中級魔法律・下級魔法律
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 09:28 UTC 版)
「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」の記事における「中級魔法律・下級魔法律」の解説
七面犬(しちめんけん) 七つの目と六本の足を持つ犬。擬態して、あやつり等の霊の犯罪を暴く。他の使者と違い、いつでも召喚できる。手ではさみのように使うと糸(魔人形の糸)を切る事が出来る。 使者のなかでは珍しく、人語を話す。それもかなりのおしゃべりである。語尾に「〜でヤンス」と付けて喋る。一人称は「アッシ」。 彼の擬態できる範囲は供給されるエネルギーの質によって異なり、「煉」エネルギーを供給する場合生物にしか擬態出来ないが、「肉体」エネルギーを供給することによって鉄のような無機質にも擬態出来るようにもなる。この状態で、様々な物に化ける事も出来る(例:ハンマーや盾、大砲など)。 本編ではムヒョが召喚しているが、小説版ではペイジがMLSの見回りのために召喚していた(これを機にムヒョ達と知り合った)。一連の事件が解決した後はキリコと共に地獄に帰っていったが、その後も度々召喚されている。 キリコ 声 - 大久保瑠美 小さな少女の使い魔。ヨイチが冥王ルアラリエとの契約を破棄する為に、「使い魔の壷」から召喚された使者。しかしルアラリエの前で怖気づいてしまい、ほとんど役に立たなかった。 ビコが「不良品に当たった」と言っているところから、地獄の使者としての格は下の下らしく、それ故にあまり立場が無い様子(故郷である地獄に戻りたがらない程)。激闘の後、冥王とムヒョとの契約仲介人となっている。その後は地獄に戻らず、ムヒョ達と行動を共にしている。 まったく役に立たないわけではなく、対トーマス戦では霊化蟲を地獄へ還し、またロージーがトーマスの魔法書を破壊する手助けをした。また地獄語が話せる。 ナナの事を「姐さん」「アネゴ」と尊敬し、彼女とのコンビで見事に五嶺の体から霊化蟲を追い払った。一連の事件が解決した後は七面犬と共に地獄に帰っていった。 身長20cm。生年月日不明。好きなもの:やわらかいもの、おしゃべり(主に恋愛関係の話)。特技:逃げ足の速さ、イケメンセンサー、仕事をサボる。苦手なもの:労働、命令、硬いもの、地獄(できれば帰りたくないと思っている)。 雲竜鼠(うんりゅうそ) 梅吉の本当の姿。5年前に毒島によって召喚され、半永久的に現世にいる。彼は遠くでも煉が届き、人化できるのが一番の長所。「竜車輪」以外の魔法律は使えない(遠隔魔法律の使者と契約する際に、使者それぞれの長所で選ぶことができる為)。竜車輪(りゅうしゃりん) 雲竜鼠(梅吉)自身が体を丸めて弾丸状になり、飛び跳ねるようにして複数の悪霊を滅する魔法律。梅吉はこの技しか使えない。「肉体」契約状態で行使すればとてつもないスピードを生み出す。 魔鹿女キュラ(まかめ-) 異形の牛(魔牛)を従える女性御者。姿が人間に近いためか、人語を話す。「魔鹿女キュラの魔牛車」の刑で召喚される。 「魔調教の鞭」という技を使う。また、吸血鬼のように犬歯で相手に食いつき、エネルギーを吸い取る(らしき)行為も可能。この攻撃を受けたエンチューは眠ってしまった。 本来の契約者はペイジであるが、ギンジと「血の契約」を結び、ギンジから血をもらう代わりに力を貸している。その契約が続いているためか、キリコと七面犬が地獄に帰った後も現世に留まっている。血をもらっているにも関わらずギンジに荷物持ちをさせたりと、かなりこき使っている様子である。 お供である魔牛車(まぎっしゃ)は、三つ目を持つ地獄の牛が牽引する牛車。背中に人間4人を軽く乗せることが出来る。 イリ 魔王軍騎士団長。「守護魔槍流『バルハウ谷の磔箒』」という、枝分かれした槍の穂先で相手を押さえつける技を使える。梅吉に使者憑依してティキ相手に善戦する。 黒鯱(くろしゃち) 「地獄の十本刀」の一角。魔元帥直属の切り込み隊長。眼帯をしており、右手に剣、左手に盾を持つ。 実力はかなり高く、ミックに対し圧倒的な力を見せつける。しかしムヒョの魔法律書が壊れた為に仕事を放棄。ムヒョ達に切りかかったが、予備の(練習用)魔法律書により、どうにか帰って行った。 霊撃手(れいげきしゅ) 両手に刀を持った使者。霊の本体を探し出し、始末する。 契約者が練を注入することで刀が巨大化。その時は地獄の十本刀に位置する実力になる。また、何体も契約して小隊を組ませる事が出来る。 地獄でも無口で有名。 魔人葬迎車(まじんそうげいしゃ) タクシーのような外見の使者。地獄との往復運賃(魂20000個分)を地獄で無限に支払わせるために霊を捕らえ帰っていく。 魔弾顔(まだんがん) 側面に顔の付いた弾丸型の使者。 黒火蜴(くろひとかげ) 冥界の炉主。魔導大臣ファフニルの配下である千の魔物の一匹。口から火の玉を吐く。合体して巨大化することもできる。 魔法律でも召喚可能だが、炉主の杖を使って召喚することもできる。 魔導幻術師と魔滑車(まどうげんじゅつしとまかっしゃ) 幻術師とジェットコースターのような使者の二人一組。魔導幻術師は「とりこみ」を犯した霊に幻覚を見せて取り込んだ人達を戻してから、魔滑車で地獄に連れて行く。出現する兆しとして、霊の周りを靄が覆い始める。魔導幻術師(まどうげんじゅつし) 髪を三つ編みにした鳥の化け物。手にする霧吹きから幻覚を見せる霧を吹き出す。 魔滑車(まかっしゃ) 地獄へと通じる骨の線路を進むコースター。「とりこみ」を犯した霊では魔導幻術師と共に登場する。岡田勇気に対しては、本当のジェットコースターに見せかけて地獄へと降りて行った。 魔列車(まれっしゃ) 地獄行きの列車。魔車掌の幾万本の手が内から出てきて霊を捕えようとする。魔車掌の手につかまれるともう逃げられまいという。 多数の霊に有効。執行人の中でも使える者は少ないという。 魔人奇術師 ディーゴ(まじんきじゅつし でぃーご) オカマ口調で喋る大柄な手品師の姿をした使者。目と口が縫われているが見たり喋ることはできる。手にするトランプカードを霊に投げつけて刻む。 ヨイチに好意を抱いているようだが、本人からは嫌われている様子。 魔図鑑(まずかん) 七つの目と鼻、無数の羽が生えた大きな図鑑のような使者。ページ部分に霊を挟んで潰し、その霊を図鑑に載せる。 仕事をきっちりできなかった時は、召喚主に煉を返すなど律儀な性格。 魔針貫(ましんがん) 無数の鋭い針が霊を貫く。 魔弓(まきゅう) 空から数本の巨大な矢が出現し、霊を貫いて地獄に送る。 六王の鳥籠(ろくおうのとりかご) 冥府の銀でできた檻に霊を閉じ込める。ペイジ曰く「永遠の閉塞」。 魔王の鉄槌(まおうのてっつい) 1発目で現世から地獄に落とし、2発目で地獄の塵に還す。 魔鉄兵(まてつへい) 地獄の兵士。手から弾丸を発射する。魔元帥の統率下にあり、彼(?)の出撃時には召喚場所までの道となる。 茨の園(いばらのその) 地獄の茨が霊を飲み込む。飲み込まれた霊は、未来永劫茨の中を彷徨い続けなくてはならない。 蝿王(はえおう) トーマスが契約を結んでいる主。 蝿王の宝箱(はえおうのたからばこ) 宝箱の姿をした使者。霊を食い尽くす。食らわれた霊は、蝿王のコレクションにされる。蝿王と契約を結んでいる者に対しては効果が無い。 冥王の晩餐(めいおうのばんさん) 地から巨大な口が出現。冥王の胃(地獄)に直結していて、飲み込まれた霊はそのまま地獄送りとなる。冥王の気分により行き先が決まり、また冥王の口に合わないものは吐き出される。 魔王の義手(まおうのぎしゅ) 地から義手が出現。そのまま地獄へと引きずり込む。 魔王の影(まおうのかげ) 魔王の分身の影が霊を背後から無慈悲に包み込み、地獄へと連れ去る。 破王印落滅(はおういんらくめつ) 二体の地獄の使者が持つ破王の印で霊を潰す。 ペイジがイサビに対して使用したが、使者が潰されてしまい失敗した。 葉陰の番人(はかげのばんにん) 冥府の住人の一人。現世と地獄の全ての影を司っている。影がある場所なら、ベッドの下からでも現れることができ、霊を引っ張り地獄に連れて行く。 不帰梟(ふきふくろう) 二つの頭、各々三つの目を持つ梟。爪で霊を捉えて地獄へ旅立つ。 ムヒョが召喚したもの以外にも、度々本編に登場した。 魔人検察官(まじんけんさつかん) シルクハットと同じ顔がいくつも付いているマントを着た使者。髭と七つの目が特徴。 7人程度で現れて霊を捕える。捕らえられた霊は、地獄で永遠に責め続けられる。 魔王の矛(まおうのほこ) 三又の槍が霊を貫き、そのまま地獄へ引きずり込む。 魔王の釘蜂(まおうのくぎばち) 釘と蜂を合わせたような使者。銀杏婦人に対して召喚されたが、石化させられてしまった。 魔獄房収監(まごくぼうしゅうかん) 複数の目の付いた檻に霊を閉じ込める。手と顔は出る。霊を閉じ込めたまま地獄へと行く。 百子魔王子の手(ひゃくごまおうじのて) 無数の手に目玉が付いた使者。地の底から伸びてきて、霊を地獄へと引きずり込む。 吼虎之大洞(くこのたいどう) 5匹の三つ目の虎が住む穴が現われ、霊を引きずりこんで食ってしまう。 雷獄童子(らいごくどうじ) 声 - 葉山翔太 雷を彷彿させるような巨大な使者で、四本の腕を持つ。口から雷の息吹を出せる。また霊を喰い、地獄へと送る。 幽李と争うが歯が立たなかった。 地獄の看守 タルタロス 代々霊使いである禁魔法律家と契約している使者。身体からは霊を拘束する無数の鎖が伸びている。 呪術師 アカマジョ 「箱舟」のフリオと契約している使者。六つの目と六本の足を持つ。 地獄でも怠惰な使者として知られ、アカマジョの力も使った者もまた、怠惰な性格に変質してしまう。その名が示すとおり、契約した禁魔法律家に呪術系の能力を与える。 魔道大臣ファフニル(まどうだいじん-) エンチュー及びリオと「魂」を代価に契約していた使者。道化師を思わせる帽子を被り、ボールのような体型をしている。 黒火蜴等の千の魔物を配下に持つ地獄界の実力者。リオは自分の事を「黒火蜴と契約している」と発言した為、契約した代価として黒火蜴を与えられたとも考えられる。 エンチューとリオの契約を解く際姿を現し、ビコを攫おうとした。幽李に止められた為攻撃を行うが、逆に幽李によって真っ二つにされ殺された。 阿鼻獄縄(あびごくじょう) 黒い縄のような形の影が、霊をぐるぐる巻きにして阿鼻地獄へ送る。 ゴリョーがトーマスに対してつかったが、失敗した。 追死(ついし) 霊を分解し地獄に送る魔法律。弱い霊に対して使われる。 送り火(おくりび) 魔法律書を開くとそこに炎が現れ、そこから霊をあの世に送り出す。浮遊霊をあの世へ送るための魔法律。 銀の梯子(ぎんのはしご) 空に伸びる銀の梯子が、霊を浄土へと導く。最初から霊を地獄でなく浄土行きにするための魔法律。 黄泉渡し(よみわたし) 笠に鈴を付けた使者二人が、霊を船に乗せて黄泉に連れて行く。 黄泉とは軽い罰を受ける霊が行ける所であり、罪を洗い流せば天国へ逝ける。 指切り村のマショカリア(ゆびきりむら-) 天より伸びる綱の上を滑車で駆け下りてくる道化師のような使者。常に上機嫌だが、恐ろしい顔をしている。 手に持ったスペードが描かれた小箱で悪霊を吸い込み地獄へ送る。出現する兆しとして霊の周りを無人の一輪車が走り回る。 鬼茨(おにいばら) 霊を濃緑の蔓で包み込んで、その魂を浄化する。 火焔竜(かえんりゅう) 炎の身体を持つ竜の使者。霊を食らう。 岩魔蜥蜴(がんまとかげ) 怨霊の足元の地面を泥のように柔らかくし、そこからトカゲのような使者が出てきて霊を地獄へ引きずり込む。 チクリ魔 ヘル・モスキート キリコがブープやその木偶との戦いで召喚した、蚊のような使い魔。地獄では最も身分が低く、相手の記憶を吸い出して嫌な思い出だけを語る嫌がらせしか出来ない。その能力のため、通常の魔法律の使者として行使するか不明である。 炎熱(えんねつ) 炎熱の地獄へ落とす魔法律と思われる。 縛口(ばくこう) 口を縛りつけ、言葉を発せられないようにする魔法律。
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