登場勢力・メカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 02:18 UTC 版)
「大YAMATO零号」の記事における「登場勢力・メカ」の解説
A銀河連合 大YAMATO零号 全巻に登場する。本作の主役艦で、A銀河連合へ最後に参戦した太陽系地球軍所属の戦艦。乗組員に軍隊経験者が少ないのが特徴で、銀河の移住者や訳ありの者が多く乗り込んでいる。A銀河連合本部エンペラーからは「オンボロ船」と過小評価されていたが、A銀河連合所属の艦隊に関心を示さなかった他の国家代表団は、大いなる可能性を持っているとして期待している。 他のA銀河連合艦船には見られない両側面の翼が特徴。また、艦内は空っぽともいえる程に無数の研究室や格納庫などがあり、運用次第でいくらでも改良が可能な「進化する船」ともいえる。 切り札は両翼に備えられた「大ヤマト砲」(大ヤマト3連砲)と、マホロバと共に撃つ「大銀河砲」。ほかにも主武装として3連装主砲を艦上部と艦底部に備えている。空間トンネルを用いた時空間移動(ワープ)も可能。艦載機は雷撃隊「有人機<風>」と「無人機<光>」。 戦艦マホロバ Vol.3から登場する。太陽系地球の遠い祖先の「青の地球」の戦艦。 外観は大YAMATO零号に酷似しているが翼を付けておらず、何よりも艦橋は旧戦艦大和そのものと言っていい。艦首より射程内の戦艦全てを銀河の彼方へと飛ばす「マイナス時空砲」を放つ。また、艦上面だけでなく艦底部にも三連装主砲と副砲を備えている。 「星の防人の船」とも呼ばれ幾多の戦いから青の地球を守り通した無敵の戦艦だったが、太陽系地球へと出航中に青の地球は滅んでしまい、その後大YAMATO零号との恩義により太陽系地球の守護に就く。 ティム艦隊 Vol.3に登場する。ロボット・ティムで編成されるロボット工作兵艦隊。日替わりリーダー「トムトム」と「タンタン」が指揮を執っており、一般兵は主に大型の「モンスターティム」、中型の「コマンドティム」、小型の「プチティム」の3種類で構成されている。リーダーをはじめほぼ全員が陽気な性格で、常に踊っている。 戦闘スタイルは、まず艦隊の「母艦マミー」から、米国車のキャデラックに似た大型の工作兵艦「ロックンロール」が出動。ロックンロールから攻撃目標へ爆撃などを担当しつつ、モンスターティムを核とする小型工作兵艦「プチロール」を発進させ、プチロール搭載の白兵戦・接近戦担当のコマンドティムが工作を開始。更にプチティムが変形合体し、モンスターティムやコマンドティムの武器となる。通常時の戦闘力はあまり高くないが、追い詰められると「マミーマミー」と呼ばれる大元のコンピュータに人格・記憶などのデータをバックアップとして送り、捨て身の反撃に出る。 〈白亜帝艦〉とギリギリ五分の展開を見せていたが、何よりも「決め手が無い」のが致命的である、と地球代表の者は評している。最後はマホロバの「マイナス時空砲」によって白亜帝艦もろとも転送される。 走行艦コシ Vol.4に登場する。SL型の宇宙艦であり、大YAMATO零号のためにアストロプラス粒子を満載して駆けつける。大YAMATO零号煙突部に走行艦専用ステーションが存在する。 旗艦ユーノス Vol.1から登場する。A銀河連合所属の期待の星とされている大艦隊「七千艦隊(第3戦隊)」旗艦であると共にリゲル司令の乗艦。全長は予測で1キロメートルを優に凌ぐ巨艦であり、主武装として艦首上部に「次元砲」を4門、3連装主砲を艦上部と艦底部に計6基を装備。シールドも強力なものを装備している。〈メタノイドラッケン〉との戦闘で指揮下の2000隻の内、1900隻近くを失ってしまい、ユーノスも攻撃を受けて中破か大破に近い損害を受ける。特攻を試みるも、大YAMATO零号の機転で撃沈を免れる。その後、残存艦を率いての〈影の艦隊〉との戦闘では、手も足も出ずに全滅させられる。また、最後のメタノイドインセクター戦では、電磁波により七千艦隊の行動が麻痺。大YAMATO零号とマホロバの最後の攻撃を援護するために艦隊全体で身代わりとなる。その後の詳細は不明。 旗艦ジーク Vol.4に登場する。ユーノスと同じく「七千艦隊」の旗艦でオーワン将軍の乗艦。詳しい戦隊は不明。 ユーノス同様の巨大戦艦。外見はユーノスと全く異なり、塗装はグレーで、砲塔らしき物が見当たらない。主武装は「ジーク砲」である。 メタノイドラッケンとの戦闘で、2つの星の引力で押しつぶして攻撃を掛けるも、返り討ちにあってしまい、砲火にさらされた影響か、太陽と同等またはそれ以上の温度に上昇したメタノイドラッケンの突撃により艦隊は全滅。ジークも超高熱に耐えられずに溶解し、爆沈する。 メタノイドラッケン 全巻に登場する。A銀河に攻め込んで来た4つの勢力の1つで、最初に登場する敵。Vol.4までは、この敵を追跡するのが大筋のストーリーとなっている。略称は「ドラッケン」。マントル源泉を目的としている。 母星のエネルギー摂取のために、他恒星系の太陽を喰らい、その熱エネルギーを内部で瞬時に転送させる。Vol.4では、元々はりゅう座銀河の民で、自銀河がブラックホールの大量発生でマントル源泉を失いつつあるため、他の銀河に侵攻を始めたことが語られている。 通常航行時には、20隻単位に分散して行動。単艦時の攻撃はそれ程でもないが、攻撃を受けると相互で合体し、全長20キロメートルという巨大な宇宙の竜となる。表面に針鼠のごとく無数のビーム砲を搭載している。装甲は強靭な固さを誇り、戦艦の砲撃やミサイルといった実弾も受け付けず、星に挟まれても無傷。さらには、次元砲で頭を吹き飛ばされても、自動的に再生することが可能。素早い動きが可能で、七千艦隊の一部を取り囲んでその体中のビーム砲で一気に殲滅するという戦法を繰り出す。熱には考慮された設計だが、冷気には弱く、Vol.4において、大YAMATO零号の策により冷気惑星で、地殻から噴き上げた冷気ガスを浴びて凍りつけにされ、活動を停止する。 vol.5では、新たに3体のメタノイドラッケンが登場するが、ガイラー要塞によって無力化される。 影の艦隊 Vol.2に登場する。A銀河に攻め込んで来た4つの勢力の1つで、2番目に登場する敵。動力エンジンのエネルギー源を目的としている。 まったく姿が掴めずに奇襲されるため、「影の艦隊」と呼称される。劇中では、七千艦隊の残存100隻をものの数秒で壊滅させている。その正体は艦隊ではなく1隻の艦であり、スローモーションでも捉えられないような驚異的スピードをもって、至近距離で敵艦を撃破する。エンジン音に反応する艦であるらしく、大YAMATO零号との戦闘では、その移動パターンを逆手に取られ、足を封じ込められて砲撃により撃沈される。 白亜帝艦 Vol.2のラストとVol.3に登場する。A銀河に攻め込んで来た4つの勢力の1つで、3番目に登場する敵。大気を目的としている。 ザリク聖帝が乗る、超大型宇宙母艦。クラゲの様な外見をしている艦で、傘部分に大型の主砲「三連ビーム」を備える。地球の大気を奪うために太陽系へ襲来し、ティム艦隊と交戦する。雑魚扱いしたティム艦隊に意外な反撃を受け、さらにはマホロバによる「マイナス時空砲」によって、全く別の宙域へと飛ばされる。なお、陸戦隊として「白亜の騎士」が編成されており、内部へ突入してきたティム達を撃退している。 4つの勢力の中で唯一大YAMATO零号と交戦していない。 メタノイドインセクター Vol.4のラストとVol.5に登場する。A銀河に攻め込んで来た4つの勢力の1つで、最後に登場する敵。コスモメタルを目的としている。 昆虫系統の宇宙人。その母艦は巨大な昆虫を模した形状をしている。武装は、巨大なビーム砲1門。母艦は次元を自由に行き来しているために、砲撃がまったく命中しない。強力な電磁波によって敵の動きを封じ込め、艦首のビームで撃破するか、「黒のコマンダー」と呼ばれる人型をした不気味な無数の兵士(コマンダー)たちが飛び立ち、宇宙艦に張り付いて装甲のコスモメタルを捕食する戦法を得意とする。最後は大YAMATO零号とマホロバの合体砲撃で、通常空間に留まる唯一の瞬間に発進口を狙われて爆沈する。 ガイラー要塞 7つの銀河を制したと言われる“総統ガイラー”が乗る、超巨大要塞。劇中では、A銀河が苦戦したメタノイドラッケンを3体まとめて特殊な光線で腐食させて破壊し、その戦闘力の高さを見せつけている。進化する大YAMATO零号と真正面から戦う事を望み、しばらくの間は銀河から立ち去る。
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