条例違反事件とは? わかりやすく解説

条例違反事件(一)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 00:37 UTC 版)

植草一秀」の記事における「条例違反事件(一)」の解説

現行犯逮捕・起訴被疑者として) 2004年平成16年4月8日午後3時頃、早稲田大学大学院教授の職にあった植草は、品川駅エスカレーター女子高生スカートの中を手鏡で覗こうとしたとして鉄道警察隊員に東京都迷惑防止条例違反粗暴行為禁止)の現行犯逮捕された。植草逮捕直後容疑事実認め謝罪したものの、その後手鏡持っていましたが、覗いていません」と否認転じた本人ブログによると、捜査段階では一貫して品川駅エスカレーター防犯カメラ映像記録確認することを求めたが、その映像は既に廃棄されていたという(しかしながらそもそも防犯カメラ位置エスカレーター前方にあり映像有無は関係がなく、目撃の上での逮捕となっている)。 同年4月28日東京地方検察庁は同容疑植草起訴植草同年5月10日保釈保証金300万円納付して即日保釈された。 事件影響 事件受けてテレビ各局は、植草それまで出演番組から降板させた。また、徳島県2004年平成16年4月13日植草それまでの「カモンとくしま」のアドバイザリー・スタッフから解任した。早稲田大学理事会同年5月7日植草教授職解任議決した。この事件メディアで大きく取り上げられたことによって、経済コメンテーターとしてテレビ番組にたびたび出演していた植草評判落ちた裁判被告人として) 2004年平成16年6月17日初公判東京地方裁判所開かれた植草は「起訴事実真実ではございません。この法廷正義誓って無罪潔白です」と全面的に争う姿勢示した一方検察側の冒頭陳述によると、植草自家用車の中から女子高生制服のような服装をした女性写ったインスタント写真デジタルカメラ画像が約500見つかり、また植草携帯電話からも同様の画像見つかったという。同年8月30日植草霞ヶ関記者会見し、「手鏡テレビ出演時身だしなみ確認するため持っていただけです。天地神明に誓って潔白」だと改めて身の潔白主張。一旦は容疑認めたことについては、そうすれば情状酌量得られるという警察からの強い提案あったからだ、と語った2005年平成17年2月21日検察側は植草懲役4ヶ月手鏡1枚没収求刑弁護側は改め無罪主張し裁判結審した。 有罪確定罰金支払い社会復帰へ) 同年3月23日東京地裁大熊一之裁判長)は、「現行犯逮捕した警察官証言信用でき、証拠十分だ犯行手慣れているとの印象さえある。犯行に至るまでの間も不審な行動繰り返しており、偶発的な犯行とは言い難い」とし、植草罰金50万円手鏡1枚没収判決言い渡した。これに対し植草は「天地神明に誓って無実」と冤罪主張したが、控訴せずに同年4月6日控訴期限日に刑が確定した控訴しなかったのは裁判制度正しく機能していないことに気づいたからである、と植草語った

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条例違反事件(二)

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植草一秀」の記事における「条例違反事件(二)」の解説

現行犯逮捕・起訴被疑者として) 2006年平成18年9月13日午後10時頃、京急本線品川駅-京急蒲田駅間の下り快特電車内高校生女子生徒痴漢行為をしたとして、東京都迷惑防止条例違反現行犯警視庁により逮捕された。女子生徒が声を上げ周り乗客植草取り押さえて警察引き渡した逮捕直後から植草は「酒に酔っていて覚えていない」と容疑否認していた。同年10月4日東京地検植草逮捕容疑起訴したが、植草は「人違いか(被害者の)勘違いではないですか」と容疑否認した事件影響 2006年平成18年9月26日名古屋商科大学理事会開催し常勤職員懲罰基準照らし植草解雇処分決議した理由は、逮捕勾留により後期授業をすることが不可能なため。発表は翌27日)。植草雇っていた第一興商極東証券は、前回事件のときとは異なり、彼を擁護することはしなかった。 裁判被告人として) 2006年平成18年12月6日東京地裁初公判開かれた植草は「天に誓ってやっていません」と無罪主張起訴状によると事件当時被害女性から「子供見てるのに恥ずかしくないんですか?」と言われうつむいていると、他の男性乗客2人取り押さえられ駅事務室連行当初は「私は女性が不快に思うことをやりました」と容疑認めたにもかかわらず警察取調べ際し一転無罪主張したとされる一方で植草は「これが土石流のように報道され家族被害受けてしまう。家族を守るためには私が死ぬしかない」と思い駅事務室ネクタイを首に締めて家族のために自殺図ろうとしたことも明らかになった。弁護側は「被告人当時紹興酒2030近く飲んでいる酒酔い状態」であり痴漢などをできる状態にはなく、また「痴漢騒ぎかと思って絶対に関わりたくないなと思っていたら自分犯人にされた」と主張している。 同年12月20日第2回目公判開かれ検察証人として目撃者出廷し被害女性ビデオ証人尋問応じた検察証人目撃者は「痴漢をしたのは植草被告人間違いありません」と述べた。また検察は、事件当時被害女性着衣鑑定している。その後公判植草無実主張する証人現れたが、この証人植草車内取り押さえられたのは目撃したそれ以前車内寝ていたと証言したため、証言有用性裁判認められることはなかった。 2007年平成19年1月25日第3回目公判開かれ被害女性着衣鑑定していた科学捜査研究所女性研究員検察証人として出廷。「被害女性スカート構成繊維と、植草被告人左手人さし指右手薬指右手親指から採取した繊維片が類似」と証言した同年7月18日検察側は「犯行確信的で執拗しつよう)だ。常習性顕著長期間矯正をするため実刑にするのが相当」とし、懲役6月求刑した度重なる保釈却下 東京地裁起訴翌日10月5日植草保釈申請対し保釈保証金600万円植草被告人保釈許可する決定をした。しかしながら東京地検はこれを不服として準抗告し、翌6日地裁地検準抗告認め保釈却下した。同16日最高裁判所第1小法廷保釈許可取り消した地裁決定支持し植草側の特別抗告棄却した。2007年平成19年1月19日に、東京地裁は再び保釈許可出し植草側は保釈金600万円納入した。しかし、同日東京地検準抗告したため保釈執行停止されていた。同22日地裁地検準抗告退けたため、植草即日保釈された。 実刑判決、控訴へ 2007年10月16日東京地裁神坂裁判長)は、「不合理な弁解をして反省姿勢が全く認められない」と植草姿勢強く非難した上で、「規範意識に相当問題があり再犯のおそれも否定できない。もはや社会内での更生期待できない」と懲役4ヶ月実刑判決言い渡した植草側は東京高等裁判所即日控訴した2008年平成20年3月18日東京高裁田中康郎裁判長)で控訴審始まった植草あらため無罪主張手指から採取され繊維駅員ともみあった際に付着したのである主張し駅員着用制服構成生地入手して、その生地構成繊維鑑定をある大学教授に委嘱し、手指付着物との比較行ったその結果手指付着物から確認された4本の青色獣毛繊維」は駅員着用していた制服構成生地構成繊維と「極めて類似」しているとの鑑定結果得たが、裁判ではこの鑑定結果証拠として採用されず、鑑定行った大学教授証人申請した却下された。 控訴棄却、上告へ 同年4月16日東京高裁(同)は「被害者目撃者の証言信頼性が高い」として一審実刑判決支持し控訴棄却した。植草側は同日上告した上告棄却、実刑確定、収容 2009年平成21年6月25日最高裁第3小法廷近藤崇晴裁判長)は、一審及び二審実刑判決支持して植草の上告を棄却する決定下した。これにより植草懲役4ヶ月実刑判決確定し8月3日収容され刑務所には送られぬまま東京拘置所当所執行を受ける。同年10月4日に、満期釈放した出所後 出所後は文筆活動講演活動再開した

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