初代 XF10型とは? わかりやすく解説

初代 XF10型(1989年 - 1994年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 02:01 UTC 版)

トヨタ・セルシオ」の記事における「初代 XF10型(1989年 - 1994年)」の解説

1989年平成元年10月9日販売開始された。エンジンV8・4,000 cc(1UZ-FE)を搭載し、これは同年8月クラウンマイナーチェンジ追加され4000ロイヤルサルーンGに搭載エンジンと同じである。装備違いで"A"・"B"・"C"の3仕様存在し、C仕様最上級グレードである。楕円形組み合わせたデザイントヨタCIマーク最初に装着したモデルである。 サスペンションは、前後ダブルウィッシュボーン式で、A仕様とB仕様はコイルサスペンションを装備した。B仕様には、路面状況によりダンパー減衰力通常走行時の「ハード」の設定から瞬時に「ソフト」に切り替わる電子制御サスペンションピエゾTEMS」(世界初)が装備された。C仕様には、乗り心地がさらにスムーズになる電子制御エアサスペンション装備した。この仕様には後席の居住性重視した「Fパッケージ」が存在しセンチュリーのようなショーファードリブンとしての使用視野入れたのである最下位のA仕様オーナードライバー向けの仕様としたが、売れ筋はC仕様であり、これは中古市場でも不変である。このA・B・Cという基本グレード構成セルシオのアイディンティティとして3代目まで受け継がれた。なお、車体に貼られるエンブレムにはグレード表記はなされず(「TOYOTA」の社名英字表記及びCIマークエンブレム車名エンブレムのみ)、既存国産車趣向異にする点の一つである。 また、日本車としては初め自発光式メーター採用したその後自発光式メーター従来デジタルメーターに代わって高級車中心に多く採用され、現在は軽自動車商用車までに広く普及するようになったメーカーオプションではカーオーディオ再生専用のDATデッキパイオニア製自動車メーカー向けの純正品としては業界初にして世界初)を選択する事も可能だった。DATデッキ三菱電機などの1DINのDATチューナーではなく2DINのDAT+コンパクトカセットチューナーであった1991年1月にはサイドドアビーム、シートベルトウォーニングを全車標準装備した。 1992年8月にはマイナーチェンジが行われ、後期モデル移行16インチホイールとブレーキローター採用従来15インチ)、助手席エアバッグGPSカーナビゲーション対応のエレクトロマルチビジョン当時は珍しい音声ガイド付で90万円)のオプション設定など実用的な装備充実細部意匠リファイン留まり外観大きな変化インチアップに伴うアルミホイール意匠変更と、リアエンブレムで「TOYOTA」の社名英字表記省かれCIマーク車名2点のみとなった程度である。 なおその他に後期からハイマウントストップランプ変更フロントグリル格子形状変更。サイドステップパネルの大幅な形状変更前後バンパー下の同色ペイントなどが行われている。また前期採用されていた熱線反射式フロントガラス警察当局からの指導無くなっている。 1993年8月 一部改良全車外板に、塗膜内部結合力強め化学的安定性を向上させた新開発塗料採用した1994年9月生産終了在庫応分のみの販売となる。 1994年10月2代目入れ替わる形で販売終了販売終了前月までの新車登録台数累計115444台

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初代 XF10型(1989年1月 - 1994年9月)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 07:01 UTC 版)

レクサス・LS」の記事における「初代 XF10型(1989年1月 - 1994年9月)」の解説

ハイブリッド仕様車についてレクサス・LSハイブリッド参照 LS460(USF40/45) / LS460L(USF41/46) 2005年10月 - 東京モーターショーにてコンセプトモデル「LF-Sh」を初公開。翌2006年1月デトロイトモーターショー市販モデルプロトタイプ出品同年4月日本国内発表2006年9月19日 - 日本国内でも「LEXUS LS460」として正式発表LS専用の新プラットフォーム使い前後ともアルミニウム合金製のマルチリンク式サスペンション採用エンジン従前の1UZ-FE/3UZ-FEから約17年振り全面刷新された1UR-FSE型を搭載するV型8気筒直噴4,608 cc)。量産乗用車では世界初となる「シーケンシャルシフト付き8速AT(8 Super ECT)」が搭載されている。ボディサイズ全長5,030 mm(ロングボディ仕様は5,190 mm)× 全幅1,875 mm × 全高1,465 mmホイールベースは2,970 mm(ロングボディ仕様は3,090 mmとなり、トヨタブランドのフラグシップセダン「センチュリー」をも凌ぐ)。 発売当時日本国内での価格770万円から965万円標準仕様のほか、専用デザイン19インチアルミホイール&タイヤサイズは245/45/R19)と制動力高めた専用大径4ポットアルミモノブロックブレーキキャリパーと冷却性能優れたスパイラルフィン式の大径ディスクローター(前⌀357、後⌀335)、そして専用チューニングエアサスペンションなどを搭載して走り重点置いたversion S」をはじめ、逆に標準仕様車の足回りそのままに、アームレストスイッチや後席パワーシートなど後席の装備充実させた「version U」があり、各グレードにアルカンターラルーフ、セミアニリン本革シート、ステアリングヒータ付本木目&本皮ステアリング装備した「I package」がセットメーカーオプションとして設定される。なお、「version U」にはステレオカメラフュージョン方式の「プリクラッシュセーフティシステム」がメーカーオプション設定されるリアトヨタクラウン13代目)」や「マークX初代)」なども採用したマフラーエンドとリアバンパー一体化したデザイン採用している。ホイールPCD120 mm2008年8月 - イヤーモデル制度を採るレクサスブランド方針従い、初の年次改良実施2009年モデル移行)。それまで海外仕様車にのみ設定されていたロングボディ仕様「LS460L」を日本仕様車にも導入。なおグレード体系装備ハイブリッド仕様の「LS600hLシリーズ準ずる。またトルクスプリットAWD搭載したAWDモデル追加設定した(なお、駆動系最適化を図るべくエンジン出力2WD車よりも若干下げられている)。また、LS460全車共通改良として「パンク修理キット」をオプション設定(これによりスペアタイヤを省くことでトランクルーム容量拡大)し、緊急ブレーキシステムや「ミリ波レーダー方式プリクラッシュセーフティシステム」の標準化一部グレード)といった安全装備充実させた。また本革シートとセミアニリン本革シート助手席ポジションメモリーを新たに搭載し地上デジタルテレビオプション設定、さらにセンタークラスタースイッチの文字日本語表記英語表記選べるようになった2009年10月 - モデル2度目の年次改良実施2010年モデル移行)。発売から3年経過していることもあり、マイナーチェンジ相当する大掛かりな改良実施エクステリアはグリル・バンパーなどの外装パーツ意匠変更実施しボディカラー新色設定差替えが行なわれた。インテリアには、トヨタ・クラウンハイブリッド先行搭載されTFT液晶方式グラスコックピット「ファイン・グラフィックメーター」をオプション設定。またセンタークラスター意匠変更やオーディオダイヤルにアルミ材を採用するなどの改良図られた。 L-Select レクサス初となるカスタマイズプログラムで、シート・ドアトリム・本木パネルルーフにまでたくさんのカラー用意され、さらにシートインパネの各ステッチカラー自分選択できるというもの。その組み合わせは約30,000通りにもなるため、“自分だけの”LS作ることができる。 version SZ 従来の「version S」をベースに、レクサスのスーパーカーモデル「Fパフォーマンス」の第1弾IS Fのような「超高性能走り運転する楽しさ”」を徹底的に追求した本格的なスポーツグレードで、海外仕様車には「LS SPORTS」としてラインナップされている。エクステリアには専用フロントグリルとサイドロッカーモールをはじめ、空力性能向上させる前後アンダースポイラーを標準装備している。またインテリアには専用内装色となる「ブラック&サドルタン」が設定され、また「IS F同様に高い横Gにも耐えられるサイドサポート大きな専用スポーツシートが採用されている。エンジンそのもの特別なチューニング行なわれていないが、トランスミッションには「IS F」に搭載されている「8-Speed SPDS」に近いチューニング施された。これにより、ステアリングにもLSシリーズ唯一となるパドルシフト搭載されシフトダウン時にエンジン回転数最適化するブリッピング制御搭載するとともにスポーツ走行にも適したダイレクトで素早い変速が可能となっている。また、足回りには専用チューニングエアサスペンション搭載ブレーキには、フロントに「IS F」から流用された「ブレンボ(Brenbo)社製6ポットモノブロックブレーキキャリパー」(リアはLS460/LS460L AWD、LS600h/600hLと同じくスパイラルフィン式ベンチレーテッド・ディスクのモノブロック2ポットとなるが、専用の高摩擦ブレーキパッド採用されている)と、こちらはLS専用となる⌀380大径ブレーキローターちなみにIS Fは⌀360のドリルドホール付きだが、こちらには冷却用ドリルドホールは採用されていない)を組み合わせストッピングパワーを向上させている。タイヤ従来同じく前後24545/R19サイズとなるが、よりグリップ性能を向上させた専用スポーツタイヤ採用。さらに、こちらも「IS F」と同じくBBS社製の専用鍛造アルミホイール採用し前述専用スポーツタイヤとの組み合わせ従来よりもハイレベルな走行性能実現したversion UZ 4名乗り仕様従来の「後席セパレートパッケージ」をベースに、本木目と本革格納式テーブル採用した後席大型センターコンソールや、天井付9インチ高精細ディスプレイ採用した「リヤシートエンターテイメントシステム」を追加装備する。 また、 同5人乗り仕様には前席センターコンソール後部に9インチ高精細ディスプレイ装備した「リヤシートエンターテイメントシステム」を標準装備するなど、VIP送迎用などのショーファードリブン需要対応するため、リアシート周り中心とした装備充実質感の向上を図っている。 LS460 オプティトロンメーター2009年発売型) 速度回転計の間にTFTディスプレイ装備ステアリングコラムにあるカメラはプリクラッシュセーフティ用。 LS460SZ(北米仕様2009年発売型)

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