ドッジ-ボールとは? わかりやすく解説

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ドッジ‐ボール【dodge ball】

読み方:どっじぼーる

dodgeは身をかわす意》二組み分かれてコート内でボール投げ合いボールをより多く相手当てた方を勝ちとするゲームドッチボールデッドボール避球

ドッジ‐ボールの画像
撮影Joey Gannon https://goo.gl/lhA665

ドッジボール

作者村上健司

収載図書幽霊学級―しんみみぶくろ 5
出版社メディアファクトリー
刊行年月2008.7
シリーズ名幽ブックス


ドッジボール

特徴

ボールひとつあれば、いつでも、どこでも、だれとでもできる。これがドッジボールの魅力であり最大特長です。このスポーツ現代の子どもたちの間で人気急上昇中なのは、5分間という短い時間の中で「真剣勝負」を体験できるからではないでしょうか基本となる動き個々運動能力が高まること以上に、みんな一緒になってそれぞれの力を精一杯出して戦うこと。その結果勝利喜びをともに分かちあえることが子どもたちにとって新鮮であり人気の理由だと思うのです。

ドッジボールのルールは、子どもたち積極性引き出すことを考慮して作られています。運動があまり得意でないでも、ヒーローになる事がこのスポーツでは多々あります大会で観客席父母方々熱く応援する姿をよく目にします。ドッジボールは勝利至上主義競技ではなくみんなで楽しむことを前提としたスポーツマインドを持つスポーツいえます


ルーツ

ドッジボールの発祥イギリスと言われていますが、その原形19001940年頃アメリカあります当時は『デッドボール』と呼ばれ円形コート攻撃組と防御組とに分かれて攻撃組が防御組にボール当て、「デッド」とするゲームだったようです当時防御組にキャッチ認められず、飛んでくるボールから身をかわすだけでした

日本には明治42年に、可児徳氏、坪井玄道氏により『円形デッドボール』という名前で紹介されました。大正6年東京女子高等師範学校永井道明教授により、初め四角コート紹介されました。この段階でも内野のボールキャッチは認められていませんでした大正15年欧米留学から帰国した東京師範学校大谷武一教授によりドッジボール(ドッジDODGEとは身をかわす意味)と改名されました。また、遊戯方法もより積極的にするため内野ボールキャッチすることを認めキャッチした者は除外されないルール採用されました。以後さまざまな形式のドッジボールが考案され全国各地ローカルルール生まれ、子どもから大人まで幅広く親しまれるようになりました。現在、日本国内のドッジボール愛好者数はおよそ6万人日本ドッジボール協会登録チーム数より推定)で、中国韓国、台湾との海外交流さかんに行なわれています。


コート

ドッジボールのゲームは、1ゲーム3セットマッチ(1セット5分間)で行ないます勝敗内野選手全員アウトになるか、時間終了後内野残った人数決まります


ルール(抜粋)

1. 1チーム12名以上20以内です
2. 試合12名対12名で行ないます
3. 外野(もとがいや)は1名以上11名以下でチーム自由に選べます
4. 外野相手内野選手アウトにしなければ自分内野戻れません。
ただし、作戦戻らないプレー続けることもできます
5. 試合ジャンプボール始まりますジャンパーへの内野からの第1投の攻撃禁止です
6. 相手ノーバウンドボールを捕れなかったり、当てられ場合アウトなります
7. 顔や頭にボール当たった場合セーフです
8. 試合中コート内外野)の外にボール出たとき、ボールデットとなります
9. ボールデットになったとき、そのボール
最後にさわったのが内野選手場合相手内野ボールなります
最後にさわったのが外野選手場合自分外野ボールなりますワンタッチ
10. ワンタッチなどで外野の外でボール取りプレー再開するときは、一度外野中に入りボールを頭の上にあげ、主審の笛でプレー再開します
11. パス連続4回まで。5回目には攻撃しなければなりません
12. ボ-ル取ってから、5秒以内パスアタックをしなければなりません

備考

日本ドッジボール協会設立理念
 ドッジボールは、古くから親しまれてきた遊びです。そのドッジボールを魅力あふれるスポーツとして、全国の子どもたちが統一ルール交流できるようにしたいという関係者の熱い思いがあって1991年日本ドッジボール協会設立されました。

設立理念には
  1. 国民体力向上及び健全な身体精神育成
  2. 全国統一ルールの設定による地域交流
  3. 正式なスポーツとして振興し大会充実によるドッジボールの普及
  4. ドッジボールを通じて幅広い国際交流
などを掲げ、この理念のもと日本レクリエーション協会加盟競技として、またレクリエーションとしてのドッジボール大会実施してます。

 統一ルールは「自主性自分考え積極的に行動する」「自己責任自分行為最後まで責任をもつ」「向上心=常に前向きな姿勢」をにしています。次世代を担う子どもたちは、このことを意識してドッジボールに関わってほしいと願ってます。

日本ドッジボール協会活動内容
 設立以来子どもたち身体精神調和とその発達願いルール統一による普及活動各種大会充実、さらにスポーツとしてのドッジボールの振興目指しています。各都道府県下部組織設け、ドッジボールの楽しさ理解していただく努力をしています。現在、夏、春に全国大会(小学校3~6年生対象)を開催する一方で企業内の大会地域大会にも積極的に協力し統一ルール普及図り多くの人が気軽に参加できる生涯スポーツ一翼としての普及育成努めてます。



ドッジボール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/19 05:56 UTC 版)

ドッジボール(dodgeball)は、子供の顔くらいの大きさのボール(多くはバレーボールなど)を使い、相手の頭部以外の身体にボールを当てるスポーツまたはゲーム。多くは2つのチームに分かれて大人数で行う。漢字では避球と表記する。主に小学校などで多く行われている。日本ドッジボール協会(JDBA)が設立されるまでは、スポーツというよりも、遊びの一つとして存在していた。そのため、様々なルールが各地の子供たち独特の感覚で決められ、近所の小学校であっても微妙な違いがあるなどした。


  1. ^ a b 小久保 2016, p. 29.
  2. ^ 坪井・可兒 1909, pp. 60–64.
  3. ^ 坪井・可兒 1909, p. 60.
  4. ^ 坪井・可兒 1909, pp. 60–62.
  5. ^ 坪井・可兒 1909, pp. 62–63.
  6. ^ 坪井・可兒 1909, p. 63.
  7. ^ 坪井・可兒 1909, pp. 63–64.
  8. ^ 可兒・矢島 1913, pp. 389–390.
  9. ^ a b 小久保 2016, p. 32.
  10. ^ 小久保 2016, pp. 32–33.
  11. ^ 小久保 2016, p. 29, 32.
  12. ^ 小久保 2016, p. 38.
  13. ^ 東京府體育研究會 編 1925, pp. 16–24.
  14. ^ a b 小久保 2016, p. 36.
  15. ^ 小久保 2016, pp. 36–37.
  16. ^ 小久保 2016, p. 39.
  17. ^ a b 佐々木 1943, p. 130.
  18. ^ 佐々木 1943, pp. 130–134.
  19. ^ 林健太 (2015年6月4日). “学校でドッジボールは禁止すべき?コラムニストの提言に賛否”. ねとらぼ. 2019年11月25日閲覧。
  20. ^ 小学校の遠足で「おやつ離れ」 なぜそうなったのか?”. 週刊ポスト2019年4月12日号. NEWSポストセブン (2019年4月3日). 2019年6月19日閲覧。
  21. ^ “ドッジボール廃止論”が話題「非人間的、人間に害」”. ナリナリドットコム (2019年6月10日). 2019年11月25日閲覧。
  22. ^ 可兒・石橋・寺岡 1919, p. 381.



ドッジボール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/13 04:47 UTC 版)

しゅごキャラ! あむのにじいろキャラチェンジ」の記事における「ドッジボール」の解説

3列のレーン上を行き来する「×きゃら」が記された的を目掛けてボール投げ一定時間以内合計得点競うゲーム

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ドッジボール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 00:22 UTC 版)

スポーツ漫画」の記事における「ドッジボール」の解説

ドッジボールを扱ったもの。 がんばれ!ドッジファイターズ村上としや・斉藤むねおドドドドドッジ!勝見直人はずんでキャッチ富所和子炎の闘球児 ドッジ弾平こしたてつひろドッジファイター一撃!

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ドッジボール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 01:56 UTC 版)

MARIO SPORTS MIX」の記事における「ドッジボール」の解説

体力となっており、当てられる毎に減っていく体力が0になるとアウトとなる。外野固定キャラクターとして赤ヨッシー及び青ヨッシーチームに入る。スペシャルアタックボムへい除き一度複数の人がボール当たった場合最後に当たった人だけが当たったものとみなされるコインをとると、ボール威力アップする

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ドッジボール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 00:31 UTC 版)

DECA SPORTA」の記事における「ドッジボール」の解説

1-2人で、ヌンチャク必須デカスポルタ別ルールとして5対5(内野4人・外1人)で戦うドッジボール。相手内野選手全員アウトにし、すべて外野移動させることで1セット獲得となる。 試合ジャンプボール開始されるボール回り表示される2つリング重なった瞬間正確にWiiリモコンを振ることで自分側のボールとなる。 移動コントロールスティックで行う。ボール持っているときはWiiリモコンを振るボール投げ(振る速さボール速さが決まる)、Aボタン(B、Zボタンも可)でパスを行う。 ボール持っていないときはWiiリモコン振ってよけるか、B、Zボタン両方同時に押してキャッチすることができる。キャッチタイミング良いと「スーパーキャッチ」となり、その後キャッチ難しい「パワーボール」を投げることが可能。ちなみに、「パワーボール」はスーパーキャッチできない。 「オープンマッチ」では、「セット1・3・5)」や「サドンデスあり・なし)」を設定でき、「サドンデス」をありにすると引き分け時間切れ内野同数)の時に延長戦先にボール当てた方が勝ち)に突入する。また「チャレンジ」では、飛んでくるボール正方形コート内で避け一度当たるまでに何秒経過したかを競うキャッチすることはできない)。

※この「ドッジボール」の解説は、「DECA SPORTA」の解説の一部です。
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ドッジボール

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 00:16 UTC 版)

名詞

ドッジボール表記のゆれ:ドッヂボール

  1. 球技のひとつ。一般的には、2チーム分かれ、敵にボール当て、そのボール地面につくと自陣から出、片方の陣から全員が出るか、一定の時間自陣残った人数勝敗決めるもの。

語源

翻訳




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