旧共楽館（日立武道館）（茨城県）
旧共楽館（日立武道館）
| 名称： | 旧共楽館（日立武道館） |
| ふりがな： | きゅうきょうらくかん（ひたちぶどうかん） |
| 登録番号： | 08 － 0006 |
| 員数(数)： | 1 |
| 員数(単位)： | 棟 |
| 構造： | 木造２階建，鉄板葺，建築面積1200㎡ |
| 時代区分： | 大正 |
| 年代： | 大正6 |
| 代表都道府県： | 茨城県 |
| 所在地： | 茨城県日立市白銀町2-21-15 |
| 登録基準： | 国土の歴史的景観に寄与しているもの |
| 備考(調査)： | |
| 施工者： | |
| 解説文： | 日立鉱山が従業員や地域住民のために建設した大規模な妻入の劇場で、歌舞伎座（東京）を模したといわれる。正面入り口の左右に２階建、唐破風屋根の階段室が附属する。内部は、屋内体育館として改造されているが、堂々たる外観は地域の象徴ともなっている。 |
共楽館
(日立武道館 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/07/23 15:54 UTC 版)
共楽館（きょうらくかん）は、茨城県日立市にある、日立鉱山の福利厚生施設として1917年（大正6年）に完成した劇場である。1967年（昭和42年）には日立鉱山から日立市に寄贈され、現在は日立武道館として使用されている。1999年（平成11年）に国の登録有形文化財に登録され、2009年（平成21年）には日立市の有形文化財に指定されている。なお当記事内では、共楽館と同様に日立鉱山の娯楽施設として建設された本山劇場と、日立鉱山の支山であった諏訪鉱山の娯楽施設であり、やはり日立鉱山が経営していた諏訪会館についても触れていく。
注釈
- ^ 嘉屋（1952）p.444によれば、共楽館建設計画で中心的な役割を果たしたと考えられる角弥太郎は、共楽館建設中の1916年（大正5年）12月に日立鉱山所長に就任した。
- ^ 歌舞伎座の外観和風の建築様式は1911年（明治44年）以降、現在まで引き継がれている。
- ^ 共楽館を考える集い（1999）pp.45-46によれば、いくら禁止といったところで小学校の児童たちは結構隠れて映画を見ていたのが実情であった。
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.24によれば、当初、共楽館と本山劇場という日立鉱山所有の劇場で行われた映画会は、1935年（昭和10年）1月に日立製作所の福利厚生施設である日立会館が完成すると、共楽館で映画会を行っていた小学校の一部は、最寄りとなった日立会館で映画会を行うようになった。
出典
- ^ 日本鉱業株式会社日立精錬所（1986）p.37
- ^ 日立市、2023、『日立市指定管理者制度導入施設』pdfファイル2023年7月7日閲覧
- ^ a b 日立市、2015『日立市公共施設マネジメント基本方針（分野別編）』pdfファイルp.36 2016年3月27日閲覧
- ^ 市毛（2011）p.56
- ^ 共楽館を考える集い（2004）p.101
- ^ 鉱山の歴史を記録する市民の会（1988）p.124
- ^ 特定非営利活動法人共楽館を考える集い（2014）p.54
- ^ 嘉屋（1952）pp.68-72、p.77
- ^ 鉱山の歴史を記録する市民の会（1988）pp.15-24、pp.28-30
- ^ 鉱山の歴史を記録する市民の会（1988）pp.40-43
- ^ 鉱山の歴史を記録する市民の会（1988）pp.44-45
- ^ 鉱山の歴史を記録する市民の会（1988）pp.67-70
- ^ 鉱山の歴史を記録する市民の会（1988）p.82
- ^ 鉱山の歴史を記録する市民の会（1988）p.82、中野（2005）pp.222-223
- ^ 市毛（2011）pp.53-54
- ^ 徳永（1999）p.90、pp.96-97
- ^ 鉱山の歴史を記録する市民の会（1988）p.123、共楽館を考える集い（1999）p.27
- ^ 嘉屋（1952）p.216、市毛（2011）pp.54-55
- ^ 綿引、酒井（1915）pp.107-108、嘉屋（1952）p.441
- ^ 嘉屋（1952）p.441、共楽館を考える集い（1999）p.130
- ^ 市毛（2011）p.54
- ^ 日本鉱業株式会社（1956）pp.174-182、大畑（2009）p.55、市毛（2011）pp.53-54
- ^ 共楽館を考える集い（2004）pp.52-53、市毛（2011）p.54
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.16、市毛（2011）pp.55-56
- ^ 鉱山の歴史を記録する市民の会（1988）pp.166-167
- ^ 共楽館を考える集い（2004）p.101、市毛（2011）p.56
- ^ 嘉屋（1952）p.255
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.16、共楽館を考える集い（2004）p.12、pp.104-107、市毛（2011）p.56
- ^ 特定非営利活動法人共楽館を考える集い（2014）p.68
- ^ 共楽館を考える集い（2004）p.12、市毛（2011）p.56
- ^ 徳永（1999）p.185
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.18、市毛（2011）pp.56-57
- ^ 共楽館を考える集い（2004）pp.115-116、市毛（2011）p.57
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.101、市毛（2011）p.58
- ^ 共楽館を考える集い（1999）pp.17-18、pp.101-102
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.18、pp.101-102
- ^ 日本鉱業株式会社五十年史編集委員会（1957）pp.557-558、共楽館を考える集い（1999）p.17、p.68
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.18、p.101
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.18
- ^ 徳永（1999）p.185、共楽館を考える集い（1999）p.18
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.18、共楽館を考える集い（2004）pp.115-116
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.16
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.108、特定非営利活動法人共楽館を考える集い（2014）p.2
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.37
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.18、p.108
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.18、鉱山の歴史を記録する市民の会（1988）pp.103-107
- ^ 鉱山の歴史を記録する市民の会（1988）pp.109-110
- ^ 鉱山の歴史を記録する市民の会（1988）pp.110-111、市毛（2011）p.59
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.19、pp.75-76、p.103
- ^ 共楽館を考える集い（1999）pp.102-103
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.19、pp.46-47
- ^ 共楽館を考える集い（1999）pp.18-19、pp.59-61、市毛（2011）p.59
- ^ 日本鉱業株式会社日立精錬所（1986）p.36、特定非営利活動法人共楽館を考える集い（2014）p.116
- ^ a b 共楽館を考える集い（1999）p.19、pp.102-103
- ^ 共楽館を考える集い（1999）pp.22-23、pp.45-46
- ^ 共楽館を考える集い（1999）pp.23-24、pp.45-46、pp.137-138
- ^ 共楽館を考える集い（1999）pp.25-26、p.135、市毛（2011）p.62
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.26、pp.45-46、p.135
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.26、pp.102-103
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.19、p.113-115、p.137、特定非営利活動法人共楽館を考える集い（2014）p.113
- ^ 共楽館を考える集い（1999）pp.19-20
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.20、市毛（2011）p.60
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.20、p.37、p.41
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.20、pp.46-47、p.60
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.28、共楽館を考える集い（2004）p.45、鉱山の歴史を記録する市民の会（1988）pp.332-335
- ^ 嘉屋（1952）pp.394-396
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.26、pp.105-107
- ^ 共楽館を考える集い（1999）pp.20-21、pp.105-107
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.21
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.21、p.41、p.60、p.100、p.126
- ^ 日本鉱業株式会社日立精錬所（1986）p.37、共楽館を考える集い（1999）p.21、p.26、p.100、p.122
- ^ 日本人文科学会（1955）pp.51-58、pp.69-75、共楽館を考える集い（1999）p.119
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.43、pp.115-121
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.21、pp.43-44、p.122
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.26、p.119、pp.124-125
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.23、pp.29-31
- ^ 徳永（1999）pp.223-229
- ^ 日本鉱業株式会社日立精錬所（1986）pp.29-33、共楽館を考える集い（1999）pp.21-22
- ^ 共楽館を考える集い（1999）p.21、p.126
- ^ 日本鉱業株式会社日立精錬所（1986）p.37、共楽館を考える集い（1999）p.22、p.107、p.126、特定非営利活動法人共楽館を考える集い（2014）p.3
- ^ “Japan 1:50,000 日立”. スタンフォード大学. 2019年1月23日閲覧。
- ^ “廃線探索 日立鉱山電車専用線（歩鉄の達人）”. www.hotetu.net (2015年3月9日). 2019年1月23日閲覧。
- ^ “日立駅発目的地案内”. 日立電鉄交通サービス株式会社 (2016年2月). 2019年1月23日閲覧。
- ^ 徳永（1999）pp.233-238、共楽館を考える集い（1999）p.100
- ^ 鉱山の歴史を記録する市民の会（1988）p.124、共楽館を考える集い（1999）p.126、共楽館を考える集い（2004）p.13、p.115、特定非営利活動法人共楽館を考える集い（2014）p.3
- ^ 常陽地域研究センター（2005）p.6
- ^ 森嶋（2014）p.15
- ^ 日本鉱業株式会社日立精錬所（1986）p.37、徳永（1999）pp.233-238、共楽館を考える集い（1999）p.100
- ^ 共楽館を考える集い（2004）p.8、市毛（2011）p.63
- ^ 徳永（1999）pp.8-9
- ^ 徳永（1999）p.238
- ^ 徳永（1999）pp.238-239、市毛（2007）p.33、森嶋（2014）pp.15-16
- ^ 共楽館を考える集い（2004）pp.2-5、p.210、国指定文化財等データベース
- ^ 市毛（2007）p.33、森嶋（2014）p.15、特定非営利活動法人共楽館を考える集い（2014）p.26
- ^ 特定非営利活動法人共楽館を考える集い（2014）p.7、p.11、p.113
- ^ 共楽館を考える集い（2004）pp.94-95、特定非営利活動法人共楽館を考える集い（2014）p.30、pp.49-51
- ^ 市毛（2012）p.123、特定非営利活動法人共楽館を考える集い（2014）p.32、p.51
- ^ 特定非営利活動法人共楽館を考える集い（2014）p.36
- ^ 特定非営利活動法人共楽館を考える集い（2014）p.36、市毛（2012）p.123
- ^ 特定非営利活動法人共楽館を考える集い（2014）p.52、p.54、市毛（2012）p.123
- ^ “日立の共楽館一部が焼ける 放火の疑いも”. 茨城新聞. 茨城新聞社. (2002年7月26日). 2002-07-26
- ^ 特定非営利活動法人共楽館を考える集い（2014）pp.52-54
- ^ 特定非営利活動法人共楽館を考える集い（2014）pp.54-55、市毛（2012）p.125
- ^ 徳永（1999）pp.240-241、p.262
- ^ 市毛（2012）pp.123-125、森嶋（2014）pp.15-16、特定非営利活動法人共楽館を考える集い（2014）p.54
[続きの解説]
- 日立武道館のページへのリンク
