成体の特徴とは? わかりやすく解説

成体の特徴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 06:47 UTC 版)

エイリアン (架空の生物)」の記事における「成体の特徴」の解説

成体生物的特徴には、以下の様なものがある。設定上は身長200cm・体重160kg 頭部 頭部前後細長い形状をしており、その上部は半透明フード覆われている(後述エイリアン・ウォーリアーのみ、アクションシーンにおける破損への懸念、及び監督ジェームズ・キャメロン自身趣味によりフード省略された)。頭部デザインは、骸骨男性器を基にしている(ギーガー好んで使用するモチーフでもある)。 顔にはそれと判るような形状の鼻や耳は存在しない。目も存在しないようにみえるが実は頭部そのものが目であり、頭部保護するため涙腺から涙が常に流れ落ちる状態になっている視覚 『エイリアン』(以後『1』)に登場したビッグチャップ眼窩持っていたが、眼球は無い『エイリアン4』(以後、『4』)のニューボーンには眼球とまぶたが発生している)。『エイリアン3』(以後、『3』)と『エイリアン: コヴェナント』(以後、『コヴェナント』)では魚眼レンズのような主観視点登場し人間同じく色や空間認知できる視覚となっている。 口顎 エイリアン口の中にインナーマウスと呼ばれる第二の顎を持つ(ニューボーンのみ存在しない)。ウツボヤゴ口器カメレオンの舌のように伸縮し口腔内から外へ向けて一直線数十cm長さまで飛び出す射出される際の勢いによる対象物への打撃(及び貫通)やその後噛み付きなど、主に攻撃のために使われる。その射出力は、人間はじめとする生物骨格はおろか人間武器では破壊不可能なプレデター使用する金属をも破壊するほどの威力持っている。『エイリアンVSプレデター』(以後、『AVP』)ではプレデターヘルメット貫通し殺害している。 歯は人間の物に酷似しており、門歯犬歯にあたる形状見て取れる人間比べて犬歯長い。歯を剥き出している事が多いが、唇も存在している。 手足 手足の力は人間はるかに凌ぐ。特に脚力は非常に強く極めて高い瞬発力備えている。指の先端には鋭い爪を備えており、これと強い握力とを併用することで、凹凸の無い滑らかな天井や壁に張り付くことも可能である。 尾 尾は身の丈以上に長い先端穂先のように鋭利な形状をしていて、金属岩石を砕くほどの力と硬度持っている戦闘時には、鞭のように振り回す他、のように突き刺して使用する。力も非常に強く200キロ近い体重を持つプレデター先端刺したまま持ち上げることができる。 また尾の先端切断したとしても傷口から飛び散る体液臨機応変武器として使用する危険性生じてしまう。「AVP2」ではプレデターがこれを材料に対エイリアン用に加工したスラッシャー・ウィップが登場している。 外殻 フェイスハガー及びチェストバスター形態外皮は白いタンパク質によって構成されている。チェストバスターから脱皮繰り返し成体へと成長する過程で、外皮硬質化し黒いシリコン樹脂状に変質していく。赤外線写らないという特徴があり、『2』では赤外線ゴーグル付けても何も見えないために海兵隊員達がパニック陥るシーン存在する温度湿度など環境の変化すぐさま適応し宇宙空間などの真空状態にも耐えうるが、硬質感のある見た目ほどに強靭ではない。人類の武器では、拳銃弾では致命傷与えるのは容易ではないが、M4カービンのような小銃弾なら破壊でき、プレデター場合はレイザーディスクなどの切断兵器や、プラズマキャノン攻撃で倒すことが可能である。 炎や液体窒素浴びせられるといった、極端な温度変化にも耐えうるが、反応からするとダメージ受けているようである。ただし、エッグチェストバスターの状態で炎に耐えることはできず、燃え上がってしまう。『2』ノベライズ版や、各ゲーム作品では、火炎放射器エイリアン成体殺傷する描写もある。 しかし、ビデオゲームエイリアン アイソレーション」では拳銃は勿論、散弾銃やボルトガン等の強力な銃でもダメージ与えられないばかりか怯みすらしないなど、映画シリーズとは別格タフネスさを誇っている。 またエイリアン自身体液も防ぐため、プレデターはこの外殻から武器作り出す事もある。 体液 幼体成体問わず体液黄色強酸性で、金属その他のあらゆるものを腐食させる性質を持つ。そのため、うかつに攻撃する返り血によって攻撃者側も大きなダメージを受ける。さらに自らの出血利用して拘束状態を脱したり、武器として使用した例も見られる当然ながらエイリアン自身外殻溶けることはなく、『AVPシリーズでは、プレデターエイリアンの体を対エイリアン用の武装加工する様が描写されている。体液持ち主死亡する酸性から中和されていく。武器として使用描写から、胃のような粘膜による耐酸性ではなく体組織自体根本的に酸で溶けないことが判明している。しかし、『AVP2』のラストでは、降りしきる中でプレデリアン刺し違えて大量返り血浴びていたクリーナー肉体がまったく溶解しなかったり、同じようの中で殺されエイリアン返り血で物が溶けるという描写がまったく無かった。 この酸の他に、エイリアンは涎をはじめ全身から大量粘液分泌している。作品によって涎も酸性持ったり持たなかったりしている。『4』に登場したニューウォーリアーは口から酸を吐いて攻撃することができる。ゲームでもエイリアンが酸を吐いて攻撃する作品がある。 死後中和する体積上の量を溶かすといった点から、海外ファンサイトなどでは酸ではなく腐食性細菌体液中に存在しているのではないか考察する向きもある。 分泌液 樹脂状に固まる分泌液によって幾何学的な巣を構築する。さらに犠牲者をこれで拘束しチェストバスター寄生させる。ただし、分泌プロセス不明。薄い状態なら人力でも破壊は可能。 巣の模様にはエイリアンの姿が溶け込むため、これを利用して侵入者対す奇襲が可能となっている。 身体能力 チェストバスターフェイスハガー動き敏捷かつ俊敏である。後者強靱な尾によって獲物飛びかかったり、首を締め上げたりする。成体になって俊敏性は衰えず天井床下などを自在に音もなく動き回る人間素手エイリアン対抗する事はほぼ不可能であり、場合によってはプレデターをも倒す。至近距離連射された弾丸かわすな反射にも優れる。また、動作探知機に感知されないほどの隠密性も持つ。 酸素呼吸をしているかは不明だが、劇中では睡眠中に呼吸音と共に身体上下させる様子描写されている。また、大気組成地球異な環境下や真空宇宙空間でも長期間生存する事が出来る。 知能 機械動力意図的に断つ程の知能があり(『エイリアン2』:ただし明確な描写無く知能的電力遮断したのかは明確ではない。)、クイーンに関しては卵を守ろうとする母性見せている。エイリアン4ではボタンを押すと「お仕置き」の液体窒素噴射されるという事学習し、さらに人間殺害するためにその装置利用するという知能見せた同族同士連携し集団戦展開する事も出来る。『2』ではリプリー威嚇受けたクイーンが卵を守るためにウォリアーに彼女への攻撃控えさせたり、エレベーター乗って逃走したリプリー後続エレベーターで追う描写がある。『4』のノベライズ版などではテレパシーのようなもので意思疎通図っている事が示唆されているが、劇中でそれが具体的に描写された事はない。『AVP』のノベライズ版では、クイーン怒り感じたグリッド以外のエイリアン怯えるという描写があった。同様の描写は『AVP2』のノベライズ版にも登場する作品重ねるごとに高い知能を持つような描写増えてきており、最新作においてはある程度意思の疎通描かれている。

※この「成体の特徴」の解説は、「エイリアン (架空の生物)」の解説の一部です。
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