]、次いで2018年には主要ブラウザであるMozilla FirefoxもRSS/Atomのサポートを廃止した[5]


注釈

  1. ^ RSS 0.9x系
  2. ^ RSS 0.9、RSS 1.x系
  3. ^ RSS 2.0系
  4. ^ 「RDFによるウェブサイト要約」を意味する。
  5. ^ RDFについてはResource Description Frameworkを参照のこと。
  6. ^ 「内容の豊かなウェブサイト要約」を意味する。
  7. ^ 「本当に簡素な配信」を意味する。

出典

  1. ^ Andrew King (2003年4月13日). “The Evolution of RSS”. 2007年1月17日閲覧。
  2. ^ Festa, Paul (2003年8月4日). “Dispute exposes bitter power struggle behind Web logs”. news.cnet.com. 2008年8月6日閲覧。 “The conflict centers on something called Really Simple Syndication (RSS), a technology widely used to syndicate blogs and other Web content. The dispute pits Harvard Law School fellow Dave Winer, the blogging pioneer who is the key gatekeeper of RSS, against advocates of a different format.”
  3. ^ GoogleのRSSリーダー「Googleリーダー」が7月1日でサービス終了”. Gigazine (2013年3月14日). 2018年10月18日閲覧。
  4. ^ RSSリーダーは“オワコン”なのか? スマホ・SNS時代の情報収集を考える”. ITmedia (2017年7月27日). 2018年10月17日閲覧。
  5. ^ Your RSS is grass: Mozilla euthanizes feed reader, Atom code in Firefox browser, claims it's old and unloved”. The Register (2018年10月13日). 2018年10月18日閲覧。


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