送り火とは? わかりやすく解説

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送り火

読み方:おくりび

盆の終わり祖先の霊を送り出すために焚かれる火のこと。盆のはじめには霊を迎え入れる意味合いで「迎え火」が焚かれる

おくり‐び【送り火】

読み方:おくりび

盂蘭盆(うらぼん)の最終日親族の霊を送るために門前などでたく火。門火(かどび)。《 秋》「—のあとは此世蚊遣哉/也有」⇔迎え火

門火(かどび)1」に同じ。

[補説] 書名別項。→送り火


おくりび【送り火】

読み方:おくりび

高橋弘希小説平成30年2018)、雑誌文学界5月号に掲載都会から青森県廃校直前中学転校してきた少年主人公に、陰湿ないじめと暴力支配され中学生たちの閉鎖的な世界を描く。第159芥川賞受賞


送り火

読み方:オクリビ(okuribi)

盂蘭盆最終日焚く門火


送り火

作者重松清

収載図書送り火
出版社文藝春秋
刊行年月2003.11

収載図書送り火
出版社文藝春秋
刊行年月2007.1
シリーズ名文春文庫


送り火

作者堀江敏幸

収載図書雪沼とその周辺
出版社新潮社
刊行年月2003.11

収載図書雪沼とその周辺
出版社新潮社
刊行年月2007.8
シリーズ名新潮文庫


送り火

収載図書ウルトラQdark fantasy
出版社角川書店
刊行年月2004.9
シリーズ名角川ホラー文庫


送り火

作者長坂敏正

収載図書真夏の少年たち
出版社文芸社
刊行年月2005.9


送り火

作者藍川次郎

収載図書送り火―そぞろ宗兵衛江戸暦
出版社広済堂出版
刊行年月2006.7
シリーズ名広済堂文庫


送り火

読み方:オクリビ(okuribi)

盂蘭盆会終る日、各家庭迎えていた精霊を送るため、迎火のときと同様門前戸口に香を手向け苧殻焚く盆行事

季節

分類 宗教


送り火

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/20 04:57 UTC 版)

送り火(おくりび)とは、お盆の行事の一つで、お盆に帰ってきた死者の魂を現世からふたたびあの世へと送り出す行事である(反対語 → 迎え火)。 家庭の玄関先や庭で行われるものから、地域社会の行事として行われるものまで、さまざまな規模で行われている。大規模なものでは大きく分けて、山の送り火、海の送り火の2つがある。仏教が庶民の間に浸透した室町時代以後に年中行事として定着したといわれている。




「送り火」の続きの解説一覧

送り火

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 07:53 UTC 版)

お盆」の記事における「送り火」の解説

16日野火を送り火(おくりび)と呼ぶ。京都五山送り火が有名である。15日に送り火を行うところも多い(奈良高円山大文字など)。 また、川へ送る風習もあり灯籠流しが行われる。山や川へ送る点は、釜蓋朔日記したとおり故人が居るとされるのが文化的に山や川でありそのようになる。 なお、故人を送る期間であるが、16日から24日までであり、お迎え同様に墓参などをして勤める。 仏教では広くとった場合お盆1日から24日を指す。これは、地獄の王とされる閻魔王の対あるいは化身とされるのが地蔵菩薩であり、24日地蔵菩薩縁日までがお盆のである。「地蔵盆」も参照ちなみに天道すなわち大日如来の「大日盆」は、その縁日則って28日である。

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送り火(おくりび)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 14:09 UTC 版)

人工憑霊蠱猫」の記事における「送り火(おくりび)」の解説

の顔を思わせる形をした怪火追跡用にプログラミングされた使い魔

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送り火

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 08:55 UTC 版)

ウルトラQ dark fantasyの登場怪獣」の記事における「送り火」の解説

第10話「送り火」に登場人間の死を司る一族で、その死の際に「原風景」を見せて安らかな死を与え死なせ相手金銭奪って生業としている。他人に素性知られてはならないうえ、自らの過去記憶から抹消しており、それゆえ原風景」というものも持たない。 涼と知り合った送り火の少年ヒタキは、その「原風景」に「マザーランド」と名づける。涼たちと別れたヒタキは、仲間赤目と共に何処か消える。 出演/ヒタキ上條誠赤目周防第10話内容は、脚本担当した太田愛『ウルトラマンティガ』のころから構想していたものである。ヒタキの名は鳥類ヒタキ由来する本作品では「少年大人になる瞬間」を題材としていたことから、ヒタキ役にはその年代に当たる上條誠起用された。監督原田昌樹脚本太田は『ブースカ! ブースカ!!』に出演していたころから上條評価しており、担当作品に度々出演させていた。 赤目役の周防は、映画『新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』振付師務めていた縁から起用された。 監督原田は、後年病気になって送り火のような死の前に苦痛取り除く存在必要性実感したという。

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送り火

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 18:07 UTC 版)

如意ヶ嶽」の記事における「送り火」の解説

五山の送り火」も参照 毎年8月16日かつては旧暦7月16日であった)、19時半ごろには大の字中心金尾カナワ、カナオ、カネオ)にある弘法大師堂行事般若心経読経開始され20時から「大」の字の送り火が行われる。運営大文字山麓、浄土寺界隈民間人らの組織する保存会が行っている(後述)。ちなみに火床周辺昭和13年/26年の地形図では「大文字霊場」と記されている。また『京都故事物語によれば辺り面積は7,000程度であるという。この送り火は本来の盂蘭盆の「送り火」としての意味だけではなく、都の安寧悪霊退散を願うものでもあったともいい、家内安全無病息災なども願う伝統的包括的な宗教行事である。 「大」の字は第一画の横棒一文字といい80メートル第二画の左払い北流れといい、一文字より上に突き出した字頭(じがしら)部を含め160メートル第三画の右払いを南流れと言い120メートル火床の数は大の字中心より上が9、左が8、右が10、左払い20、右払い27。これに大の字中心の「金尾」を加え合計75。 他に妙法左大文字船形鳥居形でも行われ、これらを併せて五山送り火」とし、京都夏の風物詩一つである。現在は20時ちょうどに、五山先頭切ってこの大文字が全火床一斉に点火され25分から30程度燃焼する。なお、火床所在地京都市左京区浄土寺廻り町1。 なお日本太陽暦採用してからは点火20時に行われているが、それ以前旧暦時代においては、約1時間前、太陽暦採用後19時ごろに点火されていたと言う説が、2014年在野研究家である青木博彦より提唱された。これは本居宣長 1756年在京日記』に、送り火当日(当時の暦で7月16日)、ある人物の家を訪れたとあるが、この時に月が出るのを見た記されていたことがきっかけとなっている。京都市標高国立天文台公開数値から計算する当日月の出206分ごろと推定され日記記述から本居足取り推測した結果本居三条大橋大文字見たのは1916分ごろとしている。また送り火の燃焼時間20分と推定し1916分ごろにはまばらに消え残っていたと記されていることから、点火時刻はその20分前の1856分ごろとしている。なお当日日の入り1846分であり、よって点火はその直後行われたことになる。また日暮れ1922であるから、そのころには既に消火していた。このため送り火は現代の様な「夜間ではなく夕方薄暮行われていたことになる。青木は他にも1603年慶長日件録』や1864年花洛名勝図会』も分析し明治時代至ってしばらくの間19時ごろに点火されていたと結論している。また、当時現在のように携帯できる照明器具発達していなかったことも影響し薄暮行われたではないかともしている。なお1780年都名所図会でも、送り火の紹介には「毎年七月十六日夕暮」と記されている。 大文字山燃やされるのはアカマツ)が600束、松葉100束、麦わら100束。要するアカマツ25本、約4トン前日8月15日正午ごろより、慈照寺門前護摩木受け付けている。については主に大文字保存会管理する大の字周辺およびそれより上部の約12ヘクタールにおよぶ共有林のものが使用されるが、近年マツクイムシによる被害や、時代流れによるアカマツ林の手入れ不足・土壌肥沃化(アカマツ痩せた土壌を好む)による影響などもありアカマツ減少植林行ったり、隣接する銀閣寺山国から融通されるなどして対応している。 各火床については古来立てそれに松明結わえたものとなっていたが、寛文延宝年間1661年 - 1681年ごろ)には、積み上げる形に移行した近年までは単に土を掘ったところに井桁積み上げたものであったが、1969年以降火床については細長い大谷石二つ並べたもの(上から見ると「=」形状)に井桁積み上げるかたちとなっている。の間には松葉詰め周囲には麦わら立てかけ点火行っている。 各戸受け持ち原則として1戸が2床で、負担均等化するためか、古くから交代制になっている。「大」の中心である「金尾」は4戸、「大」の最上部、字頭のものは2床一組でこれを2戸で受け持つやはり大きなもの。また、担当した火床燃え方が悪いとその家に不幸が続くとの言い伝えもあるという。 毎年2月切り出され4月から翌5月まで火床近く倉庫乾燥させ、麓まで下ろし家庭保管8月16日再度火床まで運搬する運びとなる。 年一回の送り火のために多大準備要し切り出しのほかにも各所下草雑木刈り取り近年比較入手困難麦わら確保火床維持管理など多岐にわたるものであり、また地元民も現在は農民というわけではなく作業への慣れ問題もあり、負担大きい。2004年京都・火の祭事記』によれば中心メンバーはほぼ毎週土曜日曜、その他は年間平均10日ボランティア充てている。 送り火当日作業人員総計300名。への備えのため、火床への上げ当日まで行われない。かつて作業者は1週間前から沐浴酒肉断ちなどを行い当日には1束10キログラム束を一人2束担いで1.5キロメートルにおよぶ山道を4回登ったというが、1972年にはこれに代わり400メートルリフト設置され途中からはそれを用いている。 また送り火当日には事故備え消防および消防団協力見られているほか、京都市文化財保護職員による立ち会いもあり、関係者消火確認してから下山するのは、22以降になるという。 送り火の由来について諸説あり様々な文献様々な説見られるが、送り火という性質上、仏教伝来し民衆深く根付いた時代より後のことであると考えられる。また公式な記録見られないことから、為政者権力者の側ではなく民衆の側より発生したではないかと見る向きもある。送り火について言及している最も古い文献慶長8年1603年)の『慶長日件録7月16日に「山々灯を焼く」と記されているものであるその後江戸時代発刊され各種の都案内本の類ではほとんどで送り火への言及見られたが、何故か地図への反映は遅れ、駒敏郎によれば1709年(宝永6年)の「京絵図」が最も古い。 足利義政説、延徳元年1489年)、足利義政が病によってその息子である足利義尚亡くした時に相国寺横川景三らによってなされたというもの。『山城名跡志』など。大文字山慈照寺であったことを示す資料があるといった意味で有力視されている。 空海弘法大師)説。平安初期弘仁年間悪病流行したとき、弘法大師山頂ゴマ行法行ったというもの。また『都名所図会』、『花洛名勝図会』では、浄土寺炎上した時に本尊である阿弥陀仏がこの峰に飛び去り光明放ったものを、弘法大師大文字改めた、と記されている。その他に空海はいくつ見られるものの、弘仁年間より近世に至るまで大文字について触れられている文献無くこの様な古い時代ら行われていたとも考えにくいといった意味で、真実性については疑問が残る。ただし前述のように、火床中心部弘法大師祀られていることも事実である。 近衛信尹説。中川喜雲1662年案内者によれば、「大文字は三藐院殿筆画にてきり石をたてたりといふ。」。先述慶長日件録』が1603年近衛信尹没年1614年時代が近いことを考慮する有力な説であるという。 また『新撰京都名所図会』では、如意ヶ嶽大文字山)が送り火の山として選ばれ理由を、この山裾一帯埋葬地であった故に、それにふさわしかったではないかとしており、『京都市地名』ではそれに加えて、この山が洛中のどこからでも見ることができたからではないかともしている。 「大」の字の意味についてもやはり諸説あり、「大」の字を人の五体見立てたとの説もあれば、仏教法相学でいうところの四大」、すなわち地、、火、風が由来であるとも言われ、「大」の字が五芒星を表す、さらにはこの五芒星北辰、すなわち北斗七星または北極星なぞらえたのであるとの説もある。 火床の数は5位75法、すなわち75煩悩由来であるとする説があり、地元浄土院もこれを採用している。ただし古い文献によれば火床の数は(そして火床大きさも)まちまちであった。『雍州府志』では72または59余り、『京都坊目誌』では69床などがその一例である。 「大」の字の筆者についてもこれもまた諸説あり、前述近衛であれば1662年案内者によれば近衛信尹の、1658年洛陽名所集によれば青蓮院門主の、1684年『苑萄泥赴』または1711年山州名跡志』によれば相国寺横川和尚の筆などとされ、1684年の『雍州府志』でも謬伝多し紹介されている。また、大の字向きについては、相国寺または室町御所向いているという説、または、特に御所の池に映る様に向いている説や、一条通向いているという説などがある。ちなみに大の字丸太町通あたりより以南段々と見えがたくなり、三条通からは半分程度しか見えない一見Kの字に見えるため、かつては外国人観光客が「KYOTO頭文字だ」と勘違いするようなこともあったらしい。 この節全体についての参考文献は以下を参照

※この「送り火」の解説は、「如意ヶ嶽」の解説の一部です。
「送り火」を含む「如意ヶ嶽」の記事については、「如意ヶ嶽」の概要を参照ください。

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