フランシュシュ関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:59 UTC 版)
「ゾンビランドサガ」の記事における「フランシュシュ関係者」の解説
ここではフランシュシュのメンバーが生前関わっていた人物についても記載する。 巽 幸太郎(たつみ こうたろう) 声 - 宮野真守 演 - 瀬戸祐介 アイドルプロデューサーを名乗る謎の男性。存在が風前の灯火となっている佐賀県を救うべく、さくらたちをゾンビとして復活させ、アイドルとして活動させている。常にサングラスをかけ、スーツの上着をマントのように羽織っており、ロメロの餌兼ゾンビたちを落ち着かせるためのスルメをポケットチーフのようにベストの胸ポケットから覗かせている。さくらからは「幸太郎さん」、サキからは「グラサン」などと呼ばれる。 非常に破天荒かつ適当な人物で、ミーティングでは毎度のようにさくらたちに挑発的な態度で絡み、ときにサキや愛から反撃を食らっている。しかし裏では佐賀県内の宿泊施設や商工会に働きかける、企業にタイアップを呼びかけるなど、しっかりと営業活動を行なっている。ハリウッド直伝の特殊メイク技術(自称)を持ち、ライブなどの露出活動において、さくらたちがゾンビだとバレないようにメイクを施している。ボイスパーカッションでステージを盛り上げたりピアノで曲作りをするなど、音楽的な能力は極めて高い。反面、デザインセンスは残念なところがあり、自身がデザインしたTシャツやグッズ、Webサイトなどはさくらたちから酷評を受けている。『リベンジ』第1話で、純子や愛の危惧もお構いなしにEFSライブを挙行、フランシュシュが莫大な借金を背負うきっかけを作った。 一期最終話の回想シーンにて、実は高校時代のさくらの同級生であり、さくらからは「乾(いぬい)くん」と呼ばれていたことが明らかとなった。『リベンジ』第11話では、高校時代のさくらに密かに想いを寄せており、「アイドルになる」という彼女の生前の夢を叶えたいという思いが「ゾンビランドサガプロジェクト」立案理由の大きな部分を占めていることが示唆されている。 ロメロ 声 - 高戸靖広 11月1日生まれ、12月9日没。享年3歳。 体長:33cm / 体重:3kg 幸太郎が飼っているゾンビ化したトイプードル。スルメが好物で、食べる時に顔がえげつなくなる。夜は番犬として敷地内を徘徊し、時々たえと戯れる。実は徐福と共に明治頃からゾンビ犬として存在していたことが示唆されている。 好きな食べ物はアタリメで、嫌いな食べ物はドッグフード。 羽場 詩織(ばば しおり) 声 - 徳井青空 第7話から登場。愛がかつて所属していたトップアイドルグループ《アイアンフリル》の現リーダー。小学生の頃から伝説のセンターであった愛に憧れており、3号と愛を重ねている節がある。 第1期のアルピノライブ以降フランシュシュに注目しており、愛のポテンシャルの高さを見出し、佐賀県に埋もらせるには惜しいと考えていた。また、何より『水野愛』と瓜二つな3号を仲間に加えたいという想いを内に秘めており、『リベンジ』第3話、第4話におけるSAGAアリーナのライブ参加の折にヘッドハンティングを試みたが、袖にされる。 公演の前座を務めたフランシュシュのパフォーマンスを目の当たりにし、アイアンフリルにとって脅威となる存在であることを認識した上で、全国生放送のTVインタビューにてフランシュシュにライバル宣言をした。『リベンジ』第12話ではフランシュシュのチャリティーライブの情報を拡散したうえで、他のメンバーと共に駅前不動産スタジアムを訪れ、ライブをVIP席で鑑賞した。 ユイ 声 - 金子千紗 第7話から登場。《アイアンフリル》のメンバー。3号と愛を重ねている詩織に対し、似ているだけで全くの別人だと告げた。詩織が愛の引き抜きに執着するあまり、周りが見えなくなっていることを心配している。 豪 剛雄(ごう たけお) 声 - 小山剛志 第8話に初登場。リリィ(正雄)の実父。佐賀建設で働いている。リリィから「パピー」と呼ばれていた。妻を亡くしたあとは一人息子のリリィを溺愛していた。大のテレビ好きで、リリィが芸能界入りしてからはマネージャーを務めていたが、リリィの死後はテレビを捨て、家でも職場でもテレビを見ないようにしていた。フランシュシュのチェキ会でリリィそっくりな6号に対面したことで感情を抑えられなくなり暴走、危険人物扱いされてしまう。事情を知ったフランシュシュに招かれたライブで、父への想いを歌う6号の姿に心を打たれ、トラウマを克服する。 『リベンジ』第5話でリリィが出演した全国ネットのTVオーディション佐賀予選番組を仕事場で観ている姿が映される他、様々なライブを観に来ている。 『リベンジ』第12話では会社の同僚と共に駅前スタジアムの復旧作業に励んだのちライブを観戦した他、洋館の新築作業に取り掛かっていた。 天吹 麗子(あまぶき れいこ) 声 - 松下こみな 第9話から登場。サキが生前所属していた暴走族レディースチーム《怒羅美》の仲間であり、初代総長。旧姓霧島。サキの親友でもあり、よくつるんで行動していた。両親が離婚し普通とは呼べない青春時代を過ごしていたため、「普通の家族」に憧れていた。現在では多忙な夫を持ちながらも幸せな家庭を築いており、グレて怒羅美に入った娘の万梨阿の身を案じている。万梨阿が鏡山でチキンレースをする事を知ると、車庫に隠してあったレディース時代のバイクで駆け付けた。万梨阿の代わりに飛び入りでチキンレースに参加し、崖下へ特攻するも生きて(?)帰ってきたサキを殴りつけ「死んだらどうする」と説教した。その後、娘と一緒に彼女のライブにも足を運んでいる。 『リベンジ』第2話で、サキの中学時代の回想にて、サキと出会った時の様子が描かれている。 天吹 万梨阿(あまぶき まりあ) 声 - 古賀葵 第9話から登場。麗子の一人娘。母の旧姓を名乗って霧島万梨阿として暴走族《怒羅美》の8代目総長としてチームを率いているが、メンバーは右川(声 - 本泉莉奈)と左山(声 - 和氣あず未)の合わせて3人のみ。かつての怒羅美初代総長の面影がないほどに丸くなった母への不満からグレてしまい、同じレディースチームである《殺女(ころすけ)》と対立する。 殺女からの果たし状を受けチキンレースで決着を付けようとするも、「一日特攻隊長」として駆けつけたサキの説教と、ブレーキをかけずに特攻したサキの根性、そしてサキに説教する母の姿と、母を説得させるほどの根性を見せろというサキの言葉を聞き、考えを改めた。「自分の伝説を見せてやる」とサキの招待を受けてライブに足を運び、観客を湧かせているサキの姿に感銘を受けた。 『リベンジ』第6話にて再登場。前述のチキンレースによって爆発炎上してしまった麗子のバイク代を稼ぐため、スーパーでアルバイトに励んでいる。またサキのパフォーマンスを見て、突っ張るところは一つではないことに気づかされ、《ダンスチーム怒羅美》と改名し新たなスタートを切った。 人前では麗子を「お袋」と呼ぶが、時折、「ママ」と口走ってしまうことがある。 バーのマスター / 徐福 声 - 大塚芳忠 第11話から登場。「BAR New Jofuku」のマスターで、髭面の壮年の男性。 幸太郎とは旧知の仲。わざとなのか天然なのか、よくフランシュシュのユニット名を言い間違える。葉隠などへの造詣も深く、第11話での幸太郎との会話から、長い時を生きていることやゆうぎりと何らかの関係があることが示唆されている。『リベンジ』第1話でも登場し、酒浸りで失意の底にいた幸太郎を突き放す形で諭して立ち直らせた。佐賀事変にて、正体が佐賀そのものであることが示唆されており、明治時代に佐賀県が長崎県に統合されていた際には床に伏せていた。7年前の佐賀の乱で父親を失った喜一を保護、喜一に佐賀を救う使命を課し、喜一が佐賀復権運動に邁進する姿を見守っていた。 『リベンジ』第10話では数千年前より『佐賀の呪い』と戦っていた事が明かされ、さらに占いにより「令和の初めに佐賀に未曾有の危機が訪れる」と予言している。 楪 舞々(ゆずりは まいまい) 声 - 花澤香菜 『リベンジ』第7話他登場。佐賀南高校の現役女子高生で、フランシュシュの熱狂的なファン。推しは1号。かなりのマイペースで天然。運動神経はかなり悪い。大のフローズンタピオカ好きで巨乳の持ち主。 趣味の銭湯巡りで銭湯を訪れた際、間違えて男湯に入り、先に入浴していた幸太郎が落とした石鹸で足を滑らせ、頭を打ち意識を失う。死亡したと早とちりした幸太郎が洋館に連れ帰ってしまった結果、フランシュシュがゾンビであることがバレてしまう。意識を取り戻した直後、「口外しないので、フランシュシュへの加入を認めてほしい」と訴え、幸太郎に「フランシュシュ7号」としての加入を認められる。 以前は自分が生きる佐賀が全国的に知名度がないことに絶望していたが、フランシュシュのライブを見て感銘を受け、「自分もそんな風になりたい、佐賀でそうやって生きていたい」と感じるようになった。 自身の高校の学園祭ライブでデビューが決まるが、本番前日にさくらから「死んでも何度も立ち上がり、夢を追うことが自分たちが生きるということ」と聞かされたことで、「メンバーのように輝くには、まず、この佐賀で生き抜くこと」と考えるようになり、デビューと同時にフランシュシュからの卒業を発表する。1日限りのステージを終えたのち、さくら達がゾンビだという事を秘密にすると約束してチームを去った。 『リベンジ』第12話では藤子(声 - 田村ゆかり)や駒子(声 - 堀江由衣)と共に避難所生活を送っていたが、ラジオから流れるフランシュシュからのメッセージに即反応。熱心に耳を傾ける。
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