グッドサンダー側
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「戦国魔神ゴーショーグン」の記事における「グッドサンダー側」の解説
真田 ケン太(さなだ ケンた) 声 - 松岡洋子 この物語の主人公でありキーキャラクター。戦闘中に故障し、そのまま放置されたトライスリーを危険を承知で修理に向ったり、ドクーガの秘密工場に捕らえられたことを利用して兵器データを改ざんするなど、正義感と行動力をもつ少年でもある。しかし初期の頃は子ども嫌いのキリーに対して暴言を放ったり、自分が扱いやすくするために無断でキングアローのコックピットを改造するなど、多少気のきかない印象があった。 機械と心を通わせる能力を持ち、この世のメカに悪いものはいないと信じている。それが災いして、ドクーガのメカを攻撃できないというトラウマに一時期陥ってしまったことがあった。しかしそれが悪用されているメカを救うきっかけとなった。 物語の終盤、ビムラーが第3段階に移行したとき、ケン太の能力が全宇宙の意思=ソウルによって送られたビムラーの影響で起きたことが判明する。その直後からケン太はコンピューターファザー内でありとあらゆる知識を学び、地球上の様々な意思との会話もできるようになった。最終回、ビムラーが第4段階に入ったとき、ビムラーを体内に取り込み、ビムラーに選ばれた生命体である地球のソウルとなった。そして地球の代表としてゴーショーグンに搭乗し、自然と話せる人たちを連れて旅立っていった。身長135cm、体重33kg、乙女座のO型で10歳(第1話時点)。 北条 真吾(ほうじょう しんご) 声 - 鈴置洋孝 戦闘機キングアローとゴーショーグンのメインパイロットを務めるチームリーダーにしてこの物語のもう一人の主人公。真面目だが、すぐに熱くなる熱血漢でもある。かつてドクーガ配下の組織ニューネロスが起こした爆弾テロで婚約者リリー・レーンを失っており、ドクーガに復讐を誓っている。 風呂場で浪花節を歌うのが趣味だが、かなりの音痴。戦いが終わった直後は周囲の期待がプレッシャーとなってアルコール依存症になり、定職に就く事もままならない状態だった。その後、風呂場で転んで足を複雑骨折する。 身長180cm、体重70kg、天秤座のA型で21歳。幼い頃に両親を亡くし、国連軍の諜報部員養成学校で育てられた過去を持つ。日本人であり、容姿もレミーやキリーが金髪碧眼なのに対し黒目黒髪で、古い時代の日本男児の典型像を引きずっている面がある。真面目で堅い性格故、ゴーショーグンパイロット3名の間や敵3幹部との掛け合いに参加はするものの、ツッコミ的発言が多く、自分から進んでキャラを崩すことは少なかった。 『その後の戦国魔神ゴーショーグン』以降の小説版や、OVA『戦国魔神ゴーショーグン 時の異邦人(エトランゼ)』では得意武器がスライドアクション式散弾銃と設定された。 キリー・ギャグレー 声 - 田中秀幸 戦闘機ジャックナイトのパイロットで、真吾とはいい意味でのライバル。どこまで本気かはともかく、時折レミーに言い寄る描写が見られる。他の二人がそれぞれのロボットのメインパイロットを担当しているのに自分は何もなし、とつぶやいていたこともある。以前は「ブロンクスの狼」と呼ばれた札付きの悪漢で、仲間の罪をかぶって懲役200年の刑を科せられていたが、刑務所から脱走してグッドサンダーに転がり込んだ。愛用武器はジャックナイフ。銃器に関してのこだわりはないらしく、サブマシンガンやレイガンなどを臨機応変に使用。 「俺には何も無かった」で始まる自叙伝、ブロンクスの狼を書いていたが、作中ではほとんど筆が進まなかったようである。戦いが終わった頃にこの自叙伝を完成させるがさっぱり売れず(自筆サイン本のみ売れた。他の作家に請われて、無償で許可を出して作成されたものはそれなりに売れたことが『その後の戦国魔神ゴーショーグン』で書かれている。)、ブロンクスの街でホットウルフ(要は「ホットドッグ」だが、自分は犬ではなく狼だとして商品に「ホットウルフ」と名付けているし、フレンチマスタードではなくワサビ、トウガラシなど各種辛いものを混ぜたオリジナルマスタードを使用。『その後』では1度食べたレミーはその後「カラシ抜き」で注文するようになる)スタンドを経営して糊口を凌ぐ羽目になる。ちなみに、昔観た化け猫映画がトラウマで猫が苦手。名前設定の由来は「霧隠才蔵」からで、後に小説『番外篇 幕末豪将軍』ではそのことがネタとなっている。身長180cm、体重82kg、獅子座のAB型、年齢は不詳。なお自叙伝は後の「時の異邦人」でも執筆しており、そのときには「ブロンクスの狼第1巻・改訂10版」となっていた。次回予告のナレーションの別れ際の決まり文句は「ふふん、また会おうぜ!」。 レミー島田(レミー しまだ) 声 - 小山茉美、高田由美(少女時代) 戦闘機クイーンローズのパイロットで、チームの紅一点。戦闘機がトライスリーに合体した時はメインパイロットを務めた。名前の由来は、脚本担当の首藤剛志が好きなブランデーの銘柄「レミーマルタン」、および放送当時国際的に話題となっていた女優・島田陽子から。小説『戦国魔神ゴーショーグン 時の異邦人』などでは、娼婦であった母親がフランスに出張に来ていた日本人商社マンと恋に落ちて産まれたのがレミーとされる。商社マンは本気ではなかったのか日本に戻り、その時に残されていた酒のレミーマルタンから名付けられたとされ、レミー本人は「安易だけど、同じ酒ならカミュ島田よりはまし」くらいの認識である。 グッドサンダーに来る前は腕利きの諜報員だったが、とある任務で失敗してしまい、自殺を図ろうとしたところをサバラスにスカウトされた。 明るく気さくな性格だが男運は最悪で、ドクーガ三幹部のブンドルを筆頭に変な男にばかり言い寄られた。料理は不得意で、作るものはいつも黒焦げになる。戦いが終わった後は野生動物保護官の仕事に就いた。身長168cm、体重51kg、スリーサイズはB85-W56-H86。水瓶座のB型だが、正確な年齢は不詳。同じB型のブンドルとは奇異な縁にあるが、まだ明確な関係は確立されていない。企画当初は終盤で犠牲となり、それによってケン太が成長するという展開が予定されていた。別れ際の決まり文句は「シー・ユー・アゲイン!」で、次回予告のナレーションにおいても彼女はこの言葉で締めくくるのが恒例であった。 『その後の戦国魔神ゴーショーグン』以降の小説版、『戦国魔神ゴーショーグン 時の異邦人(エトランゼ)』ではレミーの視点から物語が語られている。得意武器は44マグナムリボルバーに設定された。 OVA(オバ) 声 - 間嶋里美 オレンジ色をした非二足歩行型履帯式ロボット。身長150cm、体重125kg、年齢は作られてから3年目。手先はマジックハンド、頭部はレドーム状で顔は無い。身体を変形させて飛行する能力がある。 ケン太の教育用ロボであり、母親代わりでもある。ケン太からは、よく「オバさん」とさん付けで呼ばれてからかわれている。教育ロボであるため、自分の存在理由について悩むことがあった。あらゆる学問を身に着けているが、特に歴史に興味を示している様子(その理由は、自分が生まれてそれほど時間が経っていないため)。非戦闘用ロボットでありながらドクーガのスナイパーを押し潰すほどのパワーを持ち、コロッケだけだが料理も作れる。戦いが終わった後はロボット初の保育園園長になった。 小説『その後の戦国魔神ゴーショーグン』では、保育園園長が名誉職のようなものであることに不満を抱いており、ケン太の招聘に応じて宇宙へと旅立つ。その際にケン太以外の地球のソウルとなる子供たちと一緒だったが、無菌室で暮らす必要のある子供であっても簡単に全身に強力な滅菌措置が行えるメカの身体を誇りにしていた。 ケン太のいる星へ辿り着いた後、続編の小説には登場しない。 サバラス 声 - 小林修 グッドサンダーチームのリーダーで、真田博士の友人。真吾たち3人をスカウトした張本人でもある。真田博士の片腕としてビムラーの研究に参加していたが、そのすべてを知っているわけではなかった。常に冷静で使命を優先するので冷徹な人物と思われがちだが、存外情に厚いところもあり、また真吾たちの軽いノリに適度に合わせたり、OVAが作りすぎたコロッケからいち早く逃げ出すなど人間臭い一面も持ちあわせている。 禿頭でネオネロス皇帝と同じ外見をしている。元はネオネロス皇帝によって地球のソウルとなるべく作られた人間であり、自我に目覚めてドクーガから離反した。最終決戦後はグッドサンダーとともに姿を消した。身長185cm、体重125kg、それ以外はすべて不明。名前の由来はアメリカの俳優テリー・サバラスから。 『その後の戦国魔神ゴーショーグン』ではグッドサンダーチームとドクーガ三幹部を集め、グッドサンダーでケン太が目的とする星へと旅立ち、OVAやケルーナと共にその星に残留することとなる。 真田(さなだ)博士 声 - 寺島幹夫 フルネームは不明。ケン太の父親。ツングスカに落下したビムラーを発見し、来るべき時に備えグッドサンダーとゴーショーグンを密かに建造した。ビムラー論発表後、日本に帰国する途中にドクーガへの参加を強制されそうになり、自ら死を選ぶ。しかし彼はそれを見越しており、自分にもしもの事が起きたときに備えてサバラスにすべてを託していた。 コンピューターファザー 声 - 藤本譲 グッドサンダーのメインコンピューター。かなりの高性能で自らビムラーの研究を行うことが可能。非常時にはゴーショーグンを遠隔操縦し、サポートする。また、真田博士の人格がインプットされている。 実はビムラーが成長するエネルギーということを知っており、ビムラーが次の段階に入る時期が近づくとそれを実行するようにプログラムされていた。
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