切削
切削加工
切削
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 16:24 UTC 版)
不要な部分を切りくずとして取り除きながら、所望の形状に作り上げるのが切削加工である。切削加工においては、ステンレス鋼は一般的に難切削材料といわれる。全ての切削加工自体はステンレス鋼に適用可能だが、普通鋼、銅、アルミニウムなどと比較すると切削しづらい。フェライト系と焼なまし状態のマルテンサイト系は炭素鋼に似た切削特性といえるが、加工硬化性が強いオーステナイト系の切削性が特に劣る。快削性の硫黄鋼 AISI B1112 を100 とする被削性指数の例を以下に示す。 被削性指数の例種類鋼種被削性指数硫黄快削鋼 AISI B1112 100 低・中炭素鋼 JIS S25C 70 オーステナイト系代表的鋼種 JIS SUS304 35 オーステナイト系快削鋼 JIS SUS340 60 マルテンサイト系代表的鋼種(硬化処理前) JIS SUS410 50 マルテンサイト系快削鋼(硬化処理前) JIS SUS416 65 フェライト系代表的鋼種 JIS SUS430 50 フェライト系快削鋼 JIS SUS430F 80
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「切削」の例文・使い方・用例・文例
- 見習い工はチゼルで切削するのは時間がかかる作業だということを学んだ。
- 切削条件を知る
- 金属切削工具
- 切削工具で生産されたスチールの磁気性チップは磁石によりひきつけられる
- 切削機具の表面と工作物の表面とのなす角
- 生産フライス盤という,大量生産に適する切削用工作機械
- 切削加工という,材料を削って加工する方法
- 切削加工に用いる刃のある工具
- 逃げ角という,切削工具と工作物との間の角度
- 平刮という,金属面仕上げ用の切削工具
- 平削り盤という切削用工作機械
- 木材を切削・裁断・穿孔する機械
- 倣旋盤という切削用工具
- フライス盤という金属を切削する工作機械
- スロッターという,切削用の工作機械
- 切削加工に用いる油剤
- 旋盤に使用される金属切削用の刃物
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