デザスター
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「出撃!マシンロボレスキュー」の記事における「デザスター」の解説
実験施設ヘルアイランドから、人工的に人知れずあらゆる災害を撒き散らす組織。ガラゴロを主力とし、マシンロボの救助を妨害、破壊もしくは捕獲しようとする。その目的は全人類の支配だったが、ジェイが離反したことにより「人間はカイザーGの役には立たない」と判断。人類殲滅に変更する。なお(壊滅後の第51 - 53話を除き)第7・14・18話などのように、全く登場しない回もある。 カイザーG 声 - 中田和宏 災害をわざと起こし、MRRを妨害するデザスターの首領。その正体はブラッドの友人Dr.カイザーが独自に生み出した人工重力装置内蔵の自立思考型マシンAIで、自らの人格を基本とした。起動時にすべての元凶が人間にあると極論付け研究所を破壊したまま浮上、そのまま資材や機械パーツを長年に渡って付け足しながらロボット化した。最終決戦の際に小惑星タルタロスの観測所やレーダーサイトを破壊し、人工重力装置を用いて小笠原諸島の要島で火山噴火を発生させた。さらにジェットとVステルスの攻撃を起動エネルギーとして起動し、巨大なドーム状の下半身を持った怪獣のような完全体へと変形。タルタロスを吸い寄せ地球に落とそうとした。MRシリーズ全員の行動パターンを記憶し、それに対応した攻撃を見せる。だが、内部の防衛機構はMRRメンバーが攻略するくらい脆弱だった。激闘の末太陽らが体内に設置した発破装置でダメージを負い、海中へ落下。パラボラ自体も破壊された後に背後から太陽の乗るハイパーシャトルを捕らえるも、コマンダーロボVのデュアルトルネードを喰らい彼らを放し、最期は拳の殴打によってタルタロスに叩きつけられ完全粉砕された。太陽いわく「プロトタイプマシンロボ」。 全高62.0m、全幅(アンテナ部含む)86.0m、重量1.190t 装備:口内部チェーンソー、招雷装置、ワイヤークロー、口部火炎、口部ブリザード、人工重力装置 技:重力攻撃 ハザード大佐 声 - 野島健児 28話の冒頭で突如として現れたデザスター最高幹部。ジェイがデザスターを離反してからは、彼が指揮を執って複数の災害を引き起こし、複製MR「BLマシンロボ」3体を生み出す。自称「犯罪のアーティスト」。赤と緑の奇抜な頭髪と、敬礼しながら「シュタッ!」と叫ぶのが特徴。しゃべり方にかなり特徴があり、基本的に周囲に不気味で不快な笑い声を発する冷酷非情な「悪人」だが、かなりノリが良くて間の抜けた所も多く、どこか憎めないところもある。日常的な言動でたまに妙なことを言ってMRR隊員からツッコミを受け、大佐の所を少佐、中佐、大将や経理課長、図書委員、給食当番などに言い換えられ、ボンにまで軍曹と言い間違われている。BLマシンロボをバトル合体させるためのBlack・K-BOYを持ち、戦闘時は鞭による格闘を行う。その正体はカイザーGに作り出されたアンドロイド。最終決戦時にジェイの攻撃を頭部に食らい首が後ろ向きになって行動不能となり、崩れる崖と共に溶岩に落ちたものの、メカの部分がむき出しになりながら首の向きを直し崖を這い上がった。MRRにはカイザーGは止められないと告げるも力尽きて崖から滑り落ち、果てたかと推測されたが、電子ノベライズ版で復活。復讐を模索しようとする。 ステルスロボ 声 - 細井治 デザスター側のMR。ステルス戦闘機に変形。ステルス機能で姿を消し、ジャミング能力で情報操作も可能。その実態は「MRプロジェクト」によって軍用として試作開発された機体だったが、起動実験での強力な性能が原因で封印破棄されていたが、デザスターの手で再起動した。タンクロボと呼称する4体のサポーターロボ群と合体し「ハイパーステルスロボ」にバトル合体。その時には「ブラスト・オフ」と叫ぶ。当初は戦いを楽しみとしており、「自分が最強のMRだ」と自負していた。その反面ジェイには友情のようなものを感じており、同じ飛行能力を持つジェットをライバル視し、刺し違えてでも倒そうとした。ランドマークタワーでの戦闘で小破するが、MRRに救われ生まれ変わる。出撃は5話からだが、光学迷彩を使用した状態で2話から出ていた。 形式番号MR-X00L 全長8.9m、重量12.5t マシンモード:ステルス戦闘機 全長7.4m、全幅6.4m、全高2.4m 装備:バレットライフル、誘導弾 技:シューティングバレット、バーストテンペスト タンクロボ ステルスロボ同様、廃棄物処理場、南太平洋の火山島、南極、海底にそれぞれ破棄されていた4体の地上制圧型戦闘用サポーターロボ群。3万m上空からでも出現する。両腕にミサイル、脚部にスパイクユニットを装備。劇中モードチェンジを全く行わなかった。ハイパーステルスロボがランドマークタワーを支えている時に4体すべてが破壊された。 形式番号MR-X00S 全高6.5m、重量8.8t マシンモード:ミサイルタンク 全長4.7m、全幅4.0m、全高2.8m 装備:スパイクミサイル、大型ミサイルハイパーステルスロボ ステルスロボとタンクロボ3、2、5、4号機の順でバトル合体した姿。宇宙用エンジンを搭載した戦闘用から地上のみならずあらゆるフィールドで戦う事が可能で、雷の力さえもパワーに変換する。BLハイパードリルとの戦いでダメージを負いながら、溶岩流でも溶けずに残っていた。 形式番号MR-X00 全高13.3m、重量47.7t 装備:ツインバレットライフル 技:シューティングバレット、バーストテンペスト、ZONE アタック10、ガード6、テクニック8、パワー10、スピード6 ガラゴロ 声 - 矢部雅史、石川ひろあき、渡辺武彦 デザスターの尖兵となる人型ロボット。移動時には砲丸形態になって高速移動する。右腕に武装するバリエーションが豊富。感情豊かで、快楽主義者が多いが愚痴を言う者もまた多く、登場順に兄弟とされている。BLシリーズの参入で離反しようとする者が現れ始め、最終決戦時には頭脳に問題があると判断された者は質量弾として玉砕されるはめになる。ほとんどが破壊されたが何体かはMRRに回収され、火消し部隊に再就職した。人間サイズの「マメゴロ」も存在する。 全高12.0m 重量30.0t(ベーシック)※武器装備タイプが多数存在するため。 技:ガラゴロスピン、ガラゴロダブルスピン マメゴロ ミニサイズのガラゴロ。右腕がバルカンタイプのガラゴロを小型化したものである。ヘルアイランド内の警備などに当たる。 F 声 - 高戸靖広 47話に登場する、ジェイの養育用マメゴロ。「ジェイを立派に育てること」を喜びとする。女性的な口調で話し、メイドのような格好をしている。彼の教育係だったため、格闘能力は高い。ジェイと誠をヘルアイランドから逃すために自爆。その内蔵チップの一部は誠を通じて回収され、形見としてジェイがVステルス内部に持ち続けることになる。 ビバット 球体型ガラゴロに蝙蝠の羽を付けた偵察型ロボット。MRRの活動や監視、実働データなどを記録する。群れでは小学生も持ち上げる推力を持ち、羽は鋭い刃になりケーブルをも切断する。 キャットフィッシュ ハザードが作り出した鯰型人工地震装置。南米ボラーレ共和国を被災させた。門柱部に三連装ミサイルランチャーを備える。マシンコマンダーロボによってたたき落とされたBLファイヤーと激突、大破する。 妨害電波発生装置 ハザードが最高傑作と称する映像や音波を遮断するメカ。南米のジャングルで使用したが一定範囲内でしか機能しないため、その効果が薄い。それでもK-BOYの通信を断っている。 Dr.カイザー 声 速水奨 水道橋の弟子の一人でブラッドの友人。MR開発にも関わっていた人工重力装置の権威だったが、度が過ぎる潔癖な性格により、研究のために行われた軍用兵器開発に失望し、独学で高度マシンAI『カイザーG』を制作。起動実験まで漕ぎつけるが、自身の傲岸不遜な記憶まで移植したことで、カイザーGの起こした都市を消滅させるほどの大規模爆発に巻き込まれ、最初の犠牲者となる。
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