グッドスタイン数列の定義とは? わかりやすく解説

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グッドスタイン数列の定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/25 13:57 UTC 版)

グッドスタインの定理」の記事における「グッドスタイン数列の定義」の解説

グッドスタイン数列定義するに当たり、まず「nを底とした遺伝的記法」を定義する。ある自然数をnを底とした遺伝的記法で表すためには、まずその数を a k n k + a k − 1 n k − 1 + ⋯ + a 0 {\displaystyle a_{k}n^{k}+a_{k-1}n^{k-1}+\cdots +a_{0}} (ただし、 a i {\displaystyle a_{i}} は0とn-1の間の値をとる整数)という形に書き換える次に、ここに現れる各項を独立したnの積で表す。たとえば a k n k {\displaystyle a_{k}n^{k}} は n k + n k + ⋯ + n k {\displaystyle n^{k}+n^{k}+\cdots +n^{k}} という形になる。そのあと今度全ての指数kをnを底とした遺伝的記法に書き換える。以下、再帰的繰り返して記述中に現れる全ての数字がnか0になるまで続ける。つまり指数でない全ての数字はnとなり、全ての指数(とその指数)はnまたは0になる( n 0 = 1 {\displaystyle n^{0}=1} である点に注意)。 例えば、35は2を底として普通に書くと 2 5 + 2 + 1 {\displaystyle 2^{5}+2+1} となるが、遺伝的記法で書くと 2 2 2 + 1 + 2 + 1 {\displaystyle 2^{2^{2}+1}+2+1} となる。 数字mのグッドスタイン数列をG(m)と書き次のように定義する数列初項はmとする。次項を得るには、mを2を底とした遺伝的記法で書いてから、現れる「2」を全て3に置換し結果から1を引く。これがG(m)の第2項である。G(m)の第3項を得るには、一つ前の項(の3を底とした遺伝的記法)の「3」を全て4に置換し結果からまた1を引く。以下、同様に繰り返し結果が0になった時が数列終わりである。

※この「グッドスタイン数列の定義」の解説は、「グッドスタインの定理」の解説の一部です。
「グッドスタイン数列の定義」を含む「グッドスタインの定理」の記事については、「グッドスタインの定理」の概要を参照ください。

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