美術館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/10 15:36 UTC 版)
種類
美術館はしばしばコレクション(収蔵品)の内容や活動方針によって分類される。コレクションの対象がどの地域、文化、時代のものであるかによって、扱う美術品のジャンルによって、また、幅広い分野の作品を扱うのか、特定の時代や特定の芸術家の作品のみを扱うのかなどによって、それぞれの館の性格が異なってくる。また、国公立・私立などの設置主体の別によって区別されることもある。
- コレクションの性格による分類の例
- 芸術表現方法による分類の例
- 設置主体による分類の例
- 博物館法による分類の例
- 「登録博物館」「博物館相当施設」「博物館類似施設」(内容は記事「博物館」中の「日本における博物館」に詳しい)
組織
美術館では様々な人々が働いている。館の運営全般に関わる事務系の職員の他に、研究のための専門職を置くのが普通である。この専門職は、日本の博物館法では学芸員と呼ばれる有資格職種が、これに相当する。また美術品の保存・修復の専門家や、美術館における社会教育の専門家を置いている館もある。美術館は博物館の一分野にあたるため、日本における所轄法令は、博物館法となる。ただし、日本の博物館法は国立(独立行政法人含む)の施設を対象外としている。この他、学芸員を置かないなど、博物館法上の基準に合致せず、博物館として登録されていない美術館も多い。こうした博物館法上の施設と、実質的博物館施設が乖離している現象は、他分野の博物館にも当てはまるものが多い。
美術館にまつわる楽曲・文学
- 展覧会の絵(1874年、モデスト・ムソルグスキーの楽曲)
- めもあある美術館(1961年、大井三重子の小説)
- 美術館(1974年、ハイ・ファイ・セットの楽曲)
- 美術館で会った人だろ(1979年、P-MODELの楽曲)
- メトロポリタン美術館(1984年、大貫妙子の楽曲)
- クローディアの秘密(1967年、E.L.カニグズバーグの児童文学)
- ^ 『広辞苑』[1]
- ^ 全国美術館会議ホームページ
美術館と同じ種類の言葉
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